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「みそらーめん」@忍八の写真 例年そうなのですが……暑い季節になると、なぜか無性に「味噌」が食べたくなる。なにやら実力店「忍八」で「みそ」が始まっているとの噂、さっそく訪店(9日)。
 路上看板にもメニューにも「みそ」の記載はありませんでしたが、入店すると壁に貼り紙。注文した「みそらーめん」(750円)は、約6分で到着。
 では、スープを一口……まるで自分の舌がスッとスープの中に引き込まれ、その世界観の中で浮遊しているような……そんな「アトラクティブ」でソフトな味わい。味噌は、赤味噌のコクと白味噌の甘みを上手く「拮抗」させつつ、敢えてどちらも前面に出さないという「奥ゆかしさ」のあるバランス。味噌ダレとスープのバランスも慎重に調整されており、あの「ラーメン」で使用されている鶏ガラ・スープの見事な風味を活かし切っています……実は、鶏ガラ・ベースと味噌を「共存」させ得た一品は結構少なく、貴重な「成功例」といえましょう。さらに言えば、ベースと味噌の「一体感」も実に見事、すべてが仲良く和気あいあい、実に「居心地の良い」美味しさです。
 麺は中太のストレートで、やや屈曲したモノ。「ラーメン」を食べたのがしばらく前 ( http://ramendb.supleks.jp/score/223389 ) ですので自信がありませんが、あの麺とは少し違うかも。コイツをズズッとすすりますと……この麺を中心に全てが構成されていることが、即座に理解できます。ポクポクとした軽快な歯切れですがコシもあり、なんといってもこの甘みが「人懐こい」。味噌ダレに多めに混じる一味の辛さが、その「人柄の良さ」をクッキリ際立たせた上で、スープとの「友情」を温かく描ききったような……そんな微笑ましい雰囲気が、口腔を満たしていきます。
 具材は、チャーシュー2枚にメンマ・ネギ、そしてスイートコーン。メンマはシッカリした味付けで、少し固めの食感が実によいアクセント。チャーシューも肩ロースとモモ肉を使い分け、食感の変化をつけながらも、ビシッとシブい味でキメてきます。さらに、この「和気あいあい」の雰囲気に、スイートコーンが完全に馴染むことは、言うまでもありませんな……
 ―――「人柄の良い」麺に誘われて、スープ・具材が和気あいあいと「談笑」する世界に引き込まれ、そして「居心地の良さ」にウットリしてしまう、そんな一杯。音楽でも小説でも、そしておそらく料理でも、「真の実力」なくしてこういう世界観の構築はできません。一見、なんということもない一杯に見えますが……この「忍八」の世界観、みなさんもご自分の舌で「遊弋」してみて下さい。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 4件

コメント

miles様 おはようございます

人間の、口から始まる消化器は、熱さに強いそうです。確かに、手で触れないほどの
飲み物や食べ物でも、ペロリと平らげてしまいますよね。
拙も、夏冬関係なく、汗ぐっしょりになってもアツアツの麺類が好きです。

>遊弋 (ゆうよく) なんちゃって釣り人の拙にとっては憧れのコトバです。

うきぞう | 2010年7月14日 00:46