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「らーめん(600円)」@丸直の写真前を通るたびに気になっていたが、ちょっと入りづらいオーラを感じ、なかなか入れなかったお店。意を決して突入です。
平日14:00入店。先客3、後客0。
ここは隣が救急病院なので、病院食堂的な位置づけも担っているのでしょうか。通院帰り、お見舞い帰り風な方々にも見えます。

店内は、テーブルが並ぶ食堂を想像していたのですが、巨大なコの字カウンターでした。その奥には、ホールと同じくらいの面積の大きな厨房が。
このお店、一応定食屋なのですが、店外、店内共にラーメンをプッシュするPOPがいっぱい。
三河屋製麺の4種類の麺を使い分け、ラーメンだけでなく、汁なし、油そば、つけ麺等手広くやっているようです。
また、スープも動物と魚介のWスープをウリにしているようですね。メニューにはウンチクがたっぷり。こりゃなかなか期待できるかも。

極太麺が選べるというマヨチーズそば、塩チーズそば等の汁なし系にかなり惹かれたのですが、まずは基本メニューを、と、口頭でラーメンを注文。
待つこと5分ほどで着丼です。

え?これがデフォのらーめんですか?
トッピング全部入りに見えるんですが。
そういえばメニューに「当店のラーメンは、デフォでも他店の全部入りに匹敵するお得なラーメンです」的なことが書いてあったっけ。
確かに、このデラックス感で600円はかなりお得感ありますね。

具は、茹でモヤシの山、その上に水菜、周りには茹でホウレンソウ、半熟卵、極太の材木メンマ3本、角煮風のゴロゴロ煮豚2個、炙った巻きチャー、海苔、そして焦がし葱。
あはは、こりゃ何でもアリですな。。。
また、別皿で出てくる小皿には、赤っぽいスパイスが載っています。メニューによると「山椒と主体とし、ゆず、えび粉等、10種類の品を調合した辛子魚粉」だそうです。

まずは茶色く濁ったスープを一口。
お、意外としっかり出汁とってますね。ボトムを支える豚骨+鶏ガラの上に、魚介の香りがふわり。
出汁はうまいのですが、カエシの押しが弱いかな。
また、焦がし葱の旨味がかなり強く出てますね。というか、後半のスープはほとんど焦がし葱に支配されちゃってました。

たっぷりの具の下から麺を引っ張りだし、一口。
中細の平打ち麺ですね。ムチッとした歯ごたえで、表面はゼラチン系。押しが弱いスープをきちんと上げてくれます。

あとは、豊富な具材から好きなものを選びつつ、麺と一緒に食べていきます。
モヤシは「プチ二郎?」と言わんばかりの山(低いですが)。水菜はさっぱりしていていいかも。
というか、モヤシと水菜の量がけっこうありますね。このあっさりスープにはちょっとヤサイが多く、味がボケてしまう印象。
角煮は箸で崩れる脂身ホロホロのおいしいもの。炙り巻きチャーは香ばしく、いいアクセントになるけど、ちょっとペラペラかな。
ホンレンソウが入ってるのは、家系みたいですね。ちょっと茹ですぎてデロデロ気味でした。
メンマはとにかく太い。しかもかなり歯ごたえがあるタイプ(一本はどうしても噛み切れなかった)。もうちょっと個性を弱めてもいいかも。

後半戦、小皿で提供される「辛子魚粉」をスープに投入。
おっ、柚子胡椒のような香りが広がり、サッパリ感が増しますね。
ということで、完食です。

感想としては、個々を見ると、どれもそこそこおいしいんです。ただ、全体のバランス感がイマイチな印象。
メニュー構成を見てもわかりますが、定食屋さんなのに麺に対する向上心が旺盛で、ラーメン業界のトレンドを意識し、追っている姿勢は評価できます。
でも、がんばりすぎなのかなぁ、全てが足し算で作られていて、結局焦点がボヤけてしまっているというか。
おいしいものは何でも入れちゃえ!というのは、もしかすると定食屋的発想なのかもしれません。
「定食屋のラーメン」としてはむちゃくちゃハイクオリティなんですが、いかんせん「センス」の問題でしょうか。。。

ただ、これだけのラーメンを600円で出すという姿勢は、本当に素晴らしいと思います。
今後の発展に期待。応援したいお店です。
定食含めメニューも豊富なことだし、また訪問したいと思います。

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