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小雨そぼふる月曜日(14日)、新宿方面の仕事も順調に終わり、足取りも軽く高田馬場「勝」へ。 かなり「場末」感のある2階建ての集合住宅兼店舗、壁材はそのままに白ペンキを塗りたくったような外装で、昨今の新店にしてはかなりエキセントリック。券売機は入口左手、まずは基本メニューの「つけ麺」(750円)と「味玉」(100円)をポチッとな。食券を渡すと麺量を尋ねられますが、「並」(200g)でお願いしました。このちょっとした会話で気付きましたが、ご主人は中国系の方、女性店員の方も同様のよう。丼は約8分で到着。 では、つけ汁を一口……うん、イイ感じ。主役は豚骨、ポッテリとした口当たりに、クリーミィな舌触り、炊き上げて乳化させた独特の「フンワリ感」があって、コクも十分。そのコクをサバ節主体の節粉でサポートし、さらにつけ汁に浮かせたカツオ・煮干しの粉で、アクセントを加えています。カエシ量は控えめで、「キレ」より「コク」を重視したシフト。 麺は、つけ麺では標準的な太さのストレート。そのまま一口いただきますと、コシよりしなやかさを重視したゆで加減で、サックリと軽快な歯切れ、高加水率ゆえ甘みもクリアで、かなり「軽快」な印象。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……うん、悪くはありませんが、つけ汁と麺のニュアンスに「距離」がありすぎますな。豚骨のコクと、麺の軽快感をつなぐ、「何か」が必要なような…… 具材は、チャーシュー、メンマ、ネギに味玉。チャーシューは脂身の多いバラ肉使用、脂肪部分をフルフルの柔らかな状態で仕上げており、豚骨の「フンワリ感」によく合います。味玉は珍しくハード・ボイルド、「おでん」のバクダンに似た仕上がりですが……そのドライな甘みと、豚骨のポテッテリ感に「距離」がありすぎ、ちょっと戸惑います。 ―――つけ汁、麺、味玉、それぞれ単独の仕上がりは上々ですが、それぞれの「距離感」が気になる一品。音楽でもメジャーからマイナーに転調させるテクニックがあるように、つけ麺・ラーメンでも、その「距離」をつなぐことは不可能ではないし、事実見事につなげた一品も数多い。何が違うかと言えば、「歩み寄り」というか「つなぎ」なんでしょうな。たとえば、つけ汁に宗田節やカエシを加えて「キレ」を出し、麺も粉を変え少しだけ甘さに重みを加えて、味玉の黄身にもクリーミィ感を加えてみる。そういう「歩み寄り」が、aikoの曲のような自在な「転調」を生むのではないかと……ま、アレはアレでちょっとヤリスギのような気がしますが。「和をもって貴しとなす」、この「日本の心」にご主人がさらに近付く時、驚くべき一杯になるような気がします。
かなり「場末」感のある2階建ての集合住宅兼店舗、壁材はそのままに白ペンキを塗りたくったような外装で、昨今の新店にしてはかなりエキセントリック。券売機は入口左手、まずは基本メニューの「つけ麺」(750円)と「味玉」(100円)をポチッとな。食券を渡すと麺量を尋ねられますが、「並」(200g)でお願いしました。このちょっとした会話で気付きましたが、ご主人は中国系の方、女性店員の方も同様のよう。丼は約8分で到着。
では、つけ汁を一口……うん、イイ感じ。主役は豚骨、ポッテリとした口当たりに、クリーミィな舌触り、炊き上げて乳化させた独特の「フンワリ感」があって、コクも十分。そのコクをサバ節主体の節粉でサポートし、さらにつけ汁に浮かせたカツオ・煮干しの粉で、アクセントを加えています。カエシ量は控えめで、「キレ」より「コク」を重視したシフト。
麺は、つけ麺では標準的な太さのストレート。そのまま一口いただきますと、コシよりしなやかさを重視したゆで加減で、サックリと軽快な歯切れ、高加水率ゆえ甘みもクリアで、かなり「軽快」な印象。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……うん、悪くはありませんが、つけ汁と麺のニュアンスに「距離」がありすぎますな。豚骨のコクと、麺の軽快感をつなぐ、「何か」が必要なような……
具材は、チャーシュー、メンマ、ネギに味玉。チャーシューは脂身の多いバラ肉使用、脂肪部分をフルフルの柔らかな状態で仕上げており、豚骨の「フンワリ感」によく合います。味玉は珍しくハード・ボイルド、「おでん」のバクダンに似た仕上がりですが……そのドライな甘みと、豚骨のポテッテリ感に「距離」がありすぎ、ちょっと戸惑います。
―――つけ汁、麺、味玉、それぞれ単独の仕上がりは上々ですが、それぞれの「距離感」が気になる一品。音楽でもメジャーからマイナーに転調させるテクニックがあるように、つけ麺・ラーメンでも、その「距離」をつなぐことは不可能ではないし、事実見事につなげた一品も数多い。何が違うかと言えば、「歩み寄り」というか「つなぎ」なんでしょうな。たとえば、つけ汁に宗田節やカエシを加えて「キレ」を出し、麺も粉を変え少しだけ甘さに重みを加えて、味玉の黄身にもクリーミィ感を加えてみる。そういう「歩み寄り」が、aikoの曲のような自在な「転調」を生むのではないかと……ま、アレはアレでちょっとヤリスギのような気がしますが。「和をもって貴しとなす」、この「日本の心」にご主人がさらに近付く時、驚くべき一杯になるような気がします。