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久しぶりのハナイロの限定新作。美味い!という以前に、これは新しい!! 感動しました。アリランやらオロチョンやら竹岡式やら、ハナイロの限定の素晴らしいところは、具体的かつ詳細なオリジナルの構成を精確に再現しながら、それにハナイロ式=二郎系式のアレンジを合わせていく、緻密さと独創性の相乗効果にある。そして今回の限定はガマ氏渾身の「ポークオーバーヌードル」。これも、どこか具体的な一軒のモデルがあるのかは分からないが、コンセプトとしては明確だ。ポークオーバーライスやチキンオーバーライスはニューヨークの屋台料理。多文化空間ならではの近東やテックスメックスの影響を独自にアレンジしたフュージョン料理で、ホットかつスパイシーかつサワーな味わいでチキンやポークをまとめた無国籍な庶民料理だ。おそらくこのフリースタイルな無国籍さがニューヨーカーに受けているのだろう。そしてそれを、見事なバランスで再現し、かつ二郎系の汁なしに応用している今回の限定。ガマ氏は、どこか東京の店でこの味に出会ったのか、あるいはニューヨークで食べ歩かれたかは分からないが、いずれにせよ、ニューヨークというフュージョン都市の香りを運んでくれる素敵な一杯だった。最近食べた二郎系の汁なしでは、シンプルに麺をカエシと脂とフライドオニオンで和えて食べるような硬派なタイプが多かったが(それはそれで素晴らしい出来のものも多い)、こういう多彩で色鮮やかな具やフレーバーを組み合わせて、その調和の妙を楽しむ類の汁なしには、やはり華があるし、食べていて楽しい。今回のポークオーバーには、トッピングとして、レタス、ミニトマト、フライドオニオン、レッドオニオン、チリトマトソース、レモン、脂、ニンニク、ホワイトドレッシング、角切りの豚が載り、そしてオプションでタバスコが添えられ、和えダレにはおそらくカエシにカレーパウダーが加えられていたと思う。つまりチリの辛さ、スパイスの香ばしさ、トマトのコク、レモンやドレッシングの酸味、そしてレタスの爽やかさが調和した、鮮やかで複雑で、なにより無国籍な味わいだ。それをハナイロの麺を味わえるのが、この限定の最大の楽しみどころだろう。二郎系の限定を出す店は多くあるが、その多くは塩、味噌、辛み、日本のカレー、名古屋料理としての台湾ラーメンなど、あくまで日本国内で親しまれているの味であり、海を越えた味の可能性を探る限定は決して多くはない。そんな中、先日野猿で食べたスパイシードクロは、セリ系のスパイスの使い方から大陸西方の香りが感じられたし、今回のポークオーバーヌードルからはニューヨークという多民族都市における文化の出会いの活気が伝わってきた。僕は二郎系というコンテンツは、海外でも通用するポテンシャルを持っていると思っている。そういう時、もちろん第一にはオリジナルの味で勝負すべきだが、それと同時に日本の狭い枠を取っ払ったインターナショナルな味の広がりにアダプトできるかという力量を問われるところもあるだろう。そういう意味で、野猿のスパイシーやこちらの今回のポークオーバーなどは、単に美味いという以上に、これからの二郎系の展開の可能性につながる新しさを持った、いい限定だったと思う。ガマさん、美味しかったです! 機会があれば、もう一度くらいは食べたいなあ…
感動しました。
アリランやらオロチョンやら竹岡式やら、ハナイロの限定の素晴らしいところは、具体的かつ詳細なオリジナルの構成を精確に再現しながら、それにハナイロ式=二郎系式のアレンジを合わせていく、緻密さと独創性の相乗効果にある。そして今回の限定はガマ氏渾身の「ポークオーバーヌードル」。これも、どこか具体的な一軒のモデルがあるのかは分からないが、コンセプトとしては明確だ。ポークオーバーライスやチキンオーバーライスはニューヨークの屋台料理。多文化空間ならではの近東やテックスメックスの影響を独自にアレンジしたフュージョン料理で、ホットかつスパイシーかつサワーな味わいでチキンやポークをまとめた無国籍な庶民料理だ。おそらくこのフリースタイルな無国籍さがニューヨーカーに受けているのだろう。
そしてそれを、見事なバランスで再現し、かつ二郎系の汁なしに応用している今回の限定。ガマ氏は、どこか東京の店でこの味に出会ったのか、あるいはニューヨークで食べ歩かれたかは分からないが、いずれにせよ、ニューヨークというフュージョン都市の香りを運んでくれる素敵な一杯だった。
最近食べた二郎系の汁なしでは、シンプルに麺をカエシと脂とフライドオニオンで和えて食べるような硬派なタイプが多かったが(それはそれで素晴らしい出来のものも多い)、こういう多彩で色鮮やかな具やフレーバーを組み合わせて、その調和の妙を楽しむ類の汁なしには、やはり華があるし、食べていて楽しい。今回のポークオーバーには、トッピングとして、レタス、ミニトマト、フライドオニオン、レッドオニオン、チリトマトソース、レモン、脂、ニンニク、ホワイトドレッシング、角切りの豚が載り、そしてオプションでタバスコが添えられ、和えダレにはおそらくカエシにカレーパウダーが加えられていたと思う。つまりチリの辛さ、スパイスの香ばしさ、トマトのコク、レモンやドレッシングの酸味、そしてレタスの爽やかさが調和した、鮮やかで複雑で、なにより無国籍な味わいだ。それをハナイロの麺を味わえるのが、この限定の最大の楽しみどころだろう。
二郎系の限定を出す店は多くあるが、その多くは塩、味噌、辛み、日本のカレー、名古屋料理としての台湾ラーメンなど、あくまで日本国内で親しまれているの味であり、海を越えた味の可能性を探る限定は決して多くはない。そんな中、先日野猿で食べたスパイシードクロは、セリ系のスパイスの使い方から大陸西方の香りが感じられたし、今回のポークオーバーヌードルからはニューヨークという多民族都市における文化の出会いの活気が伝わってきた。
僕は二郎系というコンテンツは、海外でも通用するポテンシャルを持っていると思っている。そういう時、もちろん第一にはオリジナルの味で勝負すべきだが、それと同時に日本の狭い枠を取っ払ったインターナショナルな味の広がりにアダプトできるかという力量を問われるところもあるだろう。そういう意味で、野猿のスパイシーやこちらの今回のポークオーバーなどは、単に美味いという以上に、これからの二郎系の展開の可能性につながる新しさを持った、いい限定だったと思う。
ガマさん、美味しかったです! 機会があれば、もう一度くらいは食べたいなあ…