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「醤油らーめん」@旬麺しろ八の写真 29日、用事を済ませて新宿御苑へ。霧雨の中「しろ八」にたどり着きますと、ちょうどご主人が暖簾を出しておられるところでした。
 「さ、どうぞ」と招き入れられるまま店内へ。食券を買おうとしますと、「最初のお客さんですので、玉子サービスになります」との、うれしいお言葉。では「醤油らーめん」(650円)だけを、ポチッとな。有名店ゆえ、いきなり本題ですが……
 スープは、なんとも滋味あふれる淡い甘みと旨み。あえて例えれば……鶏と野菜の旨みが出た水炊(みずたき)鍋のような味わい。特に野菜の穏やかな味わいが全体を包んで、具材の野菜の味を、一段と美味しく引き立てています。
 「ちぢれほうれん草」も美味しかったのですが、特に感心したのは、もやしと椎茸。もやしは、なんと「もやしの味」がします。当たり前のようですが……昔はちゃんと、もやしには味がありました。しかし、最近のもやしは味がほとんどしません。いや、これだけはっきり味を感じるのは、何年ぶりでしょうか。椎茸も小さいながら、味が濃い。ご主人の、素材へのコダワリが伝わります。
 麺は、中太平打の縮れ麺。加水率高めだと思いますが、スープとよく馴染み、かみしめるとほのかな甘みが感じられます。一方チャーシューは、脂身を残してしっかり目の味付け。全体のバランスから賛否あるでしょうが、アクセントとしては、これも一興と感じました。
 ま、敢えて味の輪郭線を出さない「印象派」的なアプローチに、賛否あるでしょうが……もともと濃い味が好まれる関東で、しかもスパルタンなガツン系がチヤホヤされるご時世に、敢えてこの味で勝負する心意気が、私は気に入りました。
 激戦区を闘い抜くための、わざとらしい派手さ、意図的なデフォルメを全く廃した、外連味(けれんみ)のないこの一品。なにがなし、ヒナびた山村を訪ねて、心づくしの野菜鍋でもてなしていただいたような、心温まる充実感です。こんな都心で、こういう出会いもあるんですな……食後、「美味しかったです」と伝えると、ご主人「ありがとうございます」と破顔一笑でペコリ。店を出れば日も差し始め、なんともスガスガしい気分で、雨上がりの御苑を後にする、おじさんなのでした。

(蛇足)写真ピンボケで申し訳ない。いずれ取り替えます。

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