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「じゃんぼラーメン1000円」@熊大路の写真8/26/13
◆愛すべき、空気読めないラーメン

宮崎駿の映画のために新百合ヶ丘まで来てみる。
(引退発表の直前だった)
映画は3時からの上映の券を入手し、ゆっくり昼食をとることにした。
近くではKitchen House トトロがいいのだが、時間があるのでその奥にある店に行くことにする。
ここはpvs aka duff 氏とすいか氏の投稿を読ませていただいているので、大体のイメージは出来上がっている。
私の好みの、偏屈な、無骨な系統のものであってほしいものだ。

バスの路線を調べて、バスに乗りこむ。
昔丘陵地帯だったあたりに入り込む。
50年前には本当にタヌキやトトロが出たのだ。
上平尾で降りると、店はすぐ近くだ。
左の林からはもうヒグラシの声が優勢である。
http://photozou.jp/photo/show/286324/187255597

11:30過ぎで、すでに開店している。
http://photozou.jp/photo/show/286324/187255608

まだだれもいない。
店内を見回す。http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/187255627?size=850

一番目立つデカイ字でじゃんぼラーメン1000円というのがある。
どういうのか聞いてみると、二人分とのこと。

なんだ、それだけか、という気持ちと、それ以上のプラスαを期待させる表示と価格なんだが。
一か八か頼んでみる。せっかく来たのだから。

じゃんぼラーメン1000円:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/187255637?size=900

丼はφ25cm以上の巨大なもの。このサイズはなかなかない。
スープも二人分のナミナミ。
たしかにジャンボだ。
しかしトッピングはもやしとコーンだけ。
チャーシューが見当たらない。
これは凄すぎる。
本当に『くれないの、豚』。

価格のことは言いたくないが、ラーメン600円x2より200円お得ということのようだ。
それは正しいのだが、おそらく大盛りが100円なのでなんだか価値観が違うな。
いずれにしても独自の価値観ですばらしい。

久しぶりの黒いラーメンだ。
これは私を刺激する。

表面には多めのラード。
撮影用に麺を取り出しただけで服に多数の脂シミを残してしまった。
醤油のシミではないのだ。
最近ラーメンを食べてないので、無防備な服装だった。

濃い味の醤油はたまり醤油であろうか。
コクの強い味である。
このコクは、メイラード反応で生成されているかもしれない。

味醂的な甘みと酒的な旨みが特徴。
これに旨み調味料と肉系の旨み。
ベースはどうやら豚骨らしい。

やや小田原方面の味に近いものがあり、とてもよい。
豚骨醤油というのはもったいない気がする。

麺は中幅、手打ち平打ち縮れ麺。加水はそれほど高くない。
茹でたてはおそらく白いのだが、十分スープのしみ込んだ麺は、ちょっとない感じ。

大変ケシカラン。

こういうラーメンは東京には普通ない。
ラーメンの仲間に入れてもらえないかもしれない。

こんなブサイクなラーメンが近くにあるとは思っていなかった。
無骨で、人に媚びない、飾り気がない、垢ぬけないといったニュアンスだ。
ブサイクという表現はEスト氏が使いだしたのだが、彼のテーマの一つだ。私のテーマでもある。

私の入店後、続々と地元の人、工事関係の人、家族連れといった方達で店内が埋まっていく。
しょうゆラーメンの注文が多いようだ。
それにしてもこの味は今風の味ではなく、もっと個性的、垢ぬけないものなのだが、受けているようだ。
これを常連が美味そうに啜る店である。

じゃんぼラーメンを頼む人はいない。
それでもメニューの中心である。
理解に苦しむのが特徴である。
空気読めないところに、メッセージがありそうである。
http://photozou.jp/photo/show/286324/187255668
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おまけ:宮崎駿氏のメッセージとラーメン?

突然の引退発表、大変残念である。
どんな凄い人でも、必ず何らかの終わりがある。
一方残されたメッセージは、新たな始まりと言える。

この日は最新の『風立ちぬ』を見た。
難しいテーマであるが、自分にとっては高校生からのテーマと共通する部分があり、大変よかった。
後日TVで『紅の豚』も見たが、両者には全く矛盾する部分を感じなかった。
この二本は同時に見た方がいいかもしれない。

マスメディアでは、もう氏の作品を見ることができないのは残念だと繰り返す。
もっともっと沢山の作品を見たいのである。
これは、次から次へと生まれるラーメン店を求めるのと同じである。

もっと沢山の作品を期待すべきだろうか。
否、私はそうは思わない。

数本の初期の作品でも十分である。
『風の谷のナウシカ』で十分である。
多くの人は、この一本の作品のメッセージを、素直に捉えることすらできていない。
正しく議論さえしていない。
話は飛ぶような気もするが、ラーメンについても同様なことが言える。
一杯のラーメンを味わい尽くすことは、大変むずかしいのだ。
ラーメンにも同様にメッセージがある気がする。
それを味わうのも重要なことかもしれない。

戦後70年、東京オリンピックを経て、理想よりその時の人の富に、はしゃいできた人間の行きつくところは、ぜいぜい今の程度である。

そして残念ながら、ますます地球は『猿の惑星』に向かっている。
上空のラピュタの視野から、これからの地球・人類にとって最も大事な課題を明確にしたいものである。

猿を例に出したが、それでは猿に失礼かもしれないので、豚くんに我慢してもらうとするか。

『今にローストポークになっちゃうから。あたし嫌よ、そんなお葬式』

それにしてもジーナ嬢は素敵だ。

投稿 | コメント (14) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

ジャンラーメン、、、
いろんな意味でジャンボな存在でしたね(笑)

僕は多分、モヤモヤがしばらく抜けないとおもいます(笑)

貧乏性なのでしょうか
贅沢病なのでしょうか

安くて美味くて、気持ちの良い一杯をついもとめてしまいます。
そこに、遊び心やこだわりが、伝わってきたりすると病みつきです(^^)

☆GIMOSU | 2013年9月14日 14:20

こんばんは、ご隠居様

ジブリは、昔、ラピュタを池袋に見にいったら、閑古鳥でした。
同時上映が、ホームズ(犬の)でした。昔は、シネコンなどなくて、とても感動したので、
2回見て帰ってきました、こんな面白い映画がなんで興行成績わるいんだろうと思ってました。
当時、流行っていたのは、子猫物語、いまではだれも知りません、多分…

しんゆりは、ラーメン過疎地帯と思ってまして、トトロハウスまで足を延ばすと、
まだ楽しめるのかもしれません。
なので、しんゆりを通り越して、ハスミに行きます…、
それか、佐藤製麺所です。

一昔前の雰囲気、お姿です、CPはあまりよくないように感じます。
これで、800円なら文句なしですよね。
この店の面構えから、この商品は1000円だというのをなんとなく感じます。
しかし、ジャンボですな…、ラード、味噌どうやっても旨いような気がします。
私は「風立ちぬ」を素直に見に行けるような大人になれるでしょうか…
「小鳥遊六花、改」…って場合じゃない…
失礼しました。

この理先輩 | 2013年9月14日 19:15

KMさん、こんばんは。

稲城市といっても府中街道沿いというより栗平に近いお店なのですね。
栗平のお風呂に行くついでに寄ってみるのも良いかなあ。

>50年前には本当にタヌキやトトロが出たのだ。
さらっと凄いこと書いてますねw
でも、このあたりは都内の雰囲気とは違いますね。
多摩川を渡っているからというのもあるでしょうけど。

>本当に『くれないの、豚』。
だれうまwww

でもチャーシューなしというのは寂しい反面、たまには新鮮でいいかもしれませんね。

ぬこ@横浜 | 2013年9月14日 20:16

こんばんは。
『愛すべき、空気読めないラーメン』
?と思いましたが、レビューを読むと「あぁ~」となりましたw

>一杯のラーメンを味わい尽くすことは、大変むずかしいのだ
そういえば、以前どこかでナウシカの考察論をみたことがありますが…なかなかに深い。
ラーメンに関してですが、単純に『美味しい』と思えば良いし、作り手も単純にそう言ってくれれば良いようにも。
でも、ネット文化でこの様なサイトができ、だが作り手とレビュアーに答え合わせはなく、あくまで想像の世界で…ってレビューupしてる人の意見ではないですね(苦笑)。
話が逸れたかもです。失礼致しました!

インディゴ(翠金) | 2013年9月15日 00:37

>丼はφ25cm以上の巨大なもの

凄いですね・・・・

我が娘がまだ小学生でしたかね。
「トナリのトトロ」。
カリオストロ、ナウシカ・・以上にこの作品は
愛しました。
引退は仕方がないですが残念至極・・・

こんにちは。

レビュー内に登場させていただきありがとうございます。
よくない意味で無骨なのがいいですよね。
「わざとらしい」味のにんにくのスープが個人的に気に入っています^^

pvs aka duff | 2013年9月16日 21:25

いいですねぇ~

ジャンボラーメンw
モヤシにコーン。黄色い平打ちされた
麺も魅力的です。

YMK | 2013年9月17日 08:49

◆☆ジモス さん
コメントありがとうございます。

>安くて美味くて、気持ちの良い一杯をついもとめてしまいます。

さらに量があるといいですね。
おそらく食べ物全般に言えます。
ただこれを満たしていないから点数を減点する、というのはしたくないので、常に参考にならない点数にしてます。

ファッションやラーメンの本質は、人様が作ったものを買っているのです。自分の意思が入らないところなので、しかたないのです。

ただ最近は気持ち良いことや、自分の居場所になることが大事だと思っています。
だから近くの店でいいのです。

◆この理先輩さん
コメントありがとうございます。

宮崎駿の作品は本当に愛されていますね。
いろいろな楽しみ方もできて、よくできてます。
最初は風の谷のナウシカの本を友達に借りて、読みました。
それ以来です。

こんど佐藤製麺所に行ってみます。

最近街から離れたところの食べ物屋さんを、高いと思うことがあります。
採算をとるのには必要なんですね。
でもこの値段では、と思うのですが。

>私は「風立ちぬ」を素直に…

私は歳とともに、よりシンプルなものにこそ本質があるように思い初めています。
理想や課題はシンプルにしたいです。
複雑なものは、嘘でかさまししているのです。

KM | 2013年9月21日 16:22

◆ぬこ@横浜 さん
コメントありがとうございます。

今でこそどこからでも行けますが、昔は雑木林だけのような所でした。
行ってみたら結構開けています。

どうしてもラーメンにはチャーシュー一枚必要なんです。
そういうものだと昔から思いこんでいます。

KM | 2013年9月21日 16:27

◆インディゴ(翠金) さん
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。

どうしてこういうラーメンをメインにするのかは謎です。
このラーメンは普通ではないのがいいのです。
希望はチャーシューをドンと乗せてほしいことですね。

宮崎駿は根本的には戦争嫌いなんですね。
あと自然・地球環境を愛してます。
人に関しても、人に希望を持ってますね。
でもこういうシンプルさや理想がすべての基本だと思うのです。
哲学、政治、経済学、宗教、科学・・・
すべて、本来理想を求めるものだと思います。
現実問題重視が、今の地球を作り出したんですね。
課題は50年、100年先の問題です。

>ラーメンに関してですが、単純に『美味しい』と思えば良いし、作り手も単純にそう言ってくれれば良いようにも。
でも、ネット文化でこの様なサイトができ・・・

このサイトも登録者は13万を超えましたか?
最近考えているのは、自分があえて投稿する必然性です。
投稿者が一般のお客さんに比べて、特に味覚が優れているとは思わなくなりました。
さて何故投稿するのでしょうね。

KM | 2013年9月21日 16:48

◆塩のヲタクのぶるまなじぃじ ・・さん
コメントありがとうございます。

凄い丼でしょ(笑)。
目一杯詰めたら1kg超えそうです。

やはりお子様にもすすめましたか?
うちの子供も大好きです。

長男は紅の豚の決闘シーンで大受けしてました。
私は加藤登紀子の声が懐かしく、学生時代を思い出しました。

そういえばカリオストロもそうなんですね。
宮崎氏のものとは最近まで知りませんでした。
すごく洒落てていいなと思っていました。
心を奪ったというのが最高ですね。

◆pvs aka duff さん
コメントありがとうございます。

勝手に登場願いました(笑)。

本当はにんにくだったのですが、後で人に会うので断念しました。
今度はニンニクですね。普通のサイズで(笑)。

書き方が悪かったかもしれませんが、こういうラーメンは大好きです。
他にないようなのがいいですね。
いい店でした。

KM | 2013年9月21日 17:02

◆YMK さん
コメントありがとうございます。

>モヤシにコーン。黄色い平打ちされた
麺も魅力的です。

分かっていただけると嬉しいですね。

そういうのが堂々と出てくるのがいいです。
貴重な存在です。

KM | 2013年9月21日 17:06

KMさん、こんばんは。

20代の若かった頃は、いつも大盛りを食べてました。
地元伊勢崎のピリカと言うラーメン店の味噌ジャンボラーメンが旨かったなぁ。
もやし、メンマ、コーン、ネギといたってシンプルなものでしたが。
当時は、ラーメン店が少なかったので数軒をローテーションしてました。

このじゃんぼラーメンは2倍の量ですか。
たしかに200円お得ですが、プラスαを期待しますよね。
店主さんによって独自の価値観の違いがラーメンに現れますね。
この違いがラーメン店巡りの楽しさでもありますね^^

赤城山 | 2013年9月21日 21:20

◆赤城山さん
コメントありがとうございます。

そうなんですね。少ないのです。

ラーメンは若い時量が少ないと思い、避けてました。
どちらかと言えば、丼ものを選んでました。
それでも足りなかったですが(笑)。

>店主さんによって独自の価値観の違いがラーメンに現れますね。
この違いがラーメン店巡りの楽しさでもありますね^^

その通りだと思います。
今回もそういうことが言いたかったのです。
そこに店めぐりの楽しさがありますね。

KM | 2013年9月22日 10:04