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平日 晴天 14:40 店内満席 先待ち4名 後待ち6名少し前にこちらの近くのラーメン店に来た帰りに偶然に行列を見つけるが満腹だったので見送り次回の訪問を楽しみにしていた。そのチャンスがいきなり訪れた。友人からハマスタでの野球観戦のチケットを突然に譲り受けたのだ。こちらの店はスタジアムからも徒歩圏内で腹ごしらえにはちょうど良い。平日のナイトゲームのチケットだったので17時には球場入りしたく行列は覚悟して昼営業の閉店前を訪ねてみた。行列はあったがそれほどでもなく野球観戦にも間に合いそうなので並んでみた。店内の様子は見えないが「TRY大賞 新人賞」の受賞ポスターが店先に貼り出されていた。その中に掲載されてる店はもちろん知ってる店もあるが聞いたことない店もまだまだあって訪問意欲に火が着く。かえって過去の受賞店舗の方がより進化している可能性も含めて期待したくなる。行列に続き並ぶこと10分で入店の案内がかかった。券売機には多種多様なメニューが並ぶがさっぱり系の醤油に煮玉子をトッピングした。カウンターに座り店内を見渡すとご主人一人で調理されているが三人体制での営業。スタッフの女性陣は接客や洗い物を担当している。客層はこの日に限ってか体の大きな男性客が多くカウンターが狭く感じた。提供時間は早くはないが丁寧さを期待してその時を待つ。着席して10分以上は待っただろうか我が杯が到着した。外紺内白の切立丼に収まった姿を見てシンプルな美しさに心が揺れた。若そうなご主人の手掛けるラーメンだけに流行に乗った派手な姿を想像していたがまるで違っていた。比べては申し訳ないが、先日に食べた近所のラーメン店のスープの色調と非常に似ているスープをひとくち。それは赤みを帯びた紅樺色のスープで主体は鷄ガラだけでは醸し出せない動物由来のコクと旨み。そのベースをさらに鰹節などの魚介の穏やかな旨みが持ち上がる。地鶏からと思われる黄色みのある鷄油がより旨みを打ち出している。カエシは穏やかそうに見えるが醤油のキレが見え隠れする。麺は自家製ストレート中細麺だが力強さよりも繊細なしなやかさを主張している。茹で上げのタイミングもバッチリで口当たりも良く口の中へ滑り込んでくるが、それを噛み切ろうとしても奥歯に反発して捉えづらい麺だ。無理に噛み潰そうと咀嚼の回数を増やして潰すと口の中には小麦だけの旨みが占領してスープとの一体感は無くなってしまう。この麺はスープと共に飲み込んで喉ごしを楽しんだ方が良いかも。具材はほとんど同じに見えたが部位の違う焼豚が二枚。たまたま今回は見た目が似ていて多分だが豚肩ロースと豚モモだと思う。どちらも赤身の質が良く薄切りでも食べ応えがあった。味付けの違いは正直言って分からなかった。どちらか片方のスパイスが効いていたような気がするが定かではない。追加の味玉はハイレベルで良かった。熟成感もあったが黄身の旨みより塩気が勝っていたのは少し好みと違った。メンマは発酵メンマを下処理して味付けされているので発酵臭や歯触りにオリジナリティーが出ている。薬味の九条ねぎの食感がアクセントになって食が進むのを助けてくれる。具材のどれひとつにも仕事が見て取れるのが素晴らしく職人魂を感じる。終盤になってスープの温度が下がり始めると隠れていた脇役が顔を出してきた。麺を思い切り啜った時に貝類のエッセンスが現れた。更にはキノコ類の乾物由来の香味と旨みも現れた。初動では全く気が付かなかった複数の旨みが隠れていたのだ。その旨みの重なりの中に不自然な旨みを感じたのも事実で口内が麻痺するような摂取量ではないが少し残念な気持ちになった。スープに天然由来の旨みも含めて色んな旨みを強調させすぎずに重なりと深みを持たせるあたりは、隠し味の達人と名付けたい一杯でした。
少し前にこちらの近くのラーメン店に来た帰りに偶然に行列を見つけるが満腹だったので見送り次回の訪問を楽しみにしていた。そのチャンスがいきなり訪れた。
友人からハマスタでの野球観戦のチケットを突然に譲り受けたのだ。こちらの店はスタジアムからも徒歩圏内で腹ごしらえにはちょうど良い。平日のナイトゲームのチケットだったので17時には球場入りしたく行列は覚悟して昼営業の閉店前を訪ねてみた。
行列はあったがそれほどでもなく野球観戦にも間に合いそうなので並んでみた。店内の様子は見えないが「TRY大賞 新人賞」の受賞ポスターが店先に貼り出されていた。その中に掲載されてる店はもちろん知ってる店もあるが聞いたことない店もまだまだあって訪問意欲に火が着く。かえって過去の受賞店舗の方がより進化している可能性も含めて期待したくなる。
行列に続き並ぶこと10分で入店の案内がかかった。券売機には多種多様なメニューが並ぶがさっぱり系の醤油に煮玉子をトッピングした。
カウンターに座り店内を見渡すとご主人一人で調理されているが三人体制での営業。スタッフの女性陣は接客や洗い物を担当している。客層はこの日に限ってか体の大きな男性客が多くカウンターが狭く感じた。
提供時間は早くはないが丁寧さを期待してその時を待つ。着席して10分以上は待っただろうか我が杯が到着した。外紺内白の切立丼に収まった姿を見てシンプルな美しさに心が揺れた。若そうなご主人の手掛けるラーメンだけに流行に乗った派手な姿を想像していたがまるで違っていた。
比べては申し訳ないが、先日に食べた近所のラーメン店のスープの色調と非常に似ているスープをひとくち。それは赤みを帯びた紅樺色のスープで主体は鷄ガラだけでは醸し出せない動物由来のコクと旨み。そのベースをさらに鰹節などの魚介の穏やかな旨みが持ち上がる。地鶏からと思われる黄色みのある鷄油がより旨みを打ち出している。カエシは穏やかそうに見えるが醤油のキレが見え隠れする。
麺は自家製ストレート中細麺だが力強さよりも繊細なしなやかさを主張している。茹で上げのタイミングもバッチリで口当たりも良く口の中へ滑り込んでくるが、それを噛み切ろうとしても奥歯に反発して捉えづらい麺だ。無理に噛み潰そうと咀嚼の回数を増やして潰すと口の中には小麦だけの旨みが占領してスープとの一体感は無くなってしまう。この麺はスープと共に飲み込んで喉ごしを楽しんだ方が良いかも。
具材はほとんど同じに見えたが部位の違う焼豚が二枚。たまたま今回は見た目が似ていて多分だが豚肩ロースと豚モモだと思う。どちらも赤身の質が良く薄切りでも食べ応えがあった。味付けの違いは正直言って分からなかった。どちらか片方のスパイスが効いていたような気がするが定かではない。
追加の味玉はハイレベルで良かった。熟成感もあったが黄身の旨みより塩気が勝っていたのは少し好みと違った。メンマは発酵メンマを下処理して味付けされているので発酵臭や歯触りにオリジナリティーが出ている。薬味の九条ねぎの食感がアクセントになって食が進むのを助けてくれる。
具材のどれひとつにも仕事が見て取れるのが素晴らしく職人魂を感じる。
終盤になってスープの温度が下がり始めると隠れていた脇役が顔を出してきた。麺を思い切り啜った時に貝類のエッセンスが現れた。更にはキノコ類の乾物由来の香味と旨みも現れた。初動では全く気が付かなかった複数の旨みが隠れていたのだ。
その旨みの重なりの中に不自然な旨みを感じたのも事実で口内が麻痺するような摂取量ではないが少し残念な気持ちになった。
スープに天然由来の旨みも含めて色んな旨みを強調させすぎずに重なりと深みを持たせるあたりは、隠し味の達人と名付けたい一杯でした。