なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「追い鰹中華そば(750円)+味玉(100円)」@らぁ麺 やまぐちの写真この醤油の強さ、鶏出汁の奥の深さ、追い鰹のシャープな味わい。誰もがなし得なかった極上のラーメン。

ここまでのラーメンだったとは。しかもそれが10杯20杯の杯数限定ではないところに山口店主の経験と才能を実感します。

らぁ麺やまぐちに来る前に、すでに鶏白湯麺蔭山で目いっぱい感激したワタクシ。お礼を申し上げて店を出るや、そのまま早稲田通りを進みます。間隔的にそろそろと思った先に路上の行列が見えてきました。間違いありません。店に近づくと、思いもよらぬ行列の4番目として最後尾にどっきんこ。ラッキーです。

お店にはラーメンの2大看板があって、店主も常食しているという鶏そばと魚介をプラスした追い鰹中華そばがあります。どちらを最初に食べるか。いずれにしろそのうち両方をいただきますので、どちらが先でもいいのですが、鶏白湯を食べてきたばかり、という些末な理由をつけて

追い鰹中華そば(750円)+味玉(100円)

に決めます。定刻、のれんが上がり、シャッターくんから順番に中に入って食券を買い、次々と座っていきます。店にあるのはU字型のカウンター席。見上げると、今や製麺所として大ブレーク中の京都麺屋棣鄂(ていがく)の小麦粉の袋がディスプレイされています。この店が使用する麺は共同開発したと言う麺屋棣鄂の特注麺。視覚で訴えてきます。

ちょっと背伸びして厨房を覗くと、山口店主と助手の2人体制。お客さんは食券を買ってどんどん着席し、とうとう待ち行列ができました。でも、いいですよ、ここは。限定数に関係なく待っていれば食べられるんですから。

厨房は別室になっているために、麺上げを見ることはできません。思いを馳せてひたすらの待ち。先頭から順番に出来上がっていきます。この日は、鶏そば半分のつけ麺が半分。追い鰹はジブンだけでした。

来たぁ。およそ10分後、どんぶり到着です。

むふ。

この鰹の強烈な上昇気流と醤油のいい香り。すごい破壊力がいきなりパンチを浴びせてきます。

旨そうな大判のチャーシュー。チャーシューの見せ方まできれいですね。このようにサシが入ってくると、もう視覚だけで旨さを感じる、ことを計算しているのでしょう。

そして、チャーシューが沈まないように計算したスープの量。ジブンはいつも書いているのですが、こういうスープの量が計算出来ない、理解できないラーメン店がいかに多いことか。せめてそのくらいはちゃんと日本のラーメン文化を乱さないようにやろうぜ。

チャーシューの上に頭をちょんと乗せられた枕木めんま。白いねぎと青いわけぎの、ちょうどいい量のコントラスト。そして、味玉のポジション。こういうことなんですね、すべてに隙を見せずに料理を作る、って言うのは。

さ、食べてみましょう。

まず驚くのは、表面に張られたチー油の厚みです。ここまでやる、と思う量。追い鰹の香しい香りにスープから飲みたくなります。レンゲで下からすくって一口。うわわ。なんですか、このめりはりある重厚な醤油スープは。見た目ほどは脂を感じることなく、最初に醤油、次に鰹、そして動物系とそれぞれがくっきりと輪郭を持って攻めて来ますよ。

こんなスープ、初めての経験です。ここまで鰹が突出しているなんて。追い鰹は半端ない量を使う、とのことですが、それでこんな味が実現できるんですね。スープ自体はやや塩分が高めに設定してあって、実にシャープなエッジを感じます。

醤油が立つスープ。これがトレンドですが、まさにトレンドど真ん中ですね。出雲の醤油の老舗から2種の醤油を仕入れ、生醤油を自ら火を入れる。味を突き詰めていくと、そういう手法が生まれてくるんですね。限定じゃないですよ。

麺。前述のように麺屋棣鄂の特注麺。中太の平打ち。茹でにぬかりがあろうはずがなく、そのつるしこな食感は口内にエクスタシーを感じるほど。150gという短時間のドラマがもっと続けばいい、と念じつつ、あっという間になくなります。

チャーシューは肉に味が残っていて、しっとりで食感のいい出色もの。鶏チャーは次回にまわし、今回は作戦大成功。この厚みなんかも食感にあわせてベストを決めるんでしょうね。すべて計算。出来合いなんてない、この見事さ。メンマ、味玉も一級品でした。

語りつくせないドンブリの中のストーリー。2013年の年度代表ラーメン、間違いないと思います。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。