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「つけめん(大盛り)+豚ほぐし+味玉」@六厘舎 本店の写真つけめん 850円
大盛り 100円
豚ほぐし 150円
味玉 100円

スープ★★★★☆ 麺★★★★☆ 具・トッピング★★★★☆ 価格★★☆☆☆ 接客・雰囲気★★★★☆ 応援点★★★★★

スープ
 今月29日で閉店と聞いて、約二年振りの訪問。お盆前の日曜日の訪問だったこともありますが、12時半から並び始めて、入店はまさかの五時間後……完全に閉店祭の賑わいであったことから、どこまで目の前の一杯を楽しむことに集中できたかどうか定かではありませんが、以前に比べると、つけ汁は魚介が出っ張ってきている印象です。豚骨由来の重低音な甘味は鳴りを潜めて、個々の素材の風味が調和した安定感のあるつけ汁です。さすが元祖。麺を大盛りもしくは特盛りで注文すると、つけ汁のお替わりも可能ですが、この日はそのままスープ割。「濃かったらいってください」と返されたつけ汁は、鰹の先導する味わいに様変わりしていました。

 浅草開化楼の太ちぢれ麺。麺量は通常300g、大盛り450g、特盛り600gということですが、実際は大盛りで400gに満たないぐらいではないでしょうか。濃厚豚骨魚介のつけ汁と太麺というスタイルの先駆けであることから、いまとなっては極端な冒険心は感じませんが、それ以上に麺の仕上げが雑というか……こちらが総入替制を導入していることは有名ですが、店内の座席はカウンター12席。それに合わせて、一度の麺茹でも12人分。しかしながら、実際の配膳は6人分を二回に分けて行われます。つまり、実質的な一回のロットは6人です。にも関わらず、店内の入替は12人単位であり、麺も12人分の注文をまとめて茹で上げていることから、12人の前半の6人と後半の6人のあいだには必然的にタイムラグが生じます。前半の6人に入ることが出来れば特段の問題はないのかも知れませんが、後半の6人に含まれた場合、両者の配膳の狭間において放置されてから、不自然に二度も水で締められた麺が提供されることになります。結果、妙に麺肌の柔らかい仕上がり。さすがに茹で置きではないとはいえ、12人分を茹でる→12人分を水で締める→前半6人分を配膳→残りの6人分をインスタントに締める→後半6人分を配膳、という作業フローは如何なものでしょう?同時に、いくら店内の座席数が12席とはいえ、実質的なロットが6人単位であることを考えると、杓子定規な12人総入替制は店頭の行列を長くする遠因になっている気がしてなりません。大人数の総入替制を採用していれば、それだけ調理側の負担を減らすことが出来るという事情は理解できなくもありませんが、その結果として「行列を短くできるように努力してきました」という言葉が空虚に響いてしまっている側面はないでしょうか?少なくとも、調理から配膳というフローのキャパシティが最大6人である以上、入替の人数も6人単位にするなど、まだまだ工夫の余地はあったように思えてなりません。
具・トッピング
 刻みチャーシュー、ほぐし豚、味玉、メンマ、刻みネギ、名物の海苔上の魚粉、ナルト。チャーシューは豚肉の密度を実感できるタイプ。以前のトロトロタイプからはマイナーチェンジしたようです。ほぐし豚は「六厘舎 本店」の名物トッピングですが、つけ汁を味わいづらくなるなど、諸刃の剣といえるかも知れません。味玉は嫌みのない甘口の味付けで◎。メンマは歯切れのよいタイプ。海苔の上に載せられた魚粉は、こちらのトレードマークでもありますが、個人的には不要。「六厘舎 本店」を模倣したお店でも一時期必ず見受けられたスタイルですが、海苔に魚粉が纏わり付いてしまうことから、魚粉の本来の役割を果たせずに孤立無援状態。たしかに見た目は映えるかも知れませんが、途中からの味の変化を楽しませたいのであれば、卓上に魚粉を用意しておけば済む以上、もう少し食べ手の視点に立っていただきたいところ。
価格
 中華そば700円、つけめん850円、あつもり850円、辛つけ950円、辛あつ950円、大盛り100円、特盛り200円です。オープン当初から比べても、あくまで100円の値上がりですが……原材料費の高騰よりもブランディングによるものに感じられてしまうから不思議です。
接客・雰囲気
 厨房スタッフ二名と誘導スタッフ一名の男性スタッフ三名体制。この日の尋常ではない長蛇の列を前にして、誘導スタッフは精力的に動き回っていました。行列に並んでいるだけでも十分に堪えますが、彼がこの日一番がんばっていたことは間違いありません。とはいえ、彼の客捌きは申し分ないにも関わらず、先述した総入替制も含めて、やはりお店としての姿勢には疑問が残ったことも事実です。「ジャンクガレッジ 東大宮店」や「トナリ」が店を構えていたスペースを、雑然とした物置ではなく、行列緩和のため場所として活用する手段はなかったのでしょうか?いくら行列が長く伸びているからといって、店頭の歩道に四列もお客様を並べてしまう誘導は、道路マナーかつ地域コミュニティーマナーとしていかがなものでしょうか?閉店を知らせる貼り紙にいわせれば、「行列の配置、列整理兼案内、営業時間変更など様々な思考を凝らしてきました」ということですが、字面通りに受け取ってはいけないように思われます。もっと真剣に周囲の声に耳を傾けていれば、コミュニティーの中で孤立することもなかったのではないでしょうか?とはいえ、一時代の礎を築いたお店が逆説的な閉店に追い込まれたことは、やはり残念でなりません。「移転先など今後の詳細につきましては、今はまだ未定となっておりますが必ずや早めにどこかの場所で復活致します」という心強いような頼りないような言葉を信じて、気長に復活を待ちましょう。

投稿(更新) | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

ども~

きえぇ~
並び始めて5h後っすか(超驚www

なんだかんだいって好きなお店ではありましたが
移転後、落ち着いた頃再訪してみたいですね~

にしても、5hは凄過ぎ!

YMK | 2010年8月16日 08:39

ども~

えぇ!5時間待ち(大汗
TDL以上の行列じゃないですか~
ファストパスがあれば・・・(爆

1度お邪魔していますが今月中での再訪は絶対無理ッス!

ユー坊 | 2010年8月16日 09:36

どうもです~。

え、12時半に並んで食べられたのが…
ご、ご、ご五時~~!?
↑志村けんと石野陽子の夫婦コントから拝借w
ともかくお疲れ様でした(苦笑)
二郎などは、客の食速の問題は別として、ロット6~7杯×2位の席数でスムーズに回っている印象ですよね。
その方法が浮かばなかったはずは無いと思うので、それが採用できなかった理由を聞いてみたいなぁ。
いやぁ~しかし、繰り返しますが5時間お疲れ様でした(汗)

おうじろう | 2010年8月17日 15:16

コメントありがとうございます☆

YMKさん
果たして移転後の再開はいつになることやら……(笑)
行列が出来ないほどにアクセスの悪いところか、広大な敷地を確保するか……うちの地元なら土地は余っていますけど(爆)

ユー坊さん
せっかくの帰京の機会を、一杯のために5時間も潰せませんもんねえ……(汗)
でも、ファストパスまで洗練されたものでなくても、入替制なら整理券ぐらいなら出来そうなものですけどね。

おうじろうさん
いろいろと思考を巡らして、二郎のロット制は効率的だなあと実感しました。
そして、今回の訪問の結果、自分の中で行列に対する耐性が出来上がった気がします(笑)
とはいえ、もう二度と5時間待ちは経験したくないですね。。。

E.T.O | 2010年8月19日 23:58