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そろそろ年末進行に突入し、朝からフル回転の金曜日(27日)、昼にはすでに疲れ果て、どこか「ユル~イ」お店でマッタリしたいと考えて……久々に「ラ・ヌイユ」へ。 この店には「カレー南蛮」なる「ユル~イ」メニューがあったはず。店頭のメニューで確認して入店すると、カウンター内の厨房でご主人と奥さん、それに常連さんがテレビに見入ってます。何事かとテレビを見れば、ビデオの映画「ハッピー・フライト」……奥さんによれば、ご主人のお気に入りなんだとか。期待通りの「ユル~イ」雰囲気。 カウンターに着席し、予定通り「カレー南蛮」を注文すると、「ちょっと今はやってない」とのスゲない返事。どうしようかとメニューを見ると、「下町エスニック・ナッピーラーメン」(850円)なるユルそうなメニューを発見、とりあえずそれでお願い。 調理中のご主人、テレビをチラチラ見ながら気もそぞろ、最後にフリかける輪切りの鷹爪も、「ピリ辛」メニューにしては「大量」に放出していますが……丼は、約7分で到着。スープ表面に浮く「フィリピンのおふくろの味、肉そぼろ炒め(ナッピー)」、チョイとつまんでみますと……なんというか、肉そぼろに日本の「フリカケ」、さらにニンニクやニラ、唐辛子などを混ぜ込んだような、不思議な味。コイツをよくスープに混ぜ込んで、一口いただきますと……なんとも実に、「ジャンキー」な味。鶏ガラ・醤油ベースを「白いマット」に、「フリカケ」風味の魚介系とニンニク・辣油、さらには鷹爪のガツンとした辛さと意味不明な風味も乱入し、「バトルロイヤル」と化しています。ま、不味いかといえばサにあらず、かといって美味いかといえば……こういう「異文化」の味を、どこまで「包容力」をもって臨めるかということですな。まさに「下町エスニック」。 麺は他メニューと同じ、中太縮れ。柔らかめのゆで加減で、「東京ラーメン」ではやや物足りない一品と感じましたが……「バトルロイヤル」の喧噪のなかで、この「ユル~イ」麺だけが、唯一といっていい「安息の場」。 具材は、「ナッピー」にゆでキャベツ、チャーシュー、ナルトにメンマ、さらに店名由来のウズラ卵はともかくとして、海苔にワカメ・昆布という、常識を「超絶」した組み合わせ。特に、ワカメと昆布ですが……この「ヌルッ」とした食感が運ぶ、ガツンとした辛味。みなさん、そういう食べ物を食べたことがありますか? 日本では、辛いものは「シャキシャキ」してたり「プツプツ」してたり、そんなもの。しかるにこの一品、まるで「海藻チゲ鍋」といったイメージで、長年培った「常識」がグラグラし始めるほどの、カルチャー・ショック。 ―――フィリピン恐るべし。こういう一杯に出会うたび、所詮ヒトの味覚は「経験」と「常識」の産物だと、思い知らされます。「ヌルッ」とした食感と辛味に違和感があるのも、「フリカケ」的な風味にチープ感を感じるのも、すべては刷り込まれた「経験」と「常識」のなせるワザ。実際、「虚心坦懐」に味わえば、なかなか面白い味ではあります。しかし、やはり素直に評価できないなぁ……汗を拭き拭き、己の「未熟さ」を思い知るオジさんなのでした。
この店には「カレー南蛮」なる「ユル~イ」メニューがあったはず。店頭のメニューで確認して入店すると、カウンター内の厨房でご主人と奥さん、それに常連さんがテレビに見入ってます。何事かとテレビを見れば、ビデオの映画「ハッピー・フライト」……奥さんによれば、ご主人のお気に入りなんだとか。期待通りの「ユル~イ」雰囲気。
カウンターに着席し、予定通り「カレー南蛮」を注文すると、「ちょっと今はやってない」とのスゲない返事。どうしようかとメニューを見ると、「下町エスニック・ナッピーラーメン」(850円)なるユルそうなメニューを発見、とりあえずそれでお願い。
調理中のご主人、テレビをチラチラ見ながら気もそぞろ、最後にフリかける輪切りの鷹爪も、「ピリ辛」メニューにしては「大量」に放出していますが……丼は、約7分で到着。スープ表面に浮く「フィリピンのおふくろの味、肉そぼろ炒め(ナッピー)」、チョイとつまんでみますと……なんというか、肉そぼろに日本の「フリカケ」、さらにニンニクやニラ、唐辛子などを混ぜ込んだような、不思議な味。コイツをよくスープに混ぜ込んで、一口いただきますと……なんとも実に、「ジャンキー」な味。鶏ガラ・醤油ベースを「白いマット」に、「フリカケ」風味の魚介系とニンニク・辣油、さらには鷹爪のガツンとした辛さと意味不明な風味も乱入し、「バトルロイヤル」と化しています。ま、不味いかといえばサにあらず、かといって美味いかといえば……こういう「異文化」の味を、どこまで「包容力」をもって臨めるかということですな。まさに「下町エスニック」。
麺は他メニューと同じ、中太縮れ。柔らかめのゆで加減で、「東京ラーメン」ではやや物足りない一品と感じましたが……「バトルロイヤル」の喧噪のなかで、この「ユル~イ」麺だけが、唯一といっていい「安息の場」。
具材は、「ナッピー」にゆでキャベツ、チャーシュー、ナルトにメンマ、さらに店名由来のウズラ卵はともかくとして、海苔にワカメ・昆布という、常識を「超絶」した組み合わせ。特に、ワカメと昆布ですが……この「ヌルッ」とした食感が運ぶ、ガツンとした辛味。みなさん、そういう食べ物を食べたことがありますか? 日本では、辛いものは「シャキシャキ」してたり「プツプツ」してたり、そんなもの。しかるにこの一品、まるで「海藻チゲ鍋」といったイメージで、長年培った「常識」がグラグラし始めるほどの、カルチャー・ショック。
―――フィリピン恐るべし。こういう一杯に出会うたび、所詮ヒトの味覚は「経験」と「常識」の産物だと、思い知らされます。「ヌルッ」とした食感と辛味に違和感があるのも、「フリカケ」的な風味にチープ感を感じるのも、すべては刷り込まれた「経験」と「常識」のなせるワザ。実際、「虚心坦懐」に味わえば、なかなか面白い味ではあります。しかし、やはり素直に評価できないなぁ……汗を拭き拭き、己の「未熟さ」を思い知るオジさんなのでした。