レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
よくよく振り返ってみると、このRDBを知る前から、相当数の麺たちと出会ってきたが、割合から見ると味噌ラーメンを食した回数は圧倒的に少ない。決して味噌ラーメンが嫌いなわけではないのだが、ただひとつ感じるのは醤油や塩などに比べるとインパクトやオリジナリティを出すのが比較的難しいメニューなのでは・・・と。数をこなしていないので、エラそうなことはあまりいえないものの、どちらかというとスープよりも味噌ダレに支配されるという印象が強く、どこで食べてもおなじみの味に帰結してくるような気がしてならない。捉え方を変えれば、当たり外れの少ないメニューともいえるのだが・・・。ちなみに私のこれまでの味噌一番は五行の「焦がし味噌」なのだが、これはこれで王道を歩む一品とは言い難い部分があり、ある意味、マイベストオブミソを決めかねて、ここまできてしまったともいえる。そんな私が味噌を喰らいに大草原を駆け回ろうと決意したのは、レビュワー諸兄の高評価連発に触発されたことや、マイページにある「超高性能スーパーコンピュータ」のオススメ店舗にこちらが永らくリストアップされていたということなど、理由は諸々あるのだが、要は夕方、ク○暑い一日だったにもかかわらず、なぜか分からないが「何となく・・・味噌?」という田中康夫的な思いが頭の中に浮かんでしまったからに他ならない。そんなこんなで外苑東通りのパーチケ枠にクルマを置いて、小径の坂を下ったのが19時前。ウエイティングの人影は見えず、引き戸を開けるとちょうど先客がお勘定をされているところ。着席後程なくして、外の待ち椅子に数名座っているのを確認。最近、この辺のタイミングに関しては僥倖続き♪と喜びながら・・・こんなトコで運を使ってどうする?という思いはぐっと胸の奥に。まず最初に、諸氏が称賛されていた通り、こちらの接客は満点に近い。特にホール担当の外国人女性店員の方々。私が入ったときはちょうどシフトの入れ替え時だったらしく、前半と後半で違う方が対応されたのだが、双方非常に感じがよかった。採点要素にはいつも通り含めてはいないが、変な意味ではなく、この接客だけでリピーターを獲得できるレベルかと。これはもちろんオペレーションとして教育されたものなのだろうが、常に笑顔を絶やさず、客に対する「サービス」が徹底されている。誤解を恐れずに言えば、文化の違う外国人の方へそれらの大切さや価値を理解・体現してもらうのは、たやすいことではないと思われ、ここにも独自の育成ノウハウが込められているのだろうと感じた。さてそろそろ麺のお話をしましょうか・・・。まず麺。札幌系スタンダードな黄色く縮れた中細麺。個人的には好きなのだが、久々にお目にかかる感じ。昔よく通っていた渋谷の「壱源」を思い出した。ラーメンらしく口をすぼめて啜るのだが、固めでお願いしたこともあって口腔吸入時に感じる心地よい抵抗感と噛んだ時の独特の食感。うーん・・・ナイス!味玉は8月は4種類のうち、醤油とカレーになりますとのこと。迷わず頼んだカレー味を頬張ると、確かに初めての感覚。ちょっと酸味を感じたものの、美味しい。ただカレー味にする必然性はあまり感じなかった。チャーシューを別皿で頼んだので、何枚かスープにくぐらせて食してみた。肉自体は及第点レベルで、もちろんスープを通過させても旨いのだが、相乗効果を感じるまでには至らず、デフォとしていない理由がわかった気がした。さて、スープについて。このラーメンの評価はとどのつまり、この濃厚な液体をどう受け取るかという部分に尽きるかと。印象としてはmtpさんの言葉を引用させていただいて表現すれば、「味噌を使ったシチュー」・・・まさにこれである。もちろんシチューほどの粘度はなく、ラーメンスープの体を成してはいるのだが、単なる味噌の風味だけではなく、いろいろなエッセンスが凝縮されたような深みのある味は大胆にカットされた野菜の食感とも相まって、カレールーやシチューのそれに一番近いのではと感じた。また私は味噌の場合、ほぼオートマチックでバターをオプションとしてしまう人で、今回もきっちりオーダーしたのだが、そのマッチングの良さにも舌を巻いた。普通のラーメンにバターを放り込むと、明らかにその前後で印象が変わるのだが、この香り味噌にバターを加えると、バターの存在を感じるのは最初の1口2口まで。その後は完全に元のスープに同化してしまい、更なるコクを与えはするものの、スープそのものの印象は活かしたまま進化したような形となる。ある意味、ワタシ含めバター風味の居場所なさげに浮いた感覚が好きな人には一瞬、へっ!?という感じもあるかもしれないが、投入によりコクは確実にプラスされるので、間違いなくバタートッピングはオススメである。しかもうれしいのは、ここのお店、ちゃんとバターを別皿で供してくれる。いきなり最初から投入されていると、前後比較に神経を遣わなければならないのだが、別皿ならプレーンを十分吟味した上で、好きなタイミングでバタリアンに変身できる。細かい部分だが、ぜひこれは他の店でも考慮してほしい気遣い。結論を言えば、個人的にはこの濃厚な液体が非常に気に入った。従来の味噌ラーメンとは一線を画した領域の味に踏み込みながらも、キチッと札幌味噌の心は伝承されている感じ。味噌素人の人間が語ることではないのかもしれないが。ただ少なくとも今までとは違う味噌の世界を私に見せてくれたことは間違いない。最後に味噌ラーメンの特性ともいえようが、さすがにこの季節、汗かき太郎さん達には厳しいメニューであることも確か。逆に言えば冬場は心から温めてくれるのだろうが・・・。今からしばれる季節が楽しみである。
よくよく振り返ってみると、このRDBを知る前から、
相当数の麺たちと出会ってきたが、割合から見ると
味噌ラーメンを食した回数は圧倒的に少ない。
決して味噌ラーメンが嫌いなわけではないのだが、
ただひとつ感じるのは醤油や塩などに比べるとインパクトや
オリジナリティを出すのが比較的難しいメニューなのでは・・・と。
数をこなしていないので、エラそうなことはあまりいえないものの、
どちらかというとスープよりも味噌ダレに支配されるという印象が強く、
どこで食べてもおなじみの味に帰結してくるような気がしてならない。
捉え方を変えれば、当たり外れの少ないメニューともいえるのだが・・・。
ちなみに私のこれまでの味噌一番は五行の「焦がし味噌」なのだが、
これはこれで王道を歩む一品とは言い難い部分があり、ある意味、
マイベストオブミソを決めかねて、ここまできてしまったともいえる。
そんな私が味噌を喰らいに大草原を駆け回ろうと決意したのは、
レビュワー諸兄の高評価連発に触発されたことや、マイページにある
「超高性能スーパーコンピュータ」のオススメ店舗にこちらが永らく
リストアップされていたということなど、理由は諸々あるのだが、要は夕方、
ク○暑い一日だったにもかかわらず、なぜか分からないが「何となく・・・味噌?」という
田中康夫的な思いが頭の中に浮かんでしまったからに他ならない。
そんなこんなで外苑東通りのパーチケ枠にクルマを置いて、
小径の坂を下ったのが19時前。ウエイティングの人影は見えず、
引き戸を開けるとちょうど先客がお勘定をされているところ。
着席後程なくして、外の待ち椅子に数名座っているのを確認。
最近、この辺のタイミングに関しては僥倖続き♪と喜びながら
・・・こんなトコで運を使ってどうする?という思いはぐっと胸の奥に。
まず最初に、諸氏が称賛されていた通り、こちらの接客は満点に近い。
特にホール担当の外国人女性店員の方々。
私が入ったときはちょうどシフトの入れ替え時だったらしく、
前半と後半で違う方が対応されたのだが、双方非常に感じがよかった。
採点要素にはいつも通り含めてはいないが、変な意味ではなく、
この接客だけでリピーターを獲得できるレベルかと。
これはもちろんオペレーションとして教育されたものなのだろうが、
常に笑顔を絶やさず、客に対する「サービス」が徹底されている。
誤解を恐れずに言えば、文化の違う外国人の方へそれらの大切さや
価値を理解・体現してもらうのは、たやすいことではないと思われ、
ここにも独自の育成ノウハウが込められているのだろうと感じた。
さてそろそろ麺のお話をしましょうか・・・。
まず麺。札幌系スタンダードな黄色く縮れた中細麺。
個人的には好きなのだが、久々にお目にかかる感じ。
昔よく通っていた渋谷の「壱源」を思い出した。
ラーメンらしく口をすぼめて啜るのだが、固めでお願いしたこともあって
口腔吸入時に感じる心地よい抵抗感と噛んだ時の独特の食感。
うーん・・・ナイス!
味玉は8月は4種類のうち、醤油とカレーになりますとのこと。
迷わず頼んだカレー味を頬張ると、確かに初めての感覚。
ちょっと酸味を感じたものの、美味しい。
ただカレー味にする必然性はあまり感じなかった。
チャーシューを別皿で頼んだので、何枚かスープにくぐらせて食してみた。
肉自体は及第点レベルで、もちろんスープを通過させても旨いのだが、
相乗効果を感じるまでには至らず、デフォとしていない理由がわかった気がした。
さて、スープについて。
このラーメンの評価はとどのつまり、この濃厚な液体を
どう受け取るかという部分に尽きるかと。
印象としてはmtpさんの言葉を引用させていただいて表現すれば、
「味噌を使ったシチュー」・・・まさにこれである。
もちろんシチューほどの粘度はなく、ラーメンスープの体を成してはいるのだが、
単なる味噌の風味だけではなく、いろいろなエッセンスが凝縮されたような
深みのある味は大胆にカットされた野菜の食感とも相まって、
カレールーやシチューのそれに一番近いのではと感じた。
また私は味噌の場合、ほぼオートマチックでバターをオプションとしてしまう人で、
今回もきっちりオーダーしたのだが、そのマッチングの良さにも舌を巻いた。
普通のラーメンにバターを放り込むと、明らかにその前後で印象が変わるのだが、
この香り味噌にバターを加えると、バターの存在を感じるのは最初の1口2口まで。
その後は完全に元のスープに同化してしまい、更なるコクを与えはするものの、
スープそのものの印象は活かしたまま進化したような形となる。
ある意味、ワタシ含めバター風味の居場所なさげに浮いた感覚が好きな人には
一瞬、へっ!?という感じもあるかもしれないが、投入によりコクは確実に
プラスされるので、間違いなくバタートッピングはオススメである。
しかもうれしいのは、ここのお店、ちゃんとバターを別皿で供してくれる。
いきなり最初から投入されていると、前後比較に神経を遣わなければならないのだが、
別皿ならプレーンを十分吟味した上で、好きなタイミングでバタリアンに変身できる。
細かい部分だが、ぜひこれは他の店でも考慮してほしい気遣い。
結論を言えば、個人的にはこの濃厚な液体が非常に気に入った。
従来の味噌ラーメンとは一線を画した領域の味に踏み込みながらも、
キチッと札幌味噌の心は伝承されている感じ。
味噌素人の人間が語ることではないのかもしれないが。
ただ少なくとも今までとは違う味噌の世界を私に見せてくれたことは間違いない。
最後に味噌ラーメンの特性ともいえようが、さすがにこの季節、
汗かき太郎さん達には厳しいメニューであることも確か。
逆に言えば冬場は心から温めてくれるのだろうが・・・。
今からしばれる季節が楽しみである。