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「地鶏中華そば(醤油) ¥800+味玉 ¥100 手もみ麺変更」@麺や 虎徹の写真日曜日 晴天 17:25 待ちなし 後客20名以上

〝麺遊空間いばらき 一泊二日ラーメンめぐり〟

本日の二食目を無事に終わらせると、今回の道中で三度もお世話になっている土浦駅ビルのカフェに戻ってきた。

次なる目的地に決めた水戸へと向かうためにRDBを開いてみると、茨城県総合ランキング第2位に君臨しているコチラが目に止まった。しかし水戸への道中でもなく鉄道網のないエリアの人気店だけに諦めようとしたのだが、バスでの移動が可能だと知った。現在地の土浦から直接向かうバスもあるのだが、夜の部開始時間に間に合うバスはなかった。しかし水戸へ向かう途中の石岡駅から出発するバスに乗れば、夜の部の17時半開店前の現着が可能なようだ。そこで常磐線で石岡駅まで向かい、関鉄グリーンバス 空港バス発着口から 16:38発の新鉾田行きに乗り換えた。

そこからは信じられないルートで進んで行く。と言うのも、途中までだがバス専用道路をひた走るのだ。自転車や歩行者はおろか一般車両も進入禁止という専用道路がある事に驚いてしまった。そんな霞ヶ浦沿いを走るバスの車内から、傾き始めた夕日を眺めながら40分ほど走ると最寄りの玉造中学校下バス停に着いた。そこからは田んぼの中の一本道を歩いて向かうのだが、久しぶりにロケットカウルで決めた暴走族とパトカーの追いかけっこを生で見た。そんな風景に出会いながらバス停から8分ほど歩くと、大きなうどん屋の隣にあるコチラの店の裏側へと着いた。店の横には大量の食材を保存する大型のチャンバー式冷蔵庫が置かれてあり、その設備が必要と思える大きな店構えにも驚いた。

17時半開店の5分前の現着となったが並びは出来てなかったが、目の前の大型駐車場に停められた車の中にはオープンを待っている客が多く見られた。ここにバスで来店する客はいないだろうなと思いながら神社の境内のような外待ちイスで待っていると、定刻ちょうどにオープンとなった。

トップバッターにて店内に入ると、この大型店なのに券売機を設置されてないのでカウンターの一番奥の席に座り卓上メニューから品定めする。もちろん清湯醤油狙いだったのだが今回の茨城遠征では鶏清湯系の割合が高くなってしまい、そろそろ違うテイストも味わってみたくなり路線を変更してみた。屋号を掲げた筆頭メニューが鶏清湯だったのだが他のラーメンにしてみようと、メニュー内の説明書きを読んで「鶏 × 煮干し × 貝」と表記されているお題を選んで口頭注文した。麺が選べるようだったので、絶賛マイブーム上陸中のテもみ麺に変更して好物の味玉を追加注文した。

初訪問に緊張しながらも無事に発注を終えると、カウンター越しに店内を見渡してみる。かなり広い店内なので左手にあるテーブル席の全貌は全く把握できないが、多くの家族づれが続々と入って行くので複数のテーブル席があると思われる。そんな広い店内ながらも本日は四人しかスタッフが見られず、券売機もないので注文を受けるのが大変そうだな思ったが全くそんな事はなかった。次々にホールの女性スタッフさんがオーダーを取ってくると、謎の暗号のようなセリフで注文を厨房に伝えていく。その光景はまさに熟練の極みに見え、券売機や POSシステムに頼らなくても十分に機能していた。そんな四人のコンビネーションに視線を釘付けにされていると、着席して5分で我が杯が到着した。

その姿は見立ては白で胴は黒で朱赤の一本線が描かれた高台丼の中で、想像とは違った容姿で迎えてくれた。見た目にはトレンドの鶏清湯を思わせる、魚介や貝の要素は感じられない第一印象だった。見た目の印象とは恐ろしいもので、食べずとも味の予測をしてしまう悪い癖が出てしまった。そんな先入観を打ち消しながらレンゲを手に取った。

まずは紅鳶色のスープをひとくち。特製にはしてないが表層には多くの具材が盛り付けてありレンゲを沈める場所が限られている。そんな隙間を見つけてスープをすくった瞬間に、先ほどまでの先入観が吹っ飛んだ。レンゲに湛えられたスープからはクセのない煮干しの香りが立ち昇っており、流行りの鶏100%とは違うことを確認できた。この時点でも貝の要素は伝わってきてないが、いざスープを口に含むとその様子が徐々に変わっていく。当然のように土台にはコク深い地鶏主体の動物系出汁が基礎を築いているのが分かり、品の良い煮干しの風味が後押ししている。最初は印象が薄かった貝出汁の存在も、霞ヶ浦産なのかは不明だが地元名産のシジミの香味がゆっくりと穏やかに沁みてくる。それは派手なコハク酸や塩分で飾り付けるのではなく、あくまでも旨みの脇役としてスープに香味を重ねている。貝出汁を合わせると塩分過多になりすぎるスープが多い中で、塩気を最低限に抑えてシジミの風味だけを引き出された優しい味わいに仕上がっていると感じた。

続いて麺を楽しんでみる。麺上げまで85秒ほどの自家製麺を箸で持ち上げると、平打ちぢれ麺としてはかなり細身の手もみ麺が現れた。化粧品のCMのようだが、麺肌には光り輝く透明感があり潤い感もたっぷりである。見るからに美味そうな自家製麺を一気にすすり上げようと箸先に顔を近づけると、目の前が暗くなった。それは卓上のダウンライトに角度を付けてない為に、自分の頭が光を遮ってしまいラーメンが影になってしまうのだ。時々このライティングの失敗で残念な気持ちになる店があるが、ラーメンの評価対象にはしないので改めて麺をすすり直してみる。手もみ工程から生まれた麺肌のシャープなエッジと細身ならではの鋭い口当たりで滑り込んでくると、麺の湾曲が口の中を刺激してくる。力強いハリを感じながら奥歯で噛みつぶすと、しっかりと奥歯を押し返そうとする弾力が心地良い。もっちりとしながらも歯切れの良さも併せ持った平打ちぢれ手もみ麺には、やはり細麺にはないグルテンを噛みしめる感覚が味わえる。しばらくは私の中の手もみ麺ブームが続いていきそうだと思った。

スープと麺の相性に気を良くして具材に取りかかってみる。チャーシューは部位違いの二種類が盛られてあるが、先に目を引いたのは豚肩ロースの方だった。見た目からは低温調理に思えたが、赤い耳を見た感じでは窯焼きタイプと思われる。美しいロゼ発色を見せるチャーシューを口に運ぶと、しっとりとした舌触りが特徴的だ。下味はかなり薄めなのだが赤身本来の旨みを存分に引き出してあり、厚切りならではの噛み応えもある。またチップのような薫香ではないが窯焼き特有の燻された香りが全体を覆っており、風味豊かなチャーシューとなっている。それは低温調理チャーシューと広東式叉焼のハイブリッドに思える他では味わえない仕上がりには感激してしまった。

また一方の豚バラの煮豚型も大胆な厚切りで食べ応えを重視してあり、じっくりと脂身を柔らかく仕上げてあるが赤身の繊維質も残してあるベストバランスだ。皮目もさりげなく炙ってあるのも心憎いひと仕事が見られた。ここにも強い味付けはされていないが、豚肉の品質が良いからこその薄味勝負ができるのだろう。

ここまでは偏った自身の好み通りで食べ進んできたが、ここからは少し残念な具材があった。穂先メンマは高級食材にもかかわらず、太く長い大きな穂先メンマで仕込まれてある。食感を活かす為に敢えて硬めに仕上げてあるのだと思うが、やや硬すぎるとも感じてしまった。下茹でを軽めにしているのか歯応えが強く残してある分、発酵食品特有の香りも強すぎるほどに残っていた。煮汁の味付けよりも際立った発酵臭だけに、スープの中では異質な存在感となってしまった。

追加した味玉も美味しいのだが、それは奥久慈卵の持つ卵本来の旨みを活かした味付けなだけに味玉としては少し物足りなさを感じた。高級卵を100円で提供されているのには頭が下がる思いだが、スーパーの特売品の安価な卵でも美味い味玉に調理された方が私の勝手な好みなので最大の賛辞とはならなかった。

薬味陣には各々の役割が課されていて、それぞれが役目を果たしていると思えた。大きく刻まれた白ネギは生ではなく適度に熱が通っているので辛味だけでなく甘みも生まれている。また青ネギの小口切りからは、素朴な田舎ねぎの風味が和やかなアクセントを加えてくれる。青みの三つ葉の葉先は、色どりだけでなく噛んだ時の爽やかな清涼感のある香りで口の中をリセットしてくれる。三者三様の薬味が見事にラーメン全体を引き締めていた。

中盤からもスープの穏やかな塩梅と自家製麺の食べ応えの良さで、気が付けば器を両手で持ってスープまで飲み干していた。その最後を飾ったのはシジミの旨みで、スープの温度低下によって感じやすくなったのだろう。貝出汁を感じながらも塩分過多にならないスープに久しぶりに出会ったかもしれないと思いながら席を立った。

好みとはズレる部分もあったが、私にとっては再訪の基準としている85点を今回の遠征で初めて付けられるラーメンに霞ヶ浦で出会えた事をうれしく思った。券売機に慣れてしまった日常なので後会計を忘れないように済ませると、おぼろげに今夜の予定を描いていた水戸への移動ルートを検索してみた。

バスの運行本数の事情で再び土浦経由にはなってしまうが水戸までの移動手段が見つかった。そのバスまでの待ち時間はかなりあったが今夜の水戸での宿を探したり、今回の茨城遠征の最大の目的でもある欲望の街水戸の夜のネオン街の情報収集にあてるにはもってこいの空き時間となった。幸運にもバス停の前が空調の効いたドラッグストアだったので、配分補給の買い物がてらに涼を取りながら室内でバスを待つ事にした一杯でした。

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まさかこちらまでバスで行くとはチャレンジャーですな。
こちら旨いですよね!叉焼の味わいや、スープ思い出します。
自分も手もみ麺を選んだと思います。
ひとつ気になりましたが麺茹では秒まで目視してるのですか?ここの厨房は見れなかったと思いますが。
行きはよいよい帰りは...、バスがあってよかったね。背中にシオカラトンボお土産に止まってますよ!

昭和のBecky! | 2019年8月7日 01:07

もはや冒険者ですよ。ベキさんも訪問済みだったのですね。先ほどレビューを拝読しましたが、屋号を冠に掲げたメニューも食べてみたかったです。おっしゃる通りに調理の手元は見えませんでしたが、麺上げの上半身の動きやタイマーのスタート音とストップ音を聞き分けてみました。なので正確とは言い切れませんがニアではあると思います。

こちらではシオカラトンボではなく暴走族たちに急かされて帰りましたw

のらのら | 2019年8月7日 12:28

思い出しました。我孫子の寺子屋はまだ未食ですよね?気になります。

昭和のBecky! | 2019年8月7日 15:51

名前すら知りませんでした。勉強不足です。スープと麺で勝負しているんですかね?千葉遠征の際は候補に入れておきます。

のらのら | 2019年8月7日 22:20