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5年ぶり2度目の訪問。土曜18:10に店外5人(+子供3人+店内5人?)の列に後続して食べ始めは19:40頃。彼岸前にしては夜風が涼しく危うく風邪をひきかけたが、90分待ちの苛立ちも鼻のグシュグシュも帳消しになる、それくらい隔絶した水準の美味しさを堪能できた。清湯醤油系では、間違いなく私の生涯トップ5に入るだろう。まあ雰囲気に弱い私の場合、懐石料理店のような店構えや店主が和食出身という情報に騙された可能性もあるが。とにかくスープが飛び抜けて美味しい。石神本では「丸鶏・豚骨をベースにアジ煮干し・宗太節・干し海老など」となっているが、恐らく利尻昆布や干し椎茸も使っているだろう。香味野菜や鷹の爪も使っているかもしれない。やや強めに主張する醤油ダレからは味醂のような仄甘味も感じるし、スープ表面には鶏油らしき玉も浮いている。だが、どれも極く普通に使われる素材であり、何か特殊な贅沢食材が美味しさを支えている訳ではなさそうだ。様々な和の素材から丹念に引き出した出汁を濁りなく重ねる技術、タレや油、麺や具材との相互作用を見極めて纏め上げる味覚センスやバランス感覚が凄いのだと思う。日々の気温に合わせて油の濃度を調節して一期一会のスープに仕上げているとのリピーター情報もある。麺は中太平打ち、手もみでビロビロに縮れさせており、太さも一様でないなど、職人の手仕事を感じさせるもの。加水率高めでチュルチュル・プルプルした啜り心地、噛むとモクモク・クチュクチュした弾力と粘りが応える。強く細かい縮れがスープをよく拾うのでフラストレーションはないが、麺自体はスープを吸って伸びるタイプではなく、むしろスープの浸潤を拒むようなところがあって、口の中にグルテン化した麺の味わいがしっかり残る。この官能的な食感と、スープとの味のせめぎ合いが実に心地よくて、今更ながら「ラーメンっていいなあ」って気分にさせてくれる。具は、バラロールチャーシュー1枚、メンマ、ほうれん草、ナルト、海苔、葱、追加トッピングの味玉。いずれも標準以上の品だが、スープや麺ほど高品位さやこだわりを感じない。中華そば「らしさ」を上品に演出する道具立てとして控えめに添えられている印象。唯一、チャーシューの味付がやや抜け気味なのが気になった。92点(中華そば750円+味玉100円の評価)。スープ98点、麺88点、具78点くらいの感じだが、具にもっと凝って欲しいとは思わない。スープ>麺>具の優先順位は正しいし、このラーメンはこのままで良い気がする。なお、「季節のごはん」はフグとイカの刺身、きんぴらゴボウを盛り付けて、紫蘇とゴマなどを散らしたもの。大変美味しく戴けたし、ラーメンとの相性も良くてスープをかけてお茶漬け風にも楽しめたが、ちょっと贅沢な食材をテーマに和食料理人としての腕前を披露する余興的なものと思えたため、ラーメン評価からは除外した。
5年ぶり2度目の訪問。土曜18:10に店外5人(+子供3人+店内5人?)の列に後続して食べ始めは19:40頃。
彼岸前にしては夜風が涼しく危うく風邪をひきかけたが、90分待ちの苛立ちも鼻のグシュグシュも帳消しになる、
それくらい隔絶した水準の美味しさを堪能できた。清湯醤油系では、間違いなく私の生涯トップ5に入るだろう。
まあ雰囲気に弱い私の場合、懐石料理店のような店構えや店主が和食出身という情報に騙された可能性もあるが。
とにかくスープが飛び抜けて美味しい。石神本では「丸鶏・豚骨をベースにアジ煮干し・宗太節・干し海老など」
となっているが、恐らく利尻昆布や干し椎茸も使っているだろう。香味野菜や鷹の爪も使っているかもしれない。
やや強めに主張する醤油ダレからは味醂のような仄甘味も感じるし、スープ表面には鶏油らしき玉も浮いている。
だが、どれも極く普通に使われる素材であり、何か特殊な贅沢食材が美味しさを支えている訳ではなさそうだ。
様々な和の素材から丹念に引き出した出汁を濁りなく重ねる技術、タレや油、麺や具材との相互作用を見極めて
纏め上げる味覚センスやバランス感覚が凄いのだと思う。日々の気温に合わせて油の濃度を調節して一期一会の
スープに仕上げているとのリピーター情報もある。
麺は中太平打ち、手もみでビロビロに縮れさせており、太さも一様でないなど、職人の手仕事を感じさせるもの。
加水率高めでチュルチュル・プルプルした啜り心地、噛むとモクモク・クチュクチュした弾力と粘りが応える。
強く細かい縮れがスープをよく拾うのでフラストレーションはないが、麺自体はスープを吸って伸びるタイプで
はなく、むしろスープの浸潤を拒むようなところがあって、口の中にグルテン化した麺の味わいがしっかり残る。
この官能的な食感と、スープとの味のせめぎ合いが実に心地よくて、今更ながら「ラーメンっていいなあ」って
気分にさせてくれる。
具は、バラロールチャーシュー1枚、メンマ、ほうれん草、ナルト、海苔、葱、追加トッピングの味玉。
いずれも標準以上の品だが、スープや麺ほど高品位さやこだわりを感じない。中華そば「らしさ」を上品に演出
する道具立てとして控えめに添えられている印象。唯一、チャーシューの味付がやや抜け気味なのが気になった。
92点(中華そば750円+味玉100円の評価)。スープ98点、麺88点、具78点くらいの感じだが、具にもっと
凝って欲しいとは思わない。スープ>麺>具の優先順位は正しいし、このラーメンはこのままで良い気がする。
なお、「季節のごはん」はフグとイカの刺身、きんぴらゴボウを盛り付けて、紫蘇とゴマなどを散らしたもの。
大変美味しく戴けたし、ラーメンとの相性も良くてスープをかけてお茶漬け風にも楽しめたが、ちょっと贅沢な
食材をテーマに和食料理人としての腕前を披露する余興的なものと思えたため、ラーメン評価からは除外した。