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夏の強い日差しは相変わらず(28日)、部屋にコモっていても冷房病になるばかり、ひと汗かきに本郷あたりを散歩。お昼は、ネットで噂の「雅ノ屋」へ。 純白の壁に真っ赤なテント、入口には白妙の暖簾がかかって、なんとも小ざっぱりとした店構え。店内はコの字カウンター、土曜昼遅くということもあってか、先客は2名のみ。店イチオシと聞く醤油を頼もうと思っていましたが……ちょっと汗をかき過ぎ、体がサッパリ系を欲しているため、今日のところは「塩らーめん」(650円)に「半熟味付玉子」(100円)で。丼は約5分で到着。 では、スープを一口……うん、文句なしに美味い。メリハリを効かせて深くコクを刻みながら、繊細なまでのバランス感覚で仕上げています。ベースは鶏塩スープですが、実に豊潤な風味の鶏に対して、海塩をつかったという塩ダレが重みのあるキレを加えており、両者のバランスも実に「緻密」。さらに煮干し出汁が、鶏の旨みをさりげなくサポートしていますが……さらにひと工夫加えていると見ました。この煮干し出汁、ごくわずかながら煮干し特有の香ばしさがダイレクトに感じられ、普通に煮出した出汁とひと味違う。おそらく、微量ながら煮干し粉も使っていると見ましたが……違うかな。この微妙な香ばしさ・苦みが、全体の味わいに一枚「厚み」を加えています。 麺は細麺ストレート。しかし、博多麺とは趣が異なり、しなやかにゆで上げても歯切れのよさは「バリカタ」クラス、小麦の香りも心地よく、甘みも驚くほど豊かです。まさに、「塩らーめん」専用の「最終兵器」ですな。具材は、チャーシュー、メンマ、カイワレ・海苔・ネギに、追加の味玉。チャーシューは脂身タップリのバラ肉で、「塩」に合わせるには勇気のいる一品ですが……コクの深さの味の厚みを誇るこのスープだからこそ、はじめて成立するコンビネーション。味玉は、黄身を醤油で濃く味付け、こちらも非常に美味しいんですが……どちらかといえば「醤油らーめん」に合わせた設定なのかも。メンマの仕上がりも上々ですが、塩抜きが慎重過ぎたのか、風味がほんの少し弱まっています。 ―――「塩ラーメンかくあるべし」という、ご主人の「予定調和」イメージがダイレクトに伝わってくるような一品。奇をてらってウケを狙わず、鶏・塩・煮干し・麺と、誰もが使う食材の魅力を「真正面」から捉えて、緻密な演出で仕上げた一杯です。ある意味、小津安二郎の映画を彷彿とさせますな……画面の隅々にまで細かに気を配りながら、俳優を「真正面」から捉えて、その微細な表情の変化をあますところなく伝える彼の手法。誰にでもできそうに思えますが、それゆえ一切の妥協が許されない。そんな厳しい姿勢で、ひたすらラーメンを「真正面」から捉えようというご主人に、拍手。
どうもです!! 先日こちらで醤油をいただいたのですが、 塩もとっても気になっております。 レビューを拝見し、優先順位が跳ね上がりましたよ!!
どうもです~。 コチラは、何気に気に入ってしまったお店です! milesさんのように、「ドコがどう」という表現は出来ませんが(汗) 食べて心地好いなぁと。居心地も好かったですしw あ、それはホッピーがあったからかなww 他のメニューも気になりますし、チョイチョイ通いたいお店です。
純白の壁に真っ赤なテント、入口には白妙の暖簾がかかって、なんとも小ざっぱりとした店構え。店内はコの字カウンター、土曜昼遅くということもあってか、先客は2名のみ。店イチオシと聞く醤油を頼もうと思っていましたが……ちょっと汗をかき過ぎ、体がサッパリ系を欲しているため、今日のところは「塩らーめん」(650円)に「半熟味付玉子」(100円)で。丼は約5分で到着。
では、スープを一口……うん、文句なしに美味い。メリハリを効かせて深くコクを刻みながら、繊細なまでのバランス感覚で仕上げています。ベースは鶏塩スープですが、実に豊潤な風味の鶏に対して、海塩をつかったという塩ダレが重みのあるキレを加えており、両者のバランスも実に「緻密」。さらに煮干し出汁が、鶏の旨みをさりげなくサポートしていますが……さらにひと工夫加えていると見ました。この煮干し出汁、ごくわずかながら煮干し特有の香ばしさがダイレクトに感じられ、普通に煮出した出汁とひと味違う。おそらく、微量ながら煮干し粉も使っていると見ましたが……違うかな。この微妙な香ばしさ・苦みが、全体の味わいに一枚「厚み」を加えています。
麺は細麺ストレート。しかし、博多麺とは趣が異なり、しなやかにゆで上げても歯切れのよさは「バリカタ」クラス、小麦の香りも心地よく、甘みも驚くほど豊かです。まさに、「塩らーめん」専用の「最終兵器」ですな。具材は、チャーシュー、メンマ、カイワレ・海苔・ネギに、追加の味玉。チャーシューは脂身タップリのバラ肉で、「塩」に合わせるには勇気のいる一品ですが……コクの深さの味の厚みを誇るこのスープだからこそ、はじめて成立するコンビネーション。味玉は、黄身を醤油で濃く味付け、こちらも非常に美味しいんですが……どちらかといえば「醤油らーめん」に合わせた設定なのかも。メンマの仕上がりも上々ですが、塩抜きが慎重過ぎたのか、風味がほんの少し弱まっています。
―――「塩ラーメンかくあるべし」という、ご主人の「予定調和」イメージがダイレクトに伝わってくるような一品。奇をてらってウケを狙わず、鶏・塩・煮干し・麺と、誰もが使う食材の魅力を「真正面」から捉えて、緻密な演出で仕上げた一杯です。ある意味、小津安二郎の映画を彷彿とさせますな……画面の隅々にまで細かに気を配りながら、俳優を「真正面」から捉えて、その微細な表情の変化をあますところなく伝える彼の手法。誰にでもできそうに思えますが、それゆえ一切の妥協が許されない。そんな厳しい姿勢で、ひたすらラーメンを「真正面」から捉えようというご主人に、拍手。