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2022年8月25日の大崎裕史の今日の一杯

埼玉県さいたま市浦和区北浦和

らーめん+得肉三昧

4-5年前の話だが、ある人とお寿司やさんに行くことになり「友人を一人連れて行ってもいいですか?」と聞かれ、もちろんOKしたら女性を連れて来た。その女性はかなりのラーメン好きで、その場でLINE交換をし、翌日からラーメン情報のやり取りをし始めた。何度もやり取りしてるうちに「私が大好きな店があるので一緒に行きませんか?」とのお誘い。基本的にラーメンは一人で食べに行くことにしているので滅多にそういう誘いには乗らないのだが、今回はのってみた。そのお店というのが「かねかつ」である。その後も一緒に麻雀をやり、私がトップだったのにオーラスで彼女に親の倍満を振り込み、大逆転されたこともある。しばらくお互いの都合がつかずに会うこともなく、ラーメン情報のやり取りも減ったのだが、紹介してくれた人から彼女が結婚したことを聞いた。それはおめでたい。誰と結婚したのか聞いたら、なんと「かねかつ」の店主だったのでビックリ。そういうことだったのか〜(笑)。
昨年秋、鎌倉のラーメンイベントで偶然だが「かねかつ」のご夫婦にちょっとだけ会うことができた。今回は移転リニュアルしたので来てみたが、二人に会うのはそれ以来である。

「らーめん かねかつ」は2013年7月3日、川口でオープン。わずか4席の小さなお店だった。店主は製麺屋さんを経て、「大至」(御茶ノ水)にて修業後独立。当初は苦戦していたがそのこだわりと味の良さで徐々に人気になっていった。そして先月7月7日に移転オープン。

行ってみて驚いた。駅から遠くて狭い店だったのが、駅近の広くて綺麗なお店になっていた。スタイリッシュな店主とその傍らにはさらに綺麗になった奥様が接客担当で立っていた。食べる前から「いいお店になったなぁ〜」と感心するほど。

主なメニューは、らーめん・つけめん・あぶらそば各1000円、かねかつSP(らーめん・つけめん・あぶらそば+得肉三昧+肉ごはん)2000円、得肉三昧800円、肉ごはん400円、他。

ウリは自家製の手打ち麺とお肉類。普通のらーめんにもお肉が3種類のる。イベリコ豚肩ロースのミディアムレアポークステーキ、ほろほろ鳥もも・ほろほろ鳥胸の焼き立てチャーシュー。贅沢な3種類。1500円くらい取ってもいいんじゃないかと思う。肉がおいしいのは間違いなかったので、らーめんと得肉三昧を注文。(後会計制)

スープは清湯醤油だが出汁が効いていて、おいしい。そこにもっちりした自家製手もみ麺がこれまた大好きなタイプ。毎年恒例の「TRYラーメン大賞」では移転前につけめん清湯で1位、汁なしで2位を獲得しているが、醤油部門で入ってもおかしくないレベル。いや〜おいしかったし、何より、素晴らしいお店になっていて、他の人にもどんどんオススメしたい。

つけめんやあぶらそばも食べに行かなきゃ。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。