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「塩らーめん ¥780」@煮干鰮らーめん 圓の写真平日 薄曇り 10:50 先待ち2名 後待ち6名

本日も継続中の塩ウィークのため塩限定での店探しを開始する。今のところ醤油ラーメンで好みだった店を中心に巡る作戦が成功して外れは少ない。しかし今日は前回の煮干し系で評価もまずまずだった人気店への再訪なので一抹の不安が残る。

前回の評価を下げた理由はスープの温度の低さと具材の冷たさだった。それに加えて当時は煮干し系の耐性がなく苦味に苦戦した。しかしニボ耐性も出来てきたので敢えて出汁が前面に出やすい塩ラーメンで再挑戦を決める。

有名人気店なので開店前に並ぼうと10時前に家を出る。予定では開店15分前には着くはずだ。新宿駅で京王線の特急に乗り込み京王八王子へ向かう。そこからの道のりは経験済みなので予定通りに現着する。

すでに2名が並んでいたが思いのほか少なく列に続く。店頭には煮干し香が漏れていて食欲のツボを指圧する。店先に掲げてある某グルメサイトの百名店のポスターを見ると、まだまだ訪問できてない店が30軒ほど残っているが苦手な二郎系やオシャレ系が並んでいる。私には完全制覇は無理のようだ。

定刻になり入店。券売機でお目当ての食券を購入しカウンターに座り店内を眺める。以前と変わらぬツーオペでBGMのない凛とした空気が張り詰めるラーメンに向き合うには絶好の環境だ。

三番手の入店はワンロット3杯のオペレーションの一巡目に間に合った。着席後3分程で我が杯が到着した。超人気有名店での来店してわずか13分での提供は奇跡に近い。早めに並んだ事を自ら讃えてありがたくいただく。

色の三原色の雷紋柄の小ぶりな切立丼には外に龍が描かれてありおめでたい。その中の姿は、これぞ王道と言うべき懐かしい表情で出迎えてくれる。出すぎた所の全くないクラシカルな顔立ち。

まずは透き通った木蘭色のスープをひとくち。前回は残念だった温度は熱々で合格。先頭を引っ張るのは煮干しの風味と切れ味の良い苦味。その先頭集団の中には数種類のの煮干しが入っているのか煮干し香だけでも複雑にからまり合う。そこから少し遅れた第2集団が鶏ガラ系のキレのある旨味が屋台骨となっている。旨味を鶏ガラが、香りを煮干しが担当する。

楽しみにしていた塩ダレもビビットではなく落ち着いた丸みがある。白醤油系のビターな舌触りも刺々しさがなくて出汁と渾然一体となっている。

麺は自家製ストレート中細麺でウンチクには卵を使用しているとあったが色素も口当たりにも感じるものはなかった。低加水なのでどちらかと言えば歯応えが特徴的で噛み切る楽しさと噛みつぶした瞬間に小麦の風味が拡散する喜びはいつまでも食べ続けたくなる良麺だ。

具材は初期値でも十分に満足できる内容で焼豚は部位違いで二枚入っている。豚ロースは煮豚型ではなくローストされた焼豚で赤身本来の旨味が求められる。それに耐えうる仕上がりで香ばしく肉の旨味も閉じ込めてある。豚バラは巻き型の焼豚で赤身よりも脂身が主張している。薄味ゆえの脂っぽさが残っていた。

こちらも基本で入っている味玉半個はしっかりと黄身が熟成しているが醤油感は抑えてあり塩系のスープの邪魔をしない。

極太のメンマも味付けも色付けもあっさりと醤油感がなく塩ラーメンの中でも異物感がない。固めに仕上げてあるが中の繊維はしっかりとほぐれ食感で存在をアピールする。

薬味はシンプルに白ねぎの小口切り。白い茎と青い葉の部分がバランス良く、さらしも効いているので辛味もありながら熱で甘味に変化していて香り立ちも良くアクセントになる。

満足のままに全てを平らげて箸とレンゲを置いたがスープの温度は熱かったが今回も具材が冷えていたのが残念だった。特に味玉は中心の黄身は冷えきっていた。せめて常温ならば良いのにと思う一杯でした。

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