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「支那そば 白 ¥800+切り落としチャーシュー ¥150」@八雲の写真平日 晴天 11:00 先待ち2名 後待ち16名

目が覚めると午前10時半を過ぎ、昨晩の酒も残っている身体が求めるのはやはりこちらのラーメンだった。熱いシャワーとコーヒーでは目覚めない身体に気合を入れて家を出る。テレビでは今年一番の寒さと言っていたが、それを感じる皮膚感覚すらも麻痺しているようで全く寒さを感じない。晴れ渡る空とは真逆の気持ちで歩くこと20分ほどで店先に着いた。

開店30分前で先着は2名と好位置をキープした。外待ちの椅子で本日のお題を考える。まずはスープを選ぶ。黒だしと白だしとミックスの3タイプからのチョイスとなるが過去には黒だし率が高いように思う。しかし本日は体調を考慮して色のイメージだけで白だしを選択。あとはトッピングだ。体調さえ万全ならばワンタンも味玉も乗せたいとこだが切り落としチャーシューだけと控えめにしておいた。

定刻ちょうどにオープンとなり三番手で券売機の前に。目の前の女性が特製ワンタン麺と味玉を発券したのを見て自分の身体の不甲斐なさが情けなくなった。それでも自分の体調には抗えず考えておいたお題だけを購入した。

カウンターに座り店内を見渡すと開店前の先着組なのに中年層が圧倒的に多い。ランチの時間を自由にとれる役職クラスの特権だろうか。男女の比率も見事に半々で、落ち着いている安定感のある客層だ。

着席後6分で 1st ロット3杯目の我が杯が到着した。口縁の大きな反高台丼の中の姿は本日も凛々しい表情で迎えてくれる。いつ来ても変わらぬ姿に気持ちも落ち着く。

まずは丁子色のスープをひとくち。書き手泣かせの個性を削ぎ落としたスープの中に微かな煮干しの香味を見つけた。いつもは特出した香りや旨みを感じさせない丸みを帯びたスープだが本日は少しだけ飛び出した香味を感じた。白醤油のカエシのせいか全体的に優しい香りなのが煮干し香を感じられた要因かも。しかしその煮干しの香味が疲弊した身体にダイレクトに語りかける。この瞬間に今日は白だしにして良かったと認識した。

穏やかな香りに包まれ、受け入れ態勢が整ったところで麺をひと啜り。抜群の安定感があることが憎らしく思えるほどの中細ストレート麺は口当たり 舌触り 歯応え 喉ごしの全てを満たしてくれる。弱り切った身体に寄り添うように胃袋へと収まってくれる。

具材のデフォルト焼豚は豚ロースの良質な部分だけを切り分けているシャトーブリアンのような価値ある存在。均等に揃った肉質と広東式叉焼ならではの香ばしさと甘みが存分に味わえる。

追加した切り落としチャーシューは最もハマっているトッピングだ。スチコン対応ではあるが吊るし焼き製法で焼かれた焼豚の端の部分だけを盛り付けてあるので香ばしさをより強く感じる事が出来る。また焼き上げる際に塗られた蜜ダレの果実のような甘みがたっぷりと味わえる。中には厚さ1.5㎜を超える肉厚焼豚もあり眠っていた肉食の本能が呼び起こされた。

いつもは若干の繊維が残る鬼門のメンマは本日はそれを感じずコリッとした食感をキッカケに口の中で繊維が崩れていく会心の極太メンマ。

薬味の九条ねぎは爽やかな香りとシャキッとした歯触りが心地良く青ねぎ界のプリンスの名に恥じない仕上がり。また。それを活かす切れ味の良い包丁での仕事ぶりも素晴らしい。

色みのアクセントとなっている海苔もいつもながらに鮮度と保存状態が良いので香りがしっかりと残り、口に入ると消えていくような口溶けも質の良さの証しだ。

最悪のコンディションだった私の身体を一口ごとにレストアしてくれるラーメンが近くにある事を心からうれしく思う一杯でした。

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