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「二代目スパイシー醤油(麺大盛)」@とっかりIIの写真 こちらRDBで知った「二代目醤油」と云う新メニュー狙いで訪問。
11時半過ぎ入店、先客は5人と、いつもながらこの時間は
丁度良い埋まりとゆとり(笑)。壁のメニューを暫く眺め、
確かにある「二代目スパイシー醤油」と書かれたそれを麺大盛りで
注文。お値段¥700+¥200=900円。もう慣れた大盛りの高さ・・。
「二代目醤油」とオーダーしましたが、どうやら店内呼称は
「スパイシー醤油」と呼んでいる様子です。
しかし、この「二代目スパイシー醤油」と「つけ麺」、


 メニューが壁の上の方にしか無く、此処に来てからメニューを見る人には、とても分かり難いと思いますが・・。
まだ、ラオタなんて言葉とかブロガーも食べ歩きなんて存在しない、「おおらかなラーメン好き」しかいなかった頃に
とっかり 本店から独立された若かった店主さん、最近増えた「食べ歩き」派には
見向きされなさそうな、じんわりと素朴で旨い「北海道」を連想する一杯を永く提供され続けていますが、
今となってはもう、「若い店主さん」と呼べない程歴史を紡ぎましたね・・・。

 相変わらず、注文品を作る時は真剣な眼差しの店主さん(暇な時は私語多い(笑))から繰り出された、
10分程で供された写真の一杯・・・



   ふむ、確かにスパイシーな香り・・・・!



 つい先日も「醤油」を頂きに来たら、多分休店日だったのか、フラれて半年位頂いていませんでしたが、
トッピングそのものが少し変わった様な・・・メンマ&チャーシュー辺りが・・・・。
私自身、この店は、もう三回目の採点になる様なので、足早に。




=== 麺 ===<太チヂレ麺>

 とっかり 本店のオヤっさんが作って供給すると、本人のオヤっさんから聞いた「低加水太チヂレ麺」(笑)。
オヤっさんご本人が「普通この加水でこんな風な麺は出来ないや・・」と云う、
独自の何かを秘める塊状からほぐして湯掻き開始。
最近では「太さ」を売りにする麺が増えましたから、初見の人にはそう太く映らない事でしょう。
いつもと同じ、


       「粉」が緩んだ様な肌の隙間に醤油を潜ませ、

          芯に向けても緩やかな「粉感」を相変わらず楽しませてくれます。

 「粉が緩んだ」と云う表現は、えてして「モチャっとした・グチャっとした」と云うマイナス要素っぽいですが、
こいつは、「緩んでいながらフワシャキ」とした粉感で、「湯掻きで締まった身体をほどいてる様」。
「モシャモシャっ」と持ち上げ、軽やかなソフトさの中にシパっとした噛み味を残す、
優しくも、その噛み味は滅多無い麺といつもながらに思う・・・。流行に乗った麺達とは違う「信念」を感じます。




=== スープ ===<単に醤油に胡椒を足しただけかも?>

 スパイシーの言葉通り、「胡椒」のキレに潜ますスパイスコクが効いています!。
飲めば、


       濃口醤油&胡椒のキレ感の甘みレスなシャープな味を前面に魅せるも、


       その下でジンワリとした旨味ある出汁が、いい味わいの基礎だと気付かされる。


 最近、皆が喜ぶ「魚ガツン」「濃厚動物」なんて、何処吹く風の少し濁った金黄色の出汁がイイ仕事です。
派手な味わいなく共、この胡椒ギレが無く共、鶏ガラ・昆布・野菜的なごくごく普遍的味わいながら、
全く持って「じんわり・ほっこり」と美味しいのです・・・。
かつてより出汁の「幅・深さ」が増した風にも私は感じます。日々精進されてるのではないでしょうか?。
 「濃口背脂」や「やたらに何か入れた醤油ダレ」等の濃口醤油系ブラックに「美味しい!旨い!」と
賛辞が贈られるこのご時世だが、「やっぱりこう云う味わいこそが飽きずに旨い醤油の基本なんだよ・・」と思う。

 少し以前、隣に座ったオヤっさんが、私と同じ「醤油大盛り」を受け取って直ぐ、
「フン、フン、、スパっスパっ」とやたら滅多に卓上の胡椒をブっかけていた事が有った(笑)・・・。
私はそれを見て、「どんだけ入れんねん・・・そんな入れたら胡椒の味しかせーへんぞ!」と思ったし、
店主の目も「おやじさん、いっつも入れすぎやで~~」みたいな慈愛に満ちた視線だった(笑)。

 しかし、今日解った!。

  
    この濃口醤油スープのキレと胡椒のキレが、お互いに刺激し合って見事に合う!!


 飲み干せば、丼底に大きな粒胡椒がゴロゴロ有ります。しまいに「丸い胡椒粒」そのまんまのも・・・(笑)。

 「醤油」だけなら初見、地味にも感じる味わいを、胡椒ギレによって派出目にアイラインをひいたスープ・・・
                                      とお伝えしたい。




=== トッピング類 ===<チャーシュー、味玉、メンマ、海苔、白ネギ>

 岩海苔?アオサ海苔?なのか何か「名前」を私は指定出来ず恐縮ですが、
チュニチュニとした粒海苔が浮いています。この「スパイシー醤油」だけのトッピングかどうかは判りませんが、
北海道風なのに「海・魚」感がなかったここの醤油に、上手く「磯香り」をプラスしてグッドです。

 チャーシューも少し風体が変わっています。あまり脂身の少ない赤身勝ちのものですが、
サックリ、ジワっとした味の染み出しは「塩分」を感じる、これも甘みの無い物で、全体の「醤油キレ」味に
歩調を合わせた様な味が中々個性有ります。しょっぱく感じるけど何故か旨いと思える逸品。

 味玉も進化しましたね~。少し前は「固ゆで」でしたから!。この中半熟を少し小さ目でもデフォで
1個入れてくれているのは嬉しい!。「薄味」ですが、スープに浸けて頂くと、醤油と黄身の甘みが良い塩梅!。
味玉はいらね~から、安くしてくれ~と言われる事だけが心配な一品(笑)。

 うっ・・メンマも様子を変えてますやん・・・。「本店」を感じた「焦げ目」のある物から、
こいつは私には「焦げ」が見せません・・・・のは少々残念。
しかし、こなれた仕事で、ハンドメイド感のあるさっぱりとした醤油味にニャクコリとした歯応えは十分良い品。


 トッピング類全般に以前からの進化・変化を感じますし、相変わらず「派手」なビジュアルや
香りとかを放たない物の、「醤油」を巧みに使ったハンドメイド感あるすっきり味わいに「真面目」を感じます。




=== 総 評 ===<胡椒キレと醤油キレを上手く結合させている>

 いっつも「もうちょっと欲しいな~」と思わせる、食べる最中からじんわり来る旨さに名残惜しく完食・完飲。
最後は丼を抱えて迄飲み干しておりましたが、胡椒の丸い粒が一個入って来て危うく噛みそうになった(笑)。

 この店らしいジンワリとした優しくも適度な深み持つ出汁があるからこそ、
醤油&胡椒の「キレ」をガッチリ受け止めて、「ダダ辛い・ヤリ過ぎ」感の無いシャープな味わいなんだろうな・・。
たった20円差ですから、「醤油」にするか、この「スパイシー醤油」にするかは、
私には、次回訪店時からの新しい悩みです。つけ麺の「あの麺」も食いたいしな・・・。



 「又、来るか?」・・・「はい。」・・・当たり前です。このスパイシー醤油が無く共、この先も固いです。
滅多無いこの麺&醤油だけでも充分に「今日はあれが食いたい~」となりますから。


 点数付けに当たっては、良く来て食べる「醤油」味の延長ですから、正直、客観的な採点が難しく、
当初80点丁度くらいにしとこうか・・・と思った。
しかし、ついついこんな所で採点し出して其処らの新店等に以前より遥かに行く様になって判った事がある。
何件も何件も行っていると、やはり「毎日食える味」「帰って来る味」が一番と云う事・・・・。
食べ歩き派にウケそうな「華やか・濃厚・複雑」な味わいってのは、わざわざ食べ歩いている内は
美味しく感じると思うのですが、私個人、こうも好きで平日は必ず毎日毎日ラーメン食ってると、
「五月蝿い味・押し付けがましい味」にもなるんですよ。世間でチヤホヤされる一部の人気味は・・・・。

 そう云う意味では、最近、そんな評判が情報元となって派手な味ばかりウケるのはあまり感心出来ません。
それに私も加担してるのかも知れませんが・・・・・。
事実、私が高得点を付けても、「通う」かどうかは、全く別の「欲望・本能」、あと「入りやすさ」ですから。(笑)
 改めて気づくのには遅すぎましたが、こう云った店の「ほっこりキレ」た、優しくも素朴でシャープな味が、
私には「帰る場所」的で非常に好感を抱きつつ完食出来ましたから、
「渋さ」を買ったこの点数でお願いします!。実際は判りませんが、出汁のレベルアップも感じましたし・・・。




          統的醤油キレと胡椒キレがお互いのキレをウマさに変える!

         支える、一見控えめな出汁の渋さに気付いてあげて下さいね~。





ご馳走様でした!。進化を繰り返し過ぎて、「最近ウケ」狙いな味へは変わらないで下さいネ!
きっと本店のオヤっさんが怒りますし!(笑)。



 

投稿(更新) | コメント (6) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

こんばんは、SBTです。

くぅ~、旨そうです…

このじんわりとした感じがよさそうですね。
本店で頂いた醤油の独特の味は今もはっきり覚えています。
これにスパイシーな胡椒…あうでしょうね。

SBT | 2010年3月18日 00:55

はじめまして、フェラーリと申します。

いつも昼飯専門さんの採点は凄いなぁ…と感心して拝見してます。
写真と採点内容を拝見するだけで まるで自分も一緒に食べたかのようにイメージが湧くんです。

まだ、初心者の私は昼飯専門さんのおっしゃるように、ついつい話題の店舗や有名店から訪問してしまうんですが 言われるように心に残る一杯、何度も食べたい一杯って有りますよね。
まだそんなお店を増やしていくには経験不足なので、これからも昼飯専門さんや諸先輩の採点を参考にさせて頂き店舗選びや味わい方を勉強させてもらいます。

アドバイスやコメントが有れば、宜しくお願い致します。


フェラーリ | 2010年3月18日 16:35

しばらくです。

久しぶりで、大阪に行きたくなりました。
いいですねえ。さすがですねえ。
シャープなレビューに、ぜひぜひ行きたくなりました。

行列 | 2010年3月18日 17:30

 コメント等、有難うございます、そして遅レスコメで申し訳ございません、SBTさん、行列さん、フェラーリさん。
実は、2日程大阪を離れておりまして・・・。今、「ただいまっ」って感じです(笑)。

SBTさん
「二代目」情報、有難うございました!。実際の所、「胡椒入れまくっただけちゃんか?!」(笑)な味でしたが、
鶏or豚骨魚介系が激増しているからかも知れませんが、妙に「素」の味に感心した次第です。
そして、その入れまくり胡椒と濃い醤油、妙にマッチング良かったですよ!。
次は多分(恐らく1ケ月以内)、つけ麺かこの二代目を食べると思います・・・。

フェラーリさん
初コメント有難うございます。プロフ拝見させていただきました。
「???」何だか哀愁の戦士みたいじゃないですか!。しかしお体には、本当にご自愛下さいね・・・。
京都の方が主エリアの様で、羨ましい限りいですよ!。「第一旭」「天下一品」の発祥の地ですし、
最近ではオリジナリティ溢れるラーメン、「和」なラーメンと、とても多彩ですし・・。
BMさせて頂きましたから、こちらこそ宜しくお願いいたします。

行列さん
こちらこそお久し振りです。大阪の金久右衛門 本店のご採点で、余計なツッコミして、
嫌われたと思い、以降、コメ等、自粛しておりました。
こちらのお店は・・・もう、最近では議題に上がらない様な感ですが、まだ今ほど本格派が少ない頃は、
必ず旨い一杯に挙げられたものです・・・。かれこれ10年近く前くらいは・・・。
まだ情報も非常に限られており、私は若気の至りよろしく「飛び込み」ばかりで食べてた頃です。
又、大阪にいらして下さいね~。お待ちしております。
PS:私は昨日、御徒町であまりにも可もなく不可もなく・・・でも「美味しかった」担々麺でした!。

昼飯専門 | 2010年3月19日 20:06

嫌うなんて、とんでもない。
ご活躍の様子、拝見しておりますよ。

こちらに戻るとやっぱり層の厚さを感じます。
ゆえに、どうか、関西でがんがん燃えているところで
牽引車になってくださいよ。店主たちがあわてるくらいの。

行列 | 2010年3月19日 21:28

 レスコメ、有難うございます。行列さん。
>こちらに戻るとやっぱり層の厚さを感じます。
~・・・確かに・・・。店の数が違う!と言わず共、下の方の位置でも・・・と云った感ですね!。
 大阪でも良い一杯は有りますが、その「数」「タイプ」が比じゃ有りませんよね・・・。

で、
>ゆえに、どうか、関西でがんがん燃えているところで
>牽引車になってくださいよ。店主たちがあわてるくらいの。
~一言、「無理です。」(笑) ごめんなさい。元々、私は「自分のお気に入り」を見つける為に新店訪問している、
 基本、「好きなやつばっかり食う」リピーターなんです。最近、元来のその頻度が増えてますし・・・。
 

昼飯専門 | 2010年3月20日 19:14