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「らぁめん 醤油 ¥790」@らぁめん家 有坂の写真平日 曇天 10:58 先待ち1名 後客なし

〝ニューオープン パトロール〟

高崎から渋川へと移転されたコチラへの初訪問を含めた連食計画を果たすために、本当ならば昨晩は前橋に前乗りして人生初の前橋ナイトを楽しむはずだったのだ。しかし都内での夜の会食が長引いてしまい高崎へ向かう最終の新幹線を逃してしまい、仕方なく上野の常宿にて朝を迎えた。

近々の十日間のうち五日はお世話になっている上野のサウナだが、もはや〝家なきオジさん〟のような生活を送っている毎日だ。言いかえれば、それだけ上野界隈や上野以北での新店ラッシュが続いているという事にもなる。今朝も快調に目覚めると朝サウナで身体と精神を整えると身支度をして、午前9時前にチェックアウトした。

少し前にRDBの新店情報の中に見つけたコチラの少ないお店情報によると、11時オープンとなっているので開店前の現着を狙って北陸新幹線に乗り込んだ。上野 9:10発 あさま605号 長野行きにて、一路高崎を目指した。濃紺の全自動リクライニングシートに身を沈めると、たった42分で高崎駅に着いた。高崎駅からは30分以上の乗り継ぎ待ちを経て、上越線 水上行きに乗車すると20分足らずで最寄りの渋川駅に着いた。

ここからは少し距離があるようだが、路線バスがちょうど出発したばかりで次発まで40分以上もあったので歩いて向かう事にした。駅前の黄色い看板のラーメン店には11時前に数名の行列があったので、渋川のラーメン需要の高さが心配になり早足で店を目指した。駅前の大通りを進み小さな川を越えると住宅街の中へとナビが示す通りに進んで行くと、少ないながらも飲食店が集中した場所へと出てきた。すると交差点の角に開店祝いの花が並んだ店先に看板が見え、入口の方へと回り込むと一名の外待ちが出来ていたので二番手をキープした。

まもなく定刻になったが、店先に駐車した軽トラックの横では座卓を修理している大工さんらしき人がいて慌ただしく作業している。店内も準備が整ってないのだろうかオープンにならずに定刻を過ぎた。2分程して中からスタッフさんが営業中の看板を持って出てくると、無事にオープンとなり入店となった。

店内には券売機はないのでカウンターに座り卓上メニューから本日のお題を決めるが、仕込みが間に合わなかったそうで品切れのメニューが多くあった。あとで twitterを確認すると、どうやら前日に配管トラブルで臨時休業されていたようだ。なので仕込みが追いつかずに慌ただしかったのだと知った。そんな前日の影響だと思うが、本日はスープの塩系と味玉が仕込めてないとの説明を受けたのでマイスタンダードの醤油にして、好物の味玉がないので泣く泣くトッピングは無しで口頭注文した。

わずか三席だけのカウンター越しに店内を見渡すと、小上がり席も設けてあるがしっかりと座卓が置かれてあるので修理中の座卓はどこのだろうかと不思議に思った。移転前よりも手狭になった店内には以前は見られた製麺機もなく、10種類以上も山積みにされていた煮干しの箱も半分以下に減っていた。もしかしたら二階などの別場所に製麺室を設けられたのであろうか。移転前の黒を基調としたBARのような内装と違って、客席には朱赤色の壁紙が貼られカウンター内の壁にはボトルキープ用のガラス棚があるので小料理屋のような雰囲気もある。そんな店内を本日は二人体制で回しているが、厨房内に二人が入るとかなり狭く感じられる。しかしトラブルの最中に本日は営業してくれた事に感謝しながら待っていると、着席して6分の 1st ロットにて我が杯が到着した。

その姿は白磁の小さな切立丼の中で移転前とは少し異なる景色を見せている。奇しくも移転前の最期のレビューが私だったようで写真を見比べてみたが、やはりいくつか変更された点が見受けられた。そこには新たな進化があるはずと期待を込めてレンゲを手にした。

まずは紅檜皮色のスープをひとくち。店内のライティングのせいもあるかもしれないが、以前よりも醤油の色素が強く出ている感じのする液面にレンゲを沈めてみた。レンゲのくぼみに注がれるスープに粘度はなくサラリとしている。煮干しが主体ではあるが必要以上の苦味やエグ味などを全く感じさせず、親しみやすい香りだけが立ち昇ってきた。ニボ耐性が弱い私でも安心して口に運べるスープだと確信して口に含むと、香り同様に煮干しの個性を押し付けてこない旨みを中心とした煮干しが主張している。その裏側には鰹節と思われるキレのある酸味が存在しているのとカエシの醤油ダレの酸味が相まって、旨みは濃いがさっばりとした印象も受ける。私の感覚だけかもしれないがスープの複雑みが薄くなった分、ダイレクトに魚介乾物の旨みを感じられるような気がした。

続いて麺を持ち上げてみると麺肌には溶け出したグルテンが半透明になっており、麺の中心部には密度の濃い色合いを残した二層構造になって見える。そこには切刃の角がハッキリと残った中細ストレート麺で、見るからにハリとツヤを感じられる麺質だ。持ち上げた箸先には適度な重みが伝わってくるので、加水率もそれほど低くはなさそうだ。すでに麺肌にはスープの醤油色素を吸い始めて色合いが変化している麺を一気にすすり込んでみると、切刃のエッジが唇にシャープな印象を残しながら口の中に滑り込んできた。軽やかでキレのある口当たりかと思えば舌の上では滑らかさも表現しているが、歯応えの面では少し力強さが失われたようにも感じた。柔らかな歯切れの中には奥歯を押し返すような弾力がないので、麺の仕様をいくらか変えられたのだろうか。麺上げまでもジャスト90秒と、茹で時間も以前よりも長くなっているように思ったが気のせいだろうか。提供時がこの麺ディションのピークに思えたので、麺がダレるのを嫌って先に食べ進める事にした。

具材のチャーシューは豚バラの煮豚型が盛り付けられたいたが、こちらにも仕様の変更が見られた。移転前は豚バラの角ブロックで仕込まれて薄めに数枚カットされていたが、今回はミートネットで巻いて煮込まれた豚バラが厚みを持たせた大判のまま盛り付けてあった。味付けに大きな差はなかったが特筆すべきはチャーシューのジューシーさの違いである。本日分は赤身中心の豚バラが切り分けられていたが、大きなかたまり肉のまま煮込んであるので肉汁が抜け出す事なくしっかりと残っていた。それなので脂身が少ない部位にもかかわらず、しっとりと柔らかく仕上がっていた。そこに厚切りの食べ応えが加わり、バージョンアップしたチャーシューとなっていた。

また具材の一員としてタケノコの水煮の細切りが追加変更されていたが、細メンマならば良かったと勝手な好みを思ってしまった。それでもタケノコ特有の軽やかな食感は健在で、柔らかく感じた麺をサポートしてくれたのは間違いない。

薬味の白ネギは葉先の青い部分も刻まれているので、強い香りと粗々しい歯触りを残している。繊細な清湯スープには必要ない刺激かもだが、このスープにはこれくらいのワイルドなネギの方がしっかりしていると思えた。なので量の少なさが物足りなさを生んでしまっていたのが本音でもある。

序盤で一気に麺を平らげたがコシの強さを欠いていると感じながらの完食となり、味玉などの仕込み不足も重なって少しばかりモヤモヤの残る結果となってしまった。トラブル直後の来店となったようでイレギュラーが重なってしまったのかもしれないが、目の前のラーメンだけの採点としては少し低めになってしまった。

移転前よりもアクセスが大変になったが、設備やオペレーションが落ち着いた頃を見計らって再訪してみたいと思った。券売機の習慣に慣れてしまっているので、忘れぬように後会計を済ませて店を後にした。

計画している連食予定の為に急いで渋川駅まで戻ったが、タッチの差で高崎行きの電車が出てしまった後だった。次の電車までは何と一時間以上もあるので仕方なく駅の構内のベンチに座り時間を待つ事になった一杯でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

群馬checkしていたら、えっ!また行ったのですか!それも朝一の新幹線でさらに渋川まで?朝一会議ならわかりますけど、...拉麺で...!でもトラブル回避で食べられてよかったですね!
この後、また伊勢崎ナイトの先日の続きを楽しむのでしょうね♡
せっかくなので魚沼遠征はどうでしょうか!

虚無 Becky! | 2019年7月20日 12:27

こんにちは、ベキさん。また頑張ってグンマってしまいましたwしかし今回は早々に引き上げて帰ったのでナイト祭りは無いとですばい。ご提案いただいた魚沼遠征って魅力的で良いですね。どうせ行くなら秋の新米の時期を狙ってラーメンだけの旅ってのはどうでしょう?ドSにもドMにも大興奮のツアーとなりそうですね。

のらのら | 2019年7月20日 13:43