コメント
支那そば屋は、故人が経営していた時と比べて品物がちょっと雑になっていて、その分お店自体は物腰が柔らかくなって入りやすくなっている印象です。どちらが正しいかは分かりませんが、未だトップレベルの味を維持しているという事は、今の姿も正解なのでしょう。
自家製麺のレベル、素材選びのレベル、具材も含め、全ての業界レベルを数段上に引き上げた偉人の一人と思っていますが、未だに味玉を200円に設定された時の衝撃は忘れられませんw
確かに、1,000円オーバーが常に視界に入る一杯ですので、地元民が日常使いするには躊躇があるかなと思います。今、美味しいラーメン店は大変多くなってますからね。
Dr.KOTO | 2019年11月4日 11:22KOTOさん、こんにちは。こちらの歴史を感じさせるコメントありがとうございます。私はメディアが作り出したイメージの故人しか知らないのですが、とても優しい方だったとの声も聞きます。たしかに偉人の一人と呼ばれるのも当然の功績ですよね。
のらのら | 2019年11月5日 10:24
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ratomen
Ramen of joytoy





〝第39回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催する事を宣言する。
このイベントは、RDB PC版のオススメに挙がる六店舗から、その店のイチオシではなく自分の好きそうなメニューを食べて採点し超高性能スパコンとの勝敗を決めるものである。決してお店との勝負ではないのは理解していただきたい。
採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。
過去38戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」「中華蕎麦 とみ田」「陽はまたのぼる」「神田とりそば なな蓮」「ソバダイニング クアトロ」「旬麺しろ八」「MENSHO」「麺小屋 てち」「らーめん 鉢ノ葦葉本店」「らぁ麺 飛鶏」「中華そば 勝本」「◯心厨房」「家系総本山 吉村家」「自家製麺 くろ松」「麺処 いち林」「miso style となみ」「AFURI 恵比寿」「拉麺 時代遅れ」「あってりめんこうじ」「タンメン ニュータマヤ」と名だたる有名店や人気店が並ぶが、通算対戦成績は38戦17勝11敗9分8KO勝ち1KO負け1没収試合と、スパコンのオススメに対しては勝利が多くなってきた状況だ。
今回の対戦相手はラーメンファンならば誰しもが知っている名店との対決を選んだ。突如としてスパコンのオススメ店に挙がってきた超有名店に挑もうと、昨晩は平塚の人気サウナで体調を万全に整えるために前泊してきた。そこで今朝も早朝から朝サウナで〝ととのう〟を手に入れると、午前10時にチェックアウトして目の前の平塚駅に向かった。
東海道線に乗車すると20分で最寄りの戸塚駅に着き、西口を出るとすぐに店の壁看板が目に入った。幾度となく雑誌やテレビで見てきた、両手を組んで眼光鋭く睨みつける白衣姿の佐野氏の写真が出迎えてくれた。定刻よりも30分近く現着となったので店先には並びはなく先頭にて待機を始める。
その間に店頭に置かれた写真付きのメニューから品定めを済ませておく。数々のお弟子さんを輩出した名店だけにメニュー選びも慎重になるが、チャーシューやワンタンにも気を惹かれる。しかしマイスタンダードを貫いて、醤油系に味玉追加で勝負を挑むと決めた。並んでいる最中に、ある事が頭をよぎった。こちらで修行をされて独立したお弟子さんをの店には何軒か行った事があるが、いずれも自家製麺が好みと違っていたのを思い出した。シルクタッチな麺質が神奈川淡麗系の真骨頂のように思えるが、実は私は捉え所のない麺が苦手なのだ。そんな不安要素を抱えて待っていると、定刻を2分過ぎてオープンとなった。
スタッフさんによって掛けられた白い暖簾をくぐって店内に入ると、入口右手に設置された券売機の中から決めておいたボタンを押した。二枚の食券を手に取り、好きなカウンターに座り店内を物色してみる。
客席の設えはカウンターとテーブル席もあり、ゆったりとした造りとなっている。本日は五人体制で回しているが、各人が持ち場を守って仕事に集中している。昔のような緊張感はないが、今でも凛とした空気が張り詰めているので、佐野氏の思いは受け継がれているようだ。そんな心地良い緊張感の中で待っていると、着席して4分で我が杯が到着した。
その姿は有田焼のオリジナル高台丼の中で、実に奇をてらわない表情を見せつける。そこには風格とオーラすら感じるようで、派手さはなくても存在感をアピールを見せる。過剰な演出はなくても、本質には強いこだわりか詰まっていると期待しながらレンゲを手にした。
まずは紅鳶色のスープをひとくち。表層にはランダムなドットの香味油が無数に浮かんでいるが、決して油っぽさを思わせない。それは店内の照明をキラキラと反射しているせいだろうか、とても軽やかな印象を与えてくれる。透明感というよりは深みを感じる見た目のスープにレンゲを沈めてみると、先陣を切るのは魚介の香りだ。その魚介系の中でも先頭に立つのは干し海老の香りで、他にはないオリジナリティのある第一印象を受ける。そんなスープを口に含んでみると、動物性コラーゲンの粘りを感じさせないサラリとした口当たりで潤いを与えてくれる。由来の元は分からないが薬膳のような中華香辛料の香味が含まれているので、不思議な世界観を持ったスープとなっている。
テボの中で茹でられてから平ザルに移されて湯切りされた自家製麺は、麺上げまでジャスト70秒の中細ストレート麺だった。持ち上げた箸先には、 24センチに切り出しされた透明感のある麺肌が現れた。不安材料である麺の食感を心配しながら一気にすすり上げると、この上ない滑らかさで唇を通り抜けた。シルキーな口当たりではあるが、強いハリを感じさせる躍動感がある。舌触りの時点で不安材料は消えていたが、念のために奥歯を合わせてみる。すると噛み合わせから逃げる事なく、咀嚼に応えて嚙み切れてくれる。モッチリとした食感ではないが、適度な歯切れの良さを残して喉元へと滑り込む。もはや、懸念された食べ応えの弱さなど要らぬ心配だったと反省した。そんな麺をすする度に、スープに含まれる独特の香味が伴ってくるのが気になりはじめた。麺質自体は強くなさそうなので、先に大半の麺を食べてから具材陣を味わう作戦に出た。
具材のチャーシューは丁寧な下茹で工程が調理場内で行われていた。高級鉄板焼店で見かけるミートフォークを使って、下茹でされた塊り肉を寸胴鍋から慎重に取り出されていた。その作業を見ているだけで〝焼豚愛〟を感じられる仕事ぶりに信頼がおける。様々な部位のチャーシューを仕込まれているようだが、基本のラーメンには国産豚バラを半巻き煮豚が盛り付けてあった。豚肉本来の持ち味を活かすために薄味仕立てとなっていて、味付けでは過剰な主張をしてこない。大きく壁に貼られたウンチクには、食材から調味料の全てに対するこだわりと産地が書かれていた。しかしチャーシューの煮汁に使われているのは徳用の業務用醤油だったのが残念だった。
穂先メンマは醤油感の強い見た目だったが極めて薄味で仕込まれていて、完全乾燥メンマならではの発酵臭が楽しめる。メンマ特有の香りを味わえるように、薄味仕立ての計算が利きている素晴らしい穂先メンマだった。
唯一追加した味玉は薄味なのが仕方ないと思えるくらいに、さすがは名古屋コーチンの卵だと唸ってしまうくらいに旨い。しかし味玉としては寂しく感じてしまったのが正直な感想で、下茹での半熟加減や漬けダレの味も申し分ないが好みの熟成度合いはなく残念だった。
薬味の青ネギには高級ブランド葱の九条ねぎが小口切りで添えてあるが、軽やかな食感と香りを上手く引き出されていた。もちろん切り口の潤いもあり、鮮度や切り立ての良さが表現されていた。
海苔にも有明産の高級海苔を使われていて、その持ち味を損なう事なく品質管理されていた。様々な食材をブランド名だけに頼っている店が多い中で、エンドユーザーである私にも納得できる海苔には恐れ入った。
初動で感じたスープに感じる独特なスパイスが後を引きながらも麺は完食したが、スープ自体は残してしまった。それでも高評価は間違いなく、スパコンとの対決も負けを認めざるを得なかった。これで通算対戦成績は39戦17勝12敗9分8KO勝ち1KO負け1没収試合となり、スパコンのオススメの精度が上がってきた。
対決に敗れた悔しさと喜びが入り混じる不思議な思いで席を立ったが、店を出る時も満席にはなっておらず寂しく感じた。帰り道の駅ビル内にある大手ラーメンチェーン店は満席と賑わっていたので、価格設定も大きく影響しているのかもしれない。あれだけの高級食材を使えば仕方ない値段だが、地元の方が毎日食べるには負担が大きいとも思えた一杯でした。