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「中華そば@700」@中華蕎麦 蘭鋳の写真2010.12.30(木)20:00。本日は昼に煮干 丸め、夜はねじ式へ、それぞれの2010年最終営業に合わせて行く予定を考えていたのですが、朝6時過ぎまでレビューを書いていてバッチリ寝坊(爆)。起きたのは15時過ぎでした…で、煮干 丸めは間に合わないや、と思いながらRDBを見てみると、ぶるぢっちゃんのウワサの町中華さんが僕の数ヶ月にわたる課題店である中華蕎麦 蘭鋳に訪問しているじゃないですか。しかも年末年始の営業を確認したら、ずっとやってるとのこと。じゃあ正月に行こうか…とも思いましたが、こことねじ式はご近所。じゃあ、連食しちゃうか!ということで突撃しました。

お店が環七外回り側にあるので、一旦南に通り過ぎ、その後ひっくり返ってお店の前を通過。お店のすぐ先の路地を左折してコインパーキングを探しますが、相当奥でやっと発見。でもここは遠すぎるかな…と思って環七へ戻り、お店の少し北にあるセブンイレブンの更に北側のコインパーキングに駐車しました。ちなみにココは30分200円。後でお店の案内で確認したら、お店の南側、清掃局北側の路地(環七からは入りづらい)奥にはもっと安いのがあるそうです。

駐車場から歩いて3分で店頭に到着。大きな暖簾をくぐり、引き戸を開けて店内に入ると、先客は2名でした。上着をコート掛けに掛けたら3塁側真ん中に着席。入店した瞬間からですが、煮干しの香りが充満してますね〜。期待しちゃいます。そしてメニューを再確認して、「中華そばお願いします」と、デフォを注文しました。太いドレッドヘアのご主人、「はい」と返答しますが、先客2名のための作業の手を止めません。他の方のレビューでも指摘されていますが、本当に丁寧に作業されていますね…ちょっと丁寧すぎるくらい。でもこのお店の佇まい、駐車場案内のプリント、コート掛けを置いている気遣いなど、どれも店主の実直さが伝わってくる感じです。その店内にかかるのが、レゲエというのがちょっとミスマッチ。

さて、注文してから作業を見ていると、どうやら先客の作業は始まったばかりのよう。この作業が終わったのは約5分後。2杯の中華そばが出された後、僕の分の作業が始まりました。店主はまず小さめの寸胴から1杯分のスープを雪平鍋に移し、これを火に掛けます。そこへ別の雪平鍋の底に固まった白い脂を追加。この脂は豚でしょうか。それからトッピングが用意され、その後麺茹で開始。麺は三河屋製麺。客席の横に麺箱が積まれていますね。麺茹ではタイマーできっちり時間が計られていて、そのタイマーは50秒に設定されていました。短い。麺茹での間にスープが温まり、これが丼に移されます。その後、ステンの調味料入れから耳かき山盛りのなにかが加えられていますが…あのうす緑色の粉は昆布茶でしょうか?それが丁寧にかき混ぜられたら、麺茹で終了です。湯切りされた麺が丼に入り、流れを整えられたらトッピングが乗せられ、これで作業完了。「お待たせしました」と言って丼が高台に置かれました。この一連の作業は約5分。1ロットは2杯のようですので、ちょっとお客さんが立て込んだら、かなり待つことは必至でしょうね。

このチャーシューは…デカイですね。ピンク色でこれも低温調理でしょうか。美味しそう。麺を少し引き出して記念撮影したら、まずはスープから行ってみました。木のレンゲですくってズズっと…おお〜、優しい魚介醤油スープですね〜。あ、でも無化調とは思えないくらい旨みがはっきりしています。塩、醤油はあまり強くなく、魚介の旨みが濃厚…でも、店内に充満している煮干しの香りから想像するほど、エグミのあるニボニボ感ではありません。確かに煮干しの味ですが、重さはほとんど感じません。味は鰯メインのようですが、濃いのに軽くて華やかです。煮干しの処理が相当丁寧なんじゃないでしょうか。それと、昆布の旨みでマスクされているのかな。伊藤や凪のようにニボニボ感を前面に出しているのと違い、凄くバランスのいい濃厚魚介といった趣。美味しい。

麺は中細ストレート。三河屋製麺であること、その白い色からはもっとポキポキしているものを想像しましたが、少し柔らかめでモチッとした感じ。最近の流行からすると、もう少し硬めでもいいように思いますが、スープの優しさと良く合ってるんじゃないでしょうか。

ど迫力のチャーシューは、見た目に違わず強力。軽く噛んでも噛み切れないレアな一品で、噛みきれなくても肉汁が口の中に染み出してきますね。美味しい〜。しかしデフォでこのサイズ、豪気ですねぇ。頑張ってもふた口、普通に食べたら4口くらいかかる大きさは、食べ応え十二分。非常に満足度が高いです。

その他の具は穂先メンマ、海苔、それに薬味の青ネギ。穂先メンマはコリっとしていて味付けは甘くなく、スープにマッチしたもの。海苔は小さいながらも非常にいい香りで、これもこの一杯には良く合っていました。もちろんネギも苦みなど無くスッキリした香りで、薬味として良い働きをしていました。

それにしてもこのスープは美味しい…麺量は150g位でしょうか。固形物は約7分ですっかり無くなりましたが、その後もちびちびとスープを飲み続け、最後には丼を持ち上げて完飲してしまいました。飲み干した後には、銀色に光る鰯の煮干しの欠片がいくつか。いや〜、美味しかった。「ごちそうさまでした」といって丼を高台に上げると、店主が「ありがとうございます」と言い、そこでお会計。千円札を渡そうとすると、既におつりの300円をエプロンのポケットから用意されていました。おつりを受け取ったときに「美味しかったです。これは鰯がメインですか?」と尋ねると、「そうです」と言うお答え。続けて「旨みがしっかり出てるんですけど、それにしては重さがほとんどないですね。丁寧な処理をしてるんでしょうか」と訊くと、なるべくエグミなどが残らないようにしているとのこと。最近の流行ではエグミも含めて煮干し感を前面に押し出すことが多いけれども、こちらでは後味良く、もっと頻繁に食べられるような味を目指しているのだとか。なるほど。確かに後味がいいし、なによりバランスが良くて美味しかったです。

デフォで700円、麺量もさほど多くないので、人によってはちょっと割高に感じるのかもしれませんが、このしっかりとした旨みのスープに、このサイズのチャーシューが乗っていれば、全然高くないと思います。個人的にはコストパフォーマンスも優秀と思いました。問題は立地かな…でも、なんだかのんびりと、出来る範囲で営業しているような雰囲気も感じたので、行列のお店は目指していないのかもしれません(そんなことないか)。いずれにしてもとても気に入りました。是非また来ようと思います。ごちそうさまでした!

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あけましておめでとうございます。
昨年は自分にとってラーメン元年のような一年でした。もちろんそれまでも食べてはいましたが、こんなにも沢山、しかも毎回分析しながら食べるなんて初めての経験。皆様のレビュー、コメント、そしてお店の方との会話などから、本当にたくさんのことを学ばせて頂きました。しかし依然として、未知の領域は広大です。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。なお、2011年の目標は「連食&大盛り禁止及び二郎系は週1まで」…食費&体重の急激な増加に歯止めを掛けようと思ってます…運動もしなければ。

投稿(更新) | コメント (10) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

the_sphereさんは
三十に蘭鋳→ねじ式ですか。
自分は三十にねじ式→三十一に蘭鋳でした。
世界は狭いモノですね。

自分はここのスープと麺の相性が本当に素晴らしいと思うんですよね。
煮干しの優しい安定感のあるスープに三河屋の優秀な麺、また行きたくなっちゃいますね。

nesne | 2011年1月2日 02:07

> nesneさん

なるほど。かなりニアミスしてますねw
特にねじ式は、24日も30日も、昼と夜で違うものの、同じ日に食べてますよね。
そのうちばったりお会いする(というか合っていたことにレビューで気づく)
こともあるでしょうね。

ココのスープは相当レベルが高いと思います。
レビュー内にも書きましたが、エグミを出さない処理に相当こだわってるようです。
インパクト重視のニボニボ好きには今ひとつかもしれませんが、
一過性で終わらない、息の長い人気店になる可能性を秘めてるように思いました。
僕もまた行きます。

the_sphere | 2011年1月2日 03:54

おはようございます!

やっとの訪問ですね。
そう、問題は場所でしょうねぇ。
そう考えると、一番は自分みたいな自転車向きだな、と。
味は文句なしです。
エグミを出さない煮干の処理は見事なものです。

corey(活動終了) | 2011年1月2日 09:42

明けまして
 おめでとうございます

 本年も変わらぬ御贔屓、お願いいたします。

あれ?これが300回目?
前のレビュー?
あれ?

 計算できないぶるまです。
 ココはgoodですね~。これで塩出しても行けそうでしょ?
 運動しましょね~

> coreyさん

やっとですよ〜。いつも11時過ぎにTwitterの「スープ切れで終了しました」
というのを職場で見て「ああ、今日もダメだ…」って思ってましたw
仰るとおり、チャリが一番便利な場所ですね。
杉並区だけれど、陸の孤島のような場所にある隠れた名店…
となるのでしょうか。
今後の展開が興味深いです。

the_sphere | 2011年1月3日 01:58

> ぶるまさん

あけましておめでとうございます。
こちらこそ、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
で、300レビュー目は、ひとつまえの桜台二郎でした。
そこまで2010年内に上げて一度力尽き、
これは2011年一発目に上げたものです。
この優しいスープで塩、いけますよね〜
醤油が強くないし、意外に簡単に塩で旨いの作ってくるんじゃないでしょうか?

the_sphere | 2011年1月3日 01:59

初めまして。土建屋@まさと申します。
先日は私なんぞのおのぼりレビュアーに暖かいコメントありがとうございました。
くぼ田とか彩香が近いとか羨ましい限りです。大変好みで無我夢中で食べました。

貴殿のレビューを拝見しましたが、味だけの淡白なレビューではなく、実にラーメン愛のある心がこもったレビューですね。かなりエネルギーを使って書かれてるのではないでしょうか?とても好感がもてました。

コメいただくまで存じませんでしたが、以後参考にさせていただきます。

こちらは存じてませんが、かなりそそりました。是非BMさせていただきます。情報ありがとうございます。

土建屋@まさ | 2011年1月3日 21:17

明けましておめでとうございます。

いやあ,分析が丁寧ですねえ。
こちらのご主人とも気が合うのでは?
塩師匠と合わせて読むと,さらにこの店が理解できますね。
行ったような気になっちゃいました。
今年も勉強させていただきます。

Ra.Ibasen | 2011年1月4日 00:27

> 土建屋@まささん

コメントありがとうございます。
いやいや、僕なんてほとんど近場ばかりですが、
土建屋@まささんの行動力と毎回の丁寧なレポートには感心します。
ラーメン愛…そうですね、あまりそういう風に考えたことはなかったんですが、
土建屋@まささんのプロフィールにある「ラーメン宣伝マン」というのは共感しました。
こちらは目黒屋っぽいチャーシューも含め、多分気にいられると思いますよ。
今後ともよろしくお願いします。

the_sphere | 2011年1月4日 02:31

> ラ.茨専さん

まーなんというか、見たこと感じたことを全部書かないと気が済まないんですね〜。
でも「行きたい!」と思わせるならともかく、行った気にさせちゃったらダメかなw
こちら、多分2010年の新店の中でもトップ・クラスの一軒だと思います。
機会があったら是非食べに来てください。

the_sphere | 2011年1月4日 02:33