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コメント
こんばんは遅コメ失礼します。
自分もブログで見て食べてきましたが、想像を超えた出来栄えで感激した次第です。
ラーメンと冷麺と本格イタリアンの要素を兼ね備えたような一杯に驚いて言葉も出ませんでした。
今提供中の「チリトマト」の出来栄えも気になるところです・・・。
純米無濾過生原酒 | 2015年7月18日 21:35純米無濾過生原酒さん、コメントありがとうございます。
あれまー、いつの間にかこちら、イッテいたんですね~、フットワークがスゴイです!
私もこちら、久しぶりに一口食って、感嘆のため息の出た逸品でした!!
もう一度チャレンジしたいとも思っています。そうそう、「チリトマト」も気になりますが、、、
チャーチル・クロコダイル | 2015年7月21日 08:27
チャーチル・クロコダイル

のぼった

onaka.y






そもそも私は肉は宗教上の理由からして豚肉以外は口に出来んので、いきおい魚介類が大好物。中でも貝、もしくはそれに似たもの(?)が大好きなのである。よって貝出汁のラーメンには特に目が無い。
14:20着、先客7名、カウンター席に着座、後客1名。早速、壁写真にある件の‘ムール貝の冷製塩ラーメン’(850円)を確認。しかしメニュー写真を良く見ると、若干問題がある。チャーシューが禁断の鶏チャーに見えるのだ。そこでおにーさんに「これって、鶏チャーシュー?」と聞いてみる。
すると「はい、そうです」との答え。まっ、マズい。やはりそうであったか、、、しかし、ここでルーム貝を諦める訳にはいかん。そこで、「豚チャーシューに交換出来ない?」とすがると、「ハイ、いいですよ。バラとモモのどちらにしましょう?」との誠にアリガタキ逆提案まで頂くではないか。
そこで豚バラチャーで、更にいつものサービス券で「大盛り」にてオーダーする。能書きを改めて見てみる。「ムール貝から丁寧に抽出したスープに、合わせるタレは白ワインと魚介の旨味を加えた塩ダレ。トマトとオリーブオイルのソースを絡める事で変化する味わいも楽しめる」とある。おぉ、何か読んでるだけでも美味さを確信してしまう。そして待つ事6分、着丼。
ビジュアルは、ステンレスの丼に、私的Versionとなった豚バラチャーシュー2枚、ムール貝、タコのマリネ、トマトソース、カイワレ、刻みパセリが、透明度の高い冷たい塩スープに乗っている。
スープから。おおっー、見た目の透明度からは想像もつかない位の驚くほど濃厚なムール貝の味わいが凝縮している。これはパスタやパエリヤではお馴染みであるが、紛ごう事なきムール貝の味わいである。塩分濃度はやや高めも、冷たくキンキンに冷えた塩スープにキレがあり、風味あるムール貝のダシと絶妙にマッチしているのだ。美味い、こんなにしっかりとしたムール貝のスープはお目にかかったことが無い。
やがてトマトソースが干渉すると、あれまっ、オドロキ×2の冷製トマトスープに激変する。このワイン香る上品な酸味のあるトマトスープが、ムール貝を下地にした塩スープに淀みなく融合し、「コールド・イタリアン・シーフードスープ」としても完璧に成立している。こんなマーベラスなスープになるとは、思いも寄らなんだわ。美味い、実に美味い冷製塩スープである。
麺は断面四角のほぼストレートな中太麺。冷水で〆られ、あたかも盛岡冷麺の様な強靭なコシのある麺で、これがまた冷たいムール貝の塩スープに晒されて、奥歯に反発を覚えるほどのコシを終始維持し続ける。麺の旨味もある。中華麺とは一線を画す、冷製スープと見事にマリアージュする美味い麺である。
具の豚バラチャーシューは、本来は鶏チャーシューであるが私の我儘を聞いてくれての特別バージョン。しっとりと柔らかで、好みの脂身もサクリと噛み切れる柔らかさ。味付けも豚肉のジューシーな美味さを味わえる薄味付け。こちらのデフォのチャーシューの一つだが、冷たいスープでも違和感なく美味い。
ムール貝は、ボイルされ貝柱ごと貝殻に乗っている。出汁として使われたものと思われるが、独特な味わいは残っていて美味い。タコのマリネは足の部分をレモン汁とコショーで味付けされたもの。これもまた味わい深くバツグンに美味いのだ。トマトソースは前述の如く、スープを一変させる優れモノ。驚くべき味変のポイント高い。カイワレもサッパリ。刻みパセリは洋風な風味付けにキラリと光るエッセンス。
スープ完飲。魚介の使い方が巧みなマイ鉄板店での今回の限定品、夏らしく冷たく冷えたムール貝の出汁が滲み出た塩スープはキレがあり実に味わい深い。そしてまたこのスープが、トマトスープの干渉によって劇的にイタリアンテイストに変貌する。この段階的に変容するコントラストが実にお見事!加えてツルツルのコシある麺が、この個性的な冷製スープの根幹を支えている。ルーム貝と言う、ラーメンスープにはチョイと珍しい素材だが、その個性が移管なく発揮されている今回の品でメチャメチャ美味い。貝大好き人間の私的には「冷たいラーメン」としてもトップランクに記憶される逸品となった、、、