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「魚骨ラーメン + 味付燻製玉子」@麺塾の写真 どうもノド風邪をひいてしまったようで声ガラガラ。何かノドに「潤い」が欲しくて、「魚骨」のコラーゲンを使うという「麺塾」を訪店(29日)。
 派手な看板や装飾のない、小体な建物の2階という「隠れ家」的なロケーション。ドアを開けると、ポニーテールも凛々しい、スラリとした美人店員さんがお出迎え。思わず目を奪われつつも、入口右手の券売機をチェック。やはり、自家製全粒粉麺を使うという「つけ麺」がメインのようですが……しかし、コラーゲン摂取が目的ですから、スープ量の多い「魚骨ラーメン」(780円)と「味付燻製玉子」(100円)を、ポチッとな。チャーシューは鶏か豚から選ぶよう促されますが、スープがやや濃厚と聞いていましたので「豚」で。約5分後、丼到着。
 では、スープを一口……なんというか、予想外に「派手」な味ですな。カツオ主体の節粉の風味がパッと咲き、たまり醤油のようなまろみを帯びた重い味がズシンと響き、カエシの甘塩っぱさがドンと押し出す。どの味も雑身のない優れたものですが、すべてが「フル・ボリューム」でガナリたててくるような「喧噪」。おそらく、何かがすべてを「舞台」ごと押し上げて、芝居全てを「うるさく」感じさせている気がしますが……その「何か」が「魚骨」なのかな。なんとなく、味噌でも使っているんじゃないか、そんな気もしました。
 麺は、自家製の細麺ストレート。この麺はなかなか秀逸で、シッカリした味わいもさることながら、力強いコシに質感を感じさせながら軽快な歯切れ、甘みにも重心の低さと上品さが感じられて、非常にハイレベルな仕上がり。しかも麺量タップリ「中盛」クラスで、結構満足感がありますな。
 具材は、チャーシュー、メンマ、モヤシにネギ、そして追加の味玉。このバラロール・チャーシューも、濃い味付けとホロッとした食感で上モノですが、なにせスープが「ド派手」ですので、これでも存在感がやや薄い。モヤシも単に茹でたものでなく、ひと手間かかっていますが……メンマ、味玉含めて、すべてがスープの「喧噪」に埋もれています。
 ―――ワタシ的には、どことなく「麺屋 優創」の「魚介味噌」( http://ramendb.supleks.jp/score/232692 )を連想させた一品。アチラも、甲殻系風味、醤油、味噌がそれぞれ「フル・ボリューム」な一杯でしたが、なぜか「調和」を感じさせる。何が違うかと言えば……それは「テーマ設定」じゃないのかな。例えばストラヴィンスキーの「火の鳥」、コイツもオーケストラが奔放に奏でる音色、特に金管や打楽器が「喧噪」すら感じさせる曲ですが、ギリギリ(ファンの方失礼)成立しているその訳は、誰もがイメージ可能で耽美な「テーマ性」にあるのでしょう。「麺屋 優創」にも、明らかに「ブイヤベース」「ペスカトーレ」インスパイヤ的な分かりやすいテーマ設定が感じられましたが……今日の一杯、一つ一つの音色は実にキレイで、各食材が主張する奔放な旋律も、それぞれまたキレイなのですが、明確な「イメージ」や「メッセージ」がなければ、ただの「喧噪」。非常に惜しい一杯でした。

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