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「つけ麺 もつ(並)」@龍の家 新宿小滝橋通り店の写真 私は豚骨専門店のつけ麺には手を出さない主義。つけ麺が出はじめた頃、カエシを強めただけのつけ汁に、替え玉と見紛うばかりの細麺を合わせた一品にいくつか出会い、ややトラウマになっておりました。しかし、気合いの入った一品があると聞き、西新宿「龍の家 新宿小滝橋通り店」へ(22日)。
 11時半前に入店すると、先客ゼロ。しかし、フロア係の女性店員が4名もおられ、コートをハンガーにかけてくださるは、あれこれ説明して下さるは、なんとも「下にも置かない」極上の接客。取りあえず、券売機で「つけ麺 もつ(並)」(750円)をポチッとな。食券を渡すと、今度は麺ゆで時間を説明した上、「卓上の高菜など召しあがりながらお待ちください」などと、至れり尽くせりの気配り。
 取り敢えず、カウンターについて高菜をつまむと、これが激ウマ。こういうクォリティの高菜を置く店のラーメンが、不味い訳がありません。厨房の製造工程も実に手が込んでおり、熱したラードにニンニクを投入してシッカリ味を移し、さらにスープを加えキッチリ時間をかけて加熱して、何やら味を「熟成」中。傍らではチャーシューをバーナーで丁寧に炙っています。麺のゆで時間は約5分で、丼は約7分後に到着。
 では、つけ汁を一口……いやいや、ナカナカのものですよ、コレは。豚頭だけを使うというベースの豚骨、確かに独特のコクがありますが、あの特有の臭いがなく、能書き通りかなり長時間炊きこんでいる模様。ニンニクで香ばしさと分厚さを演出した上で、ガツンと醤油カエシ・背油を加え、さらに全体を覆うようなモツの風味が、ズンと味に「重量感」を加えています。メリハリが際立っている上に全体的な味の「一体感」も見事で、非常にハイレベルな仕上がり。
 麺は、やや偏平した断面の中太ストレート。ラーメンとは違う麺のようですが、いわゆる博多麺よりは少し加水率高めといった程度で、つけ麺用の麺としては抑えめの加水率。そのせいか、上品な小麦の甘さがダイレクトに舌に伝わってきます。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッといきますと……う~~ん、ちょっとつけ汁の味が勝り過ぎかな。その原因は麺の形状、偏平したストレート麺が、重量級のつけ汁をビッシリと持ち上げるため、パンチが効きすぎて、この麺の味では対応できないようです。
 具材は、炙りチャーシューにメンマ、海苔・ネギに、つけ汁にタップリ沈むモツ。チャーシューは薄味のため、麺にからめてつけ汁と一緒に頬張ると、丁度いいバランスに。モツはかなり多めに入っていますが、非常に柔らかく仕上がっており、風味・食感ともビューティフル。
 ―――実に完成度の高い、いや豚骨屋のつけ麺としては、おそらく非常にハイレベルな一品(あまり食べてないので自信なし)。加えて、実に丁寧な接客と調理姿勢は、特筆ものですが……残念ながら、接客態度は採点しない主義。それを含めれば軽く80点台ですが、麺の持ち上げ調整が課題で、その分少し減点させていただきます。私と同様、豚骨屋のつけ麺に「偏見」を持つあなた、必食ですぜ。

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