なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「ラーメン + チャーシュー(4枚)」@忍八の写真 先日、この店で食した「つけ麺」はかなり衝撃的( http://ramendb.supleks.jp/score/220531 )、 その余韻も収まらぬ休日出社のお昼時(26日)、某店に向かうべく大門駅で乗り換えようとしましたが、どうしてもこの店が気になり再訪。
 13時過ぎの入店でしたが、土曜だというのに1階に先客2名、2階にも後客3名が入店するなど、前回より客足が上向いている様子。しかし、フロア係の女性店員はまだまだ対応がコナれておらず、行列店になる前に、はやく場馴れしておく必要がありそうですな。注文は「ラーメン」(650円)、「玉子」を追加しようとしたところ、「ラーメンには玉子が付いています」とのことでしたので、今日は奮発して「チャーシュー(4枚)」(200円)を追加。カウンター端の窓から、路地裏をうろつく猫を眺めているうち、丼は約7分で到着。
 つけ麺の割りスープがクリーミーな動物系でしたので、てっきりその系統のスープかと思いきや、出された丼に注がれているのは、透明度の高い清湯スープ。では、一口……うはっ、これも美味い! ベースは鶏ガラ主体ですが、豚骨のような硬質なコクも感じさせ、雑味を一切感じさせないピュアな味わい。これと一体となって盛り立てるのが昆布主体の魚介系で、こちらも透明度の高い豊かな旨み。まるで水彩絵具のようにのびやかに広がっていく両者の味を、カエシで絶妙の色調にまとめ上げ、ホワイト・ペッパーを最初から加えて、キリッとアクセントを加えています……極めて繊細な感覚でまとめられた味ですが、実は西日本に住んでいた方には懐かしい味かも。昭和40年代、私の住んでいた街のデパートの食堂などで出す、ちょっと上品な中華ソバは、こんな味がしたものでした。
 麺もいい。つけ麺の全粒粉太麺とうって変わって、中細のストレート麺を少し柔らかめにゆで上げたもの。なんとも親しみやすいホッコリとした甘みがあって、繊細なスープと一緒に、口の中でサワサワとそよぎます……いやぁ、絶妙のコンビネーション。
 具材はチャーシュー、味玉と、多めのネギ。追加4枚を加えて6枚となったこのチャーシュー、敢えて脂身の多いバラ肉を蒸し上げたような一品で、線の細いスープの味わいにフワリと脂の余韻を残しては、スッと口の中で溶けていきます。味玉も女性店員の予告通り、ちゃんとマルマル1個入り。黄身へ絶妙な旨みを加えながらキッチリ・トロリと仕上げた上に、白身表面のシットリした味わいが上手く絡んで、上々の出来栄え……やはりここのご主人、タダものではありませんな。
 ―――つけ麺で描き切った「南欧」の農園風景に対して、ラーメンは「昭和の日本」の下町風景……関東風のカエシの強いラーメンにノスタルジーのある方には、ちょっと分からないかもしれませんが。子供の頃デパートで食べたラーメン、湯気の向こうに見えた母の笑顔が浮かぶような……そんな心温まる、でもオジさんにはちょっと胸を締め付けられるような、せつない味でした。

投稿(更新) | コメント (0) | このお店へのレビュー: 4件

コメント

まだコメントがありません。