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「味玉塩ラーメン」@ラーメン専門 くぼ田の写真・・・などと考えながら、昼前からチャリをこいで西武新宿線柳沢駅近辺へ・・・・。1月の3連休、ただ家でゴロゴロと決め込みたい一心でしたが、親戚訪問やら何やらで、結局無理でした(笑)。なのでちょっと一人で過ごさせてくれと昼飯前にプチ地元一人旅です。本来なら「中華そば みたか」に行くところですが・・・・「塩を食いたい」という気分なのでなえてしまいます。「あおば」は行ったばかりだし・・・・となれば、「くぼ田」しかあるまいて・・・・。


 相当インターバルも空いていることもあり、緩い坂道をチャリで上りつつハーハー息をあげて訪問します。されど・・・・あかんわ・・・・この年末年始のだらけ生活で体がなまり切っとる。開店5分前でポールポジションはいいとして・・・・息切れした。この時点で大盛りは断念しましたが、味玉だけはあきらめない。なんだかんだで今回は、「ラーメン専門 くぼ田」さんの「味玉塩ラーメン」です。

(外観)http://photozou.jp/photo/show/1985094/195972192


 さて、店内ですが、AMラジオ放送だけが、静かに響き渡るのがレトロでよろしい。深夜にオールナイトニッポンを聞いていた世代にはこのしょぼい音質がとても気持ちよい。バラエティーでもニュースでもない、地元密着のパーソナリティ主体の番組を聞きながら・・待つ一杯が到着する。そして私は手を合わせて啜る・・・。私は心の中で叫ぶのみ・・・。



 う!・・・めさ・・・、めっさ旨いがな!!落ち着く一杯とはこのこと也と心底思うこの一杯でっせ・・・・。







【スープ:大人の淡麗&日常系崇高スープ・・・っていう感覚!?塩と旨味成分の引き際がナイスな味わい】


<どこまでも・・・日常の淡麗を追い求めたような出汁感覚がオヤジ泣かせ>


 しかしながら・・・どこまでもオヤジ泣かせなスープ感ですよ。まさしく魚と昆布の出汁以外、余計なものを足さないという様なスープ感。若干の鶏ガラ系の旨味はプラスしておるのでしゅうが、その染み入るようなスープの味わいは、まさしく秀逸であります。胃もたれとは無縁と思える。そのくせ、ギラギラした色気はなく、分かる人だけに分かっていただければ良いという潔さすら感じ入ります。


 煮干し系の煮出しは苦み一切排除でありつつ、甘み主体でもない「魚のお味」といった風合いがふわり。それが一口目からひろがる感覚。そして、順に節系やら昆布系やらがほのかに感じる存在感というフィーリング。魚介で落ち着き払ったあとに、うっすらと鶏ガラのようで、トッピングチャーシューから滲んだような豚の脂を仄かに感じる。そう、これは塩ダレの風味を素直に一本立ちさせたような感覚です。

(麺顔)http://photozou.jp/photo/show/1985094/195972003



<塩ラーメンとは・・・塩しか色づけしていないという意味か・・・>


 つまりは、タレで味を決めてからは一切脚色を排除したかのような感覚。スープタレに加える味の調整は、塩のみであるかのよう。ごまかしの聞かないということになりましょうか。唯一脚色しているとすれば、柚子の風味でしょうか? 皮のひとかけらしか投入していないのですが、それでも仄かに香る柑橘系特有のサッパリ感が奥底に感じます。


 節と煮干しの配合など想像つかんが・・・野菜の甘さも極力抑えたような感覚もありなむ。さて塩ダレとは何か?ずぶの素人でちょっとばかり厨房に入ることある男子なりに空想するに、やはり各種小魚入り交じったり、カツオ・サバ・アゴ等様々な個性の節が投入され、貝柱等ちょいと高級感プラスされたものが、長い間煮出されたり、濾されたり、また水分を飛ばしたりと生成された「エキス」的なものを感じます(ほんまかいな・・・・)。でもその味わいだけだと、魚介一本調子になるもんね・・・・。ところどころ、香味野菜や、鶏ガラのエキスが混じり合い、バランスが取れている感じがある。塩ラーって難しいと思うのよね・・・。

(スープ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/195972104







【麺:やはり柔らかさとモチモチさは、麺好きなら無視できない旨さと再認識する】


<チュルチュルと滑らかなスベリ心地とクチっとしたもち肌のような感触>


 どこの麺だろうね〜。ちょいと緩い系統の柔らかさが特徴的で、スープとの一体感と非常にマッチしています。基本的には、パツパツ系のが好きな私だけど、こういう安らぎ感ある麺も好きという麺節操のない男であります。徐に店内のカレンダーを眺めていると日付欄に下には、「三河屋製麺」の文字が!カレンダーだけ飾っているのかもしれんが・・・、いずれにせよ、幅広い趣向に合わせる生産能力に、日本の「ものづくり」力を感じますよ!


 さてその麺ですが、ご店主のテボによる湯切りが繰り替えされるところに、スープを余計に濁らせまいとする執念すら感じますよ。そんな魂がこもったような麺は、執念とは裏腹に非常にしなやかにモッチリ感もたたえて淡白な歯切れを演出いたします。前歯でスパスパと千切る余韻が快感。奥歯で潰す感覚は、ちょいと柔らかいテンピュール感。汁を吸い込むタイプがまたいい。淡麗なスープは吸い込んでも上品であるから・・・。

(麺アップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/195972025



<汁を吸った方が似合っているように思える>


 汁を吸い込んだ方が円やか・・・・、そんなことを考えてしまう麺です。そういえば久しぶりに食うのだよなと時間の過ぎる早さを感じつつ、二口目をすすると、表面のヌメリっぽいツルツル加減を感じる。あと執念感じる湯切りの後にヌメリなどあろうはずがない。これは麺の地肌感そのものでして、汁を吸った加減がそう思わせるだけなのでしょう。このニュルリン!とした加減が悪くないじゃない!


 前半は、このニュルリンとした加減が、少しばかり芯があるのだけど、後半は汁を吸ってニュルリンとしたしなやかさが100%発揮される。啜って楽しいとはこのこと。多加水と中加水の真ん中にあるような滑らかさをもつ標準サイズのストレート麺。平凡な風貌に非凡なアミューズを感じる。







【具:いつ来ても変わらないということの大切さを感じる、定番なる旨さですな】


<唯一動物的な旨味を感じる脂の旨さ・・・・されど脂さえ淡麗な塩加減>


 こちら・・・何度食いに来ても、そのチャーシューの大きさや配置がズレることがない。今回も過去写真と見比べてみて寸分も違わぬ配置に、店主の完璧度をめざす頑さを感じます。そのチャーシューですが、いつも通り・・・淡麗なスープに反して「脂身多めのバラ肉ロール」。辛めの醤油ダレを染み込ませると白飯に合うような肉質。されど・・・ここでも色気を抑えるがごとく淡麗な味付け。それでも抑えきれない肉の色気がチラチラと見え隠れする。和風チラリズムを彷彿とするチャーシューと言えましょう。和服の裾から見え隠れする足袋のように、肉の脂の旨さをチラチラと感じる・・・・。それにしても何故、和服なのか、足袋なのか、足首なのか・・・・、そしてオレは変態なのか。そうだ、今日は成人式だからなのだった。やはり日本女性には和服がよく似合う!嗚呼やっぱりラーメンは日本食なのだなと・・・・何の理由も関連性もなく一人で感じ入るのでありました。

(チャーシュー)http://photozou.jp/photo/show/1985094/195972061



<味玉のトロトロさに思わずしゃぶり付く>


 さて味玉だ。味玉塩ラーメンは、この店のメニュー表の中では最後に位置する。4番バッターみたいなもんだが、そのアイデンティティと思える味玉をまずは一口パクリ! おお・・・気味がとろける!溢れ出す・・・・。こんなんだったっけ?醤油スープならまだしも、今回は淡麗に塩スープを攻めたので、影響を及ぼしては困るため、一気にパクつき早めに完食してしまいました。


 白身のふるふる加減がたまらん。味玉の大きさも文句ないLサイズ玉。浅めの色合いがいかにも「くぼ田」らしい演出だわ。淡麗系なタレであるためか、味玉も薄らな色合いでそれがまた上品。麺顔の中では宝石のような存在ですな(笑)。

(味玉)http://photozou.jp/photo/show/1985094/195972142








 総じまして、「これから何度でも食い続けるお店、飽きないお店」でありまして、数少ないメニューを何度でも、何回でも食べ続けることでしょう。これからもよろしくお願いいたします。細々とでも、長く営業してくださいね。いつ訪問してもマスクしておられるご店主が、衛生上なのか、体調の都合なのか・・マスクの真意が不明ですが、ご健康をとても心配をしています。風邪がはやってますがお体ご自愛ください。


 などと考えながら帰り道の下り坂を自転車で飛ばし自宅へ向かう。冬晴れの青空とゆるい冷たい風邪がとても気持ちよい。過ぎ行く風景に・・・・着物姿の女性達、そして不慣れなスーツ姿の若者達を多く見かける。成人式ならではの光景。今日は祝日。国民全体で祝おう。なので詠います!



   大人びた
   スーツが歩く
   たむろして


   晴れ着あっぱれ
   まさしく快晴



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿 | コメント (6) | このお店へのレビュー: 5件

コメント

個人的には醤油でしが塩もうまいですね!

YMK | 2014年1月14日 07:52

名店。
ココはそう呼ぶに相応しい、と思います。
いつまでも地味に続けて欲しいお店ですよね。

こちらは本当に旨いですね!
また 伺いたいですね!

mocopapa(S852) | 2014年1月14日 15:31

ココ、いつの日か
行きたいんですよ。
いつの日か。

FUMiRO | 2014年1月14日 18:40

写真の技術が巧いんでしょうねー、
味わいが伝わってくるような画です。
オヤジ泣かせですかw
濃厚ブームの中でも、黙々と王道を歩んでいた風格のようなものが
あるような気がするんですよねー。
だから、「いつかいこう」が長引いてしまう、と(苦笑)

GT猫(ひっそり活動中...) | 2014年1月15日 03:50

福岡のものづくり力も、なかなか侮れませんぜ。
何せ、形状だけ見ると似通い杉の細麺も、店によって結構加減が違うんですよ。
カタ向けの麺もあれば、のんびりしてても伸びない麺もあったり。
材料、ほぼ同じだと思うんですけどね。お見事です。

この手のクリアな魚介が効いただしに、喉越しと食感に優れた麺。
ないんです。おいらの街には、ないんですw

Dr.KOTO | 2014年1月15日 22:28