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「塩ラーメン + 味卵」@虎の食卓の写真 清々しい秋風が吹き抜ける土曜日(31日)、今日も今日とて休日出社。いつも土曜は職場にカンヅメ状態ですが、今日は外出できそうで、お昼は宿題店の神田「虎の食卓」へ。
 実はこの店には、一度土曜夜にフラれておりまして、本日確認したところ、土曜だけ営業時間が違うようです(店舗情報を修正)。そのまま足が遠のいておりましたが、その後なんとテレビでカミング・アウト、出演者に激賞され、行列嫌いの私には致命傷と思われました……「鬼金棒」の行列を横目に見つつ、「あそこも行列かな?」と心配しながら店をのぞくと、なんと先客1名のみ。神田と秋葉原の中間あたり、ヤッパこのロケーションはちょっとキビしめのようで。注文は「塩ラーメン」(700円)に「味卵」(100円)。料金は女性店員に先払いするシステムで、丼は約5分後に到着。
 おぉ、「塩」なのに深い琥珀色のスープ。まずは一口……うむ、こりゃ評価の分かれる味ですな。この店は池袋がんこの直営店、塩加減もいわゆる「がんこ系」ゆえハイレベルですが、それにしてもショッパい方。しかし、その塩を押しのけて、独特の分厚い風味が、秋の大波のように舌に押し寄せます。「ホロホロ鳥」のスープだそうですが、そんなもの初めて食べるので、なんとも形容のしようがありません……強いて例えれば、脂の少ない鴨鍋に、椎茸で旨みをグッと加えたような、そんなシャープで分厚い、「硬質」な味わいです。さらに強めの塩加減でビシッと味のエッジを整えて、なんとも硬派な押し出しですな。
 麺はやや細めの中太ストレート。意外にも、威勢のいい「がんこ系」の歯切れ重視の麺ではなく、フスっと優しい歯切れにマイルドな甘み。ちょっと面喰いましたが、スープを「ハード」な方向に振った分、麺は「ソフト」に構えた方が正解なようで、両者の一体感は実に見事、まるで老舗のようなフィット感です。
 具材は、チャーシュー、メンマ、2種のネギに、味玉・海苔。しかし、意外にも特筆は味玉で、どうやったのか白身にしみ込む味の深さは他店の追従を許さず、ホッコリした黄身の甘さとも際立ったコントラスト、スープとも実によく合い、稀に見る「ハイレベル」な一品です。チャーシューもなかなか凝っていますが、メンマはかなり「十人並」、ネギに至っては量が多すぎて……「ホロホロ鳥」のくさみ対策なんでしょうが、この「ネギ臭さ」が、スープの風味をちょっと損ねていますな。
 ―――良くも悪くも、「がんこ系」ファンのための一品。あの塩加減が事前インプットされた人なら、この非凡な美味さも伝わるでしょうが、「免疫」のない人にはどうかな……逆にいえば、「がんこ系」へのコダワリが、むしろ足を引っ張っていると思えます。ここまでイイ味の出たスープ、これを活かすことだけを考えて、あえて「がんこ」を視界から外せば、凄まじいブレークスルーがあるような……そんなポテンシャルを感じた一杯でした。(私自身は「がんこ」ファンゆえ、ちょっと甘めの採点)

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