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「らーめん」@燈の車の写真<静かな夜の街並みに、ぼんやり浮かぶ燈台の火>


 ちょっと入間方面に、親戚関係の野暮用があって中途半端な時間に、所沢街道をクルマでひた走ります。詳しくは書けませんが、諸事情により、帰宅しても晩御飯がない状況に追い込まれまして、妻が電話で申し訳なさそう。「いいってことよ、どこかで食って帰るから!」と伝えたところ、「どうせその方が嬉しいんでしょ!?」と切り返されてしまいました。何でもお見通しー。堂々とラーメン開拓ができるやん! どこかお墨付きをもらった気分になりまして、どうせならハードルが高いところへ行っておけ!・・・・ということで、埼玉県狭山市にやってまいりました。狙うは「燈の車」さん。うう、店名が私の胸と財布に突き刺さる!

(外観)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307454

 それにしても、所沢を過ぎると街灯が極端に減ると言うか、暗くなるね。コーセーの工場が狭山にあるなんて、今回のドライブで初めて知りました。郊外の街って早寝早起きというイメージがあるんですが、夜8時になるとほとんど街道沿いの店は閉まってるのね。営業してるのは、コンビニとドラッグストアと・・・超地元密着居酒屋くらい。そんなロケーションに、ぼんやりと照らされて、営業しているのが「燈の車」さんなのです。なんだかディープだね・・・・。

(メニュー)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307461





【しっとり円やかな動物感にほのかな魚介の優しさか・・・・肉の香ばしさも移ってナイス!】


 ディープな店かなと思ったけど、入店した途端、ご店主の愛想がとても気持ち良く、一瞬で「この人いい人!」と感じ取ってしまいました。後から奥様?らしき方が出てきて、これまた接客が気持ちよい! 明るい店やん!と思いかけてた頃、BGMと言うか、ビデオクリップと言うか、結構面白い洋楽のPVが液晶テレビとそのスピーカーから流れているのに気がついた。かなりレアな分野の音楽好きな方なんですね。PVが示すようなトッポい所を感じさせないのですが。そのギャップが魅力的。そんなこんなで入店してから思考停止してたので、今回は定番の「らーめん」とさせていただきました。

(麺顔アップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307478

 さてそのらーめんですが、配膳の瞬間、素朴をベースとしたミスマッチ感に溢れているようで、一方でまとまりがあるというイメージ。素朴といえばそのスープ。これは「醤油系」なのか「豚魚系」なのか、はたまた別なのか・・・。しかし初めて会ったような感じもしない。個人的には、この動物系の味わいには、鶏と豚の両方が入っていると思うけど、鶏が比較的強めなのでは??という印象。周囲の泡立ちなどは、豚骨っぽいんですが、コクのしつこくない部分と、口の周りへの貼り着き加減が、鶏の影響を比較的多く受けたものと推察します。滑らかな食感と、口の周りの貼り着き加減で、単純に「鶏!」と習性的に感じてしまう癖かもしれませんが・・・。

(スープアップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307513

 また醤油ダレと・・・その円やかさが気になるかな。思うに魚介を否定していない一杯として、実はうまいこと魚介を甘みの活用していると思ったりしています。。しかも、炙り肉の香りがとても映ります。酒のアテとしては最高。この炙り肉の香りがどこか・・・マー油の香ばしさと似てたりして、食欲を刺激する一因かと。


 さらに言うと、魚介の溶け込み。これを意識させないほどの縁の下の力持ちと思える一方、動物系が表に出ている割には、全体的な落ち着きがある。それと、ほのかな甘さが、どうしてもそれを意識させるよう。隠し味が隠し味になってなく、尻尾が出ているくらいかな・・・。だから、分類的に「醤油」か「豚骨魚介」か迷ってしまうが、本音は、「鶏豚微魚介」と言ったところかな(笑)。







【妙に素朴なプリプリモチモチ感!やっぱり解りやすい麺の魅力!】


 汁系にしては太めの麺。中太捩れで加水が高め。表面の光沢が印象的で、潰しこみ程度感も低め。いわゆるプリプリ感と、モチモチ感で、万人ウケするタイプで、ツルツルと喉越しも程よいという・・・・実に欲張りな麺(笑)。しかし、個人的にはどこか「素朴感」を感じてしまうところがいいねー。製麺所は確かではありませんが・・・菅野製麺だったっけ?麺箱にそうあったような記憶。

(麺アップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307504

 健康的な淡目の黄色い見栄えと、縮れと言うより捩れと言った方が正しそうなウェーブ感。やや遠慮がちに吸い込むスープの浸透で、ツルツルしている割に、喉越しとか舌触りにも、しっかりとメッセージを与えてくれる抵抗感が、素朴でいいなーって感じた次第です。また、歯切れの瞬間も「プツリ!」というような淡白な印象も、素朴さを個人的には感じているかも。これなら、つけめんにも期待ができそうです(つけめんは、あつもりのみというこだわり。あつもりの食感をアピールしているのか? 単に〆るオペレーションを気にしているのかは不明ですが)。

(麺リフト)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307510





【炙りの豚肉と酒があれば永遠に居続けたくなる・・・炙りチャーシューは最高!】


 すでに述べましたが、炙りの肉は酒のアテにもなるかと思えるほど、美味いです。直火の香ばしさはもちろん。加えるなら、塩加減がほんのりとしている上に、肉汁自体が甘いようで旨味が芳醇。そして柔らかく肉厚なところで、噛み締めて楽しめるというもの。大きなものだけでなく、カット肉も投入してくれるから、肉感に溢れる一杯です。

(炙り豚)http://photozou.jp/photo/show/1985094/238307494

 またこのタケノコがなかなか、肉とはコントラストある歯ごたえと風味を与えてくれて、これまた楽しい上に、麺顔にもアクセント。これ・・・なんという名前だったんだっけ??また忘れてしまいました(また教えて下さい)。カイワレと玉子は、単なる飾り付けと言うなかれ・・・。あるとないでは、全然違うと思いますし、箸休めには丁度良いですし。







 総じまして、「おらが街の名物らーめん!素朴な質実さがとても嬉しい!」というような・・・なんだか自然に応援したくなるような一杯です。ガッツリと満足感あたえつつも優しいタッチ・・・しかも、ご店主夫妻の気持ちよい接客が、とてもアットホームに感じたりして。地元にあれば、吸い寄せられるように通うことになりましょう。流行りじゃなくとも、きっちりと心を込めていれば、いい店になるんだな・・・と、そんなことを思いながら帰り道の運転をしておりました。次回はカレーつけめんかな。ということで・・・なので詠います!



   週末の
   静かな街の
   暗闇に



   なぜか安らぐ
   肉エキス感



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿 | コメント (13) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

おはようございます。
昔からの有名店ですが、ハードルが高くて未訪です。
行けるチャンスは中々ないのでレビュー読んでその気になります(笑)

mocopapa(S852) | 2016年7月3日 08:35

ラ本などに載ることが減った気がするお店、
どっこい、地元できちんと生きているんですね、何よりです。
所沢を過ぎると…という行w
私も先日実感することがありましたw
いつかそういうところのお見せにもきちんと行っておきたいのですが…。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2016年7月3日 09:29

行きたいとは思っているのですが、
夜営業だけなんですよね。(泣)

NORTH | 2016年7月3日 09:53

KMです。
いい姿のラーメンですね。
メニューがこれだけというのが潔くていいですね。

スープ、麺、なんとなく味を想像できます。

KM | 2016年7月3日 11:20

凄い実力店ですが
存じ上げませんでした。
フェイバリットそうです。
行きたいです。遠いです。

FUMiRO | 2016年7月3日 12:12

なかなか埼玉県のお店まではBM出来ていない状況なのですが、こちらのお店はBMしていたのにもかかわらず、訪問できずにいたお店でした。レビューありがとうございます。
お肉が良い印象はありましたが、スープもいい意味で複雑そうで、魅力的ですね^^

0418 | 2016年7月3日 19:02

こんばんはです。

見た目でレベルが高そうな一杯ですね〜
穂先の筍は醤油漬けでしょうか?

甚平 | 2016年7月4日 01:16

こんばんは。
ココも、ひとつ前の「きら星」も、もう10年来の課題店です。
石神さんの本の愛読者なのに、遠いとこは行かないという(笑)。
すみません、レビュー長くて全部読んでません♪

毎度です~

以前宅麺でいただいてから、BMしてるんですが、
狭山で夜のみ…ちょっと難しいですね~

としくん | 2016年7月4日 04:41

こんばんは~
こちら、だいぶ前に伺ったきりです。その当時は埼玉県ランキング3位くらいでしたか。最近は新興勢力に押され気味ですが、健在と知りうれしかったです。
カウンターの目の前でチャーシューを焼ている風景は今でもしっかり覚えています。

KJ7 | 2016年7月5日 00:36

とまさんとこは
嫁さんと仲いいですなあw
ウチはボクが作らない限り、晩飯なんかないです
外食がデフォw

はぐれメタボ | 2016年7月5日 13:23

だしの旨味と麺のバランスで食べさせる店の代表格と思っています。
昔のハンネでやっていた頃なので、そろそろ10年は行ってません。随分と経ったものです。
夜営業のみなのは、今も変わらないようですね。
場所柄昼間に営業しても入り難いのでしょうが、あきる野のいし川みたいに、昼だけでも勝負出来ている店も増えてきています。

とは言え、街の文化に完全融合した一軒ですので、今更営業時間は変えられない。
狭山。遠いっす。ハードルの高いおらが街のラーメンですが、また食べに行ってみたいものです。

Dr.KOTO | 2016年7月5日 23:37

ふふふふっ! どこでも奥さんには勝てませんよね?
こちらのお店は、過去に数回行っていましたが、
入れなかったり、休みだったり、
まだ未訪問なんですよ。
近いのになにやってるんだろう!

虚無 Becky! | 2016年7月21日 00:44