レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
平日 晴天 19:40 先待ち13名 後待ち15名以上柄にもなく上野で美術館めぐりをした後夕方からの軽く一杯呑み早めのラーメンなら害も少ないかと思い候補の店を探す。前回は上野界隈で素晴らしい鴨系のラーメンに出会えたが今回はどうか。随分と昔だがわりと近くに住んでいたので地の利はあるはずだが街並みの変わりように着いて行けず行きつけの飲み屋すらない。以前から上野にうまいラーメン屋はなく今もその風潮は変わってなさそうだ。酒を飲みながらの店探しは時間が経つのもあっという間で19時近くになっていた。上野界隈をあきらめ以前よく乗っていた都バス02系統に乗車してみようと思った。もちろんバス通り沿いに候補店があるからだが早じまいの可能性もあるので確実にやっている保険的な店も候補に挙げておいた。02系統は都内でも優良な路線で錦糸町から大塚までを結ぶ。その間の上野御徒町から乗り天神下を抜け本郷三丁目へ進む。私がいた頃は天神下大喜さんは確かに天神下にあった。移転されてから行ってないので必ずと思いながらバスに揺られる。本郷三丁目を越え坂を下ると春日に抜ける。この辺りが一番詳しいのだが人気ラーメン店も増えているようだ。ぜひ初詣を。春日通りを登って行くと茗荷谷を過ぎる。そろそろお目当ての店だがバスの車内から見ても灯りが消えている。やはり早じまいか。こうなれば狙いはひとつ、大塚の超人気店のコチラだ。手前のバス停で下車し大通りから外れたこちらへ近づくと店先の反対側の歩道まで人が溢れている。平日の夜に恐ろしい繁盛ぶりである。なぜ今さらこんな人気店を訪ねたかと言うと裏アキバのはずれに出来たコチラのプロデュース店の中華そばの広東式焼豚がえらく気に入ってしまい是非ここの焼豚も食べてみたいと思ったのがキッカケだった。着実に行列は前へと進む。店内のオペレーションの良さが垣間見える。30分並んでようやく玄関先のイスまでたどり着いた。そこで初めてメニューを確認できる。チャーシュー麺も捨て難いが味玉も食べたいので特製に決めた。味はまずは醤油を選んだ。心の中でオーダーが決まったと同時に店内に案内される。右方の券売機に千円札を入れてボタンを押すも食券が出てこない。二度目もダメだ。よく見るとランプが点灯していない。お金が足りなかっただけだ。このご時世千円札一枚で特製が食べられる訳ないじゃないか。自分を戒める。なんとか食券を購入しカウンターへ。店内には多くのスタッフが持ち場を守る姿は繁盛店ならではのの光景。厨房機器も最新鋭で勿論スチコンもある。茹で釜はセレブな奥様方に大人気ののアイランドキッチン型であまり見かけない。奥の方には肉のスライス場まである。後付けのアクリル板とか調理場へのこだわりって料理に現れるんだよなと感心する。待ち時間は湯切りShow Timeを堪能できる。テボで茹でられた麺はテボのまま湯切りする人が多いがこちらは平ザルに置き換えて巧みなザルさばきで湯切りを行う。そのリズミカルな湯切りは見とれてしまうほど美しい。冷たい麺までも流水で締めたあとは平ザルにて湯切りならぬ水切りを施す。確固たる信念を見た。程なくして我が杯が到着。深型の桂林丼に盛られて古めかしさなどとは縁遠い今っぽさ。麺は隠れているが特製だけに具材の多さは一目で分かる。それでもスープの下で見えてない具材まである。まさに具沢山な特製ラーメンだが品が良く盛り付けられている。その品の良さを確かめるようにスープをひとくち。プロデュース店のスープより透明度がないかなと思ったが器の形で底が深いためクリアさが失われているのかとも思った。味は安定のバランス感覚。どうすればこんなに優等生な出汁が取れるのかと不思議に思う。優等生と言っても面白みのないそれではなく皆んなから愛されそうな人気者的優等生。勝手にスープ分析してもクセが無さすぎてツッコミどころが無い。だが本当に好きなスープはこんなタイプなので出会えてうれしい。麺はやはり自家製麺で好きなタイプとは少し違っている。ストレート細麺で喉ごしが良いのは好みだが歯切れと歯応えに難がある。つまり捕らえようのない麺なのだ。喉を閉じて何度も何度も咀嚼すれば捕らえられるだろうがそれだと喉ごしが悪くなりラーメンの醍醐味が半減してしまう。喉ごし 歯切れ 歯応えの全てに応えてくれる麺が私は好きだ。具材は特製なので焼豚が三種。一番上にはロゼ色を発する豚肩ロース低温焼豚が折りたたまれている。見た目以上に熱通りが良くレア過ぎるものとは桁違い。スパイスもしっかり馴染ませてあり噛んでも味が抜けて獣臭がする事はない。その下には大好物の広東式焼豚がいて特有の五香粉の香りに食欲がさらに増す。あちらより密ダレは控えめなのか甘さが特徴となることはない。さらにその下な巨大な豚バラの巻き煮豚が姿を隠している。だがこれは三種の中で一番味が希薄で柔らかさはあるが豚っぽさも一番出ていた。味玉がとにかくすごい。良質の卵を使っているのは勿論だが何と言っても特発すべきは白身の柔らかさだ。温度を気にしてボイルすれば柔らかい半熟たまごは作れるがそれを味玉にしようとすると難しいはずだ。味玉と名乗るからには味が入ってないと普通のゆで卵と変わらない。味を入れるために醤油や塩を用いると浸透圧の作用で塩分は入るが白身の水分が抜けて固くなる。白身が締まった後では甘みや旨みは浸透しづらくなるはず。と言うことは先に砂糖の親水性を利用しているのかと思うと謎は深まるばかりだが考えてるだけで楽しい。柔らかく塩気を帯びた白身とネットリと水分が抜けて甘みがあ増した味玉はお手本のような仕上がり。プロデュース店は不揃いな太めのメンマだったがこちらは細切りメンマで統一されている。味には個性がないがコリッとした食感と麺の相性には長けている。薬味の青ねぎにも魂が込められているのが分かる丁寧さ。系列店で初めてとなる海老ワンタンはとろけるような加水の多い皮の中に海老が食感を残すように大きく入ってあり香味の効いた豚ミンチの餡がそれを支える。久しぶりのワンタンだったが個性もあり満足できるものだった。小ぶりに見える器だったが高さがあり麺もスープの量も充分だった。並び始めて完食まで約一時間を要した。確かに人気店ならではの旨さもあるが平日の昼過ぎにふらっと行ってすぐに食べられた系列店の方が使い勝手が良いとも思った。系列店の味をベースに本店と比較するという逆輸入的なレビューとなったが益々おいしい自分に合ったラーメンを探したくなる一杯でした。
柄にもなく上野で美術館めぐりをした後夕方からの軽く一杯呑み早めのラーメンなら害も少ないかと思い候補の店を探す。前回は上野界隈で素晴らしい鴨系のラーメンに出会えたが今回はどうか。随分と昔だがわりと近くに住んでいたので地の利はあるはずだが街並みの変わりように着いて行けず行きつけの飲み屋すらない。以前から上野にうまいラーメン屋はなく今もその風潮は変わってなさそうだ。
酒を飲みながらの店探しは時間が経つのもあっという間で19時近くになっていた。上野界隈をあきらめ以前よく乗っていた都バス02系統に乗車してみようと思った。もちろんバス通り沿いに候補店があるからだが早じまいの可能性もあるので確実にやっている保険的な店も候補に挙げておいた。
02系統は都内でも優良な路線で錦糸町から大塚までを結ぶ。その間の上野御徒町から乗り天神下を抜け本郷三丁目へ進む。私がいた頃は天神下大喜さんは確かに天神下にあった。移転されてから行ってないので必ずと思いながらバスに揺られる。本郷三丁目を越え坂を下ると春日に抜ける。この辺りが一番詳しいのだが人気ラーメン店も増えているようだ。ぜひ初詣を。
春日通りを登って行くと茗荷谷を過ぎる。そろそろお目当ての店だがバスの車内から見ても灯りが消えている。やはり早じまいか。こうなれば狙いはひとつ、大塚の超人気店のコチラだ。手前のバス停で下車し大通りから外れたこちらへ近づくと店先の反対側の歩道まで人が溢れている。平日の夜に恐ろしい繁盛ぶりである。
なぜ今さらこんな人気店を訪ねたかと言うと裏アキバのはずれに出来たコチラのプロデュース店の中華そばの広東式焼豚がえらく気に入ってしまい是非ここの焼豚も食べてみたいと思ったのがキッカケだった。
着実に行列は前へと進む。店内のオペレーションの良さが垣間見える。30分並んでようやく玄関先のイスまでたどり着いた。そこで初めてメニューを確認できる。チャーシュー麺も捨て難いが味玉も食べたいので特製に決めた。味はまずは醤油を選んだ。心の中でオーダーが決まったと同時に店内に案内される。右方の券売機に千円札を入れてボタンを押すも食券が出てこない。二度目もダメだ。よく見るとランプが点灯していない。お金が足りなかっただけだ。このご時世千円札一枚で特製が食べられる訳ないじゃないか。自分を戒める。
なんとか食券を購入しカウンターへ。店内には多くのスタッフが持ち場を守る姿は繁盛店ならではのの光景。厨房機器も最新鋭で勿論スチコンもある。茹で釜はセレブな奥様方に大人気ののアイランドキッチン型であまり見かけない。奥の方には肉のスライス場まである。後付けのアクリル板とか調理場へのこだわりって料理に現れるんだよなと感心する。
待ち時間は湯切りShow Timeを堪能できる。テボで茹でられた麺はテボのまま湯切りする人が多いがこちらは平ザルに置き換えて巧みなザルさばきで湯切りを行う。そのリズミカルな湯切りは見とれてしまうほど美しい。冷たい麺までも流水で締めたあとは平ザルにて湯切りならぬ水切りを施す。確固たる信念を見た。
程なくして我が杯が到着。深型の桂林丼に盛られて古めかしさなどとは縁遠い今っぽさ。麺は隠れているが特製だけに具材の多さは一目で分かる。それでもスープの下で見えてない具材まである。まさに具沢山な特製ラーメンだが品が良く盛り付けられている。
その品の良さを確かめるようにスープをひとくち。プロデュース店のスープより透明度がないかなと思ったが器の形で底が深いためクリアさが失われているのかとも思った。味は安定のバランス感覚。どうすればこんなに優等生な出汁が取れるのかと不思議に思う。優等生と言っても面白みのないそれではなく皆んなから愛されそうな人気者的優等生。勝手にスープ分析してもクセが無さすぎてツッコミどころが無い。だが本当に好きなスープはこんなタイプなので出会えてうれしい。
麺はやはり自家製麺で好きなタイプとは少し違っている。ストレート細麺で喉ごしが良いのは好みだが歯切れと歯応えに難がある。つまり捕らえようのない麺なのだ。喉を閉じて何度も何度も咀嚼すれば捕らえられるだろうがそれだと喉ごしが悪くなりラーメンの醍醐味が半減してしまう。喉ごし 歯切れ 歯応えの全てに応えてくれる麺が私は好きだ。
具材は特製なので焼豚が三種。一番上にはロゼ色を発する豚肩ロース低温焼豚が折りたたまれている。見た目以上に熱通りが良くレア過ぎるものとは桁違い。スパイスもしっかり馴染ませてあり噛んでも味が抜けて獣臭がする事はない。その下には大好物の広東式焼豚がいて特有の五香粉の香りに食欲がさらに増す。あちらより密ダレは控えめなのか甘さが特徴となることはない。さらにその下な巨大な豚バラの巻き煮豚が姿を隠している。だがこれは三種の中で一番味が希薄で柔らかさはあるが豚っぽさも一番出ていた。
味玉がとにかくすごい。良質の卵を使っているのは勿論だが何と言っても特発すべきは白身の柔らかさだ。温度を気にしてボイルすれば柔らかい半熟たまごは作れるがそれを味玉にしようとすると難しいはずだ。味玉と名乗るからには味が入ってないと普通のゆで卵と変わらない。味を入れるために醤油や塩を用いると浸透圧の作用で塩分は入るが白身の水分が抜けて固くなる。白身が締まった後では甘みや旨みは浸透しづらくなるはず。と言うことは先に砂糖の親水性を利用しているのかと思うと謎は深まるばかりだが考えてるだけで楽しい。柔らかく塩気を帯びた白身とネットリと水分が抜けて甘みがあ増した味玉はお手本のような仕上がり。
プロデュース店は不揃いな太めのメンマだったがこちらは細切りメンマで統一されている。味には個性がないがコリッとした食感と麺の相性には長けている。薬味の青ねぎにも魂が込められているのが分かる丁寧さ。
系列店で初めてとなる海老ワンタンはとろけるような加水の多い皮の中に海老が食感を残すように大きく入ってあり香味の効いた豚ミンチの餡がそれを支える。久しぶりのワンタンだったが個性もあり満足できるものだった。
小ぶりに見える器だったが高さがあり麺もスープの量も充分だった。並び始めて完食まで約一時間を要した。確かに人気店ならではの旨さもあるが平日の昼過ぎにふらっと行ってすぐに食べられた系列店の方が使い勝手が良いとも思った。
系列店の味をベースに本店と比較するという逆輸入的なレビューとなったが益々おいしい自分に合ったラーメンを探したくなる一杯でした。