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コメント
こんばんは
カドの無い塩の旨味に動物系、魚介系のダシが上品に効いた、かなり和風な一杯だったようですね。
最初から鯛飯茶漬けにする前提でデザインされた丼の形状がいいですね。
純米無濾過生原酒 | 2013年4月18日 00:44純米無濾過生原酒さん、コメントありがとうございます。
以前から一度訪れてみたいと思っていた店、ようやく伺う事が出来ました。
上品な和風の塩ラーメン、そのスープで頂く鯛飯茶漬け、本当にウマかった。
絵に描いた様な「路地裏の名店」でありました。
チャーチル・クロコダイル | 2013年4月19日 21:22
チャーチル・クロコダイル
麺遊草子
№61
とりき
RAMENOID






何でも食後に頂く「鯛飯茶漬け」を前提としたあっさりスープのラーメンを提供する店、と言う事でその珍しいコンセプトのラーメンを是非とも体験してみたかった。昨夜の宴会時、同僚にちょろっと話したところ「是非行ってみたい!」と言うので、その2名も同行。
夜開店直後の17:30着、我々が一番客、おねーさんの「食券をお求め下さい」の案内で、トップメニューの表題を選択。そして私は基本的に白米が好きでは無いのでいつもは「反対飯」だが、今回はウリである「鯛飯」でも連食予定なので‘半鯛飯’も頂くとする。他の2人も私に続く。
一番奥のテーブル席に案内され着座。落ち着いた店内に流れるBGMは80年代の洋楽の数々。その頃青春真っ盛りのオヤジ連中には誠に懐かしいナンバーばかり。もうこの雰囲気だけでも◎さ。その後、次々と後客3名。
そして先に供されるのは、盆に乗った小鉢と薬味皿。小鉢にはキャベツの御浸し、薬味は揉みのりと、得体の知れぬ小さな5mm四方の茶色いサイコロ状のものが3個。何だ?一つだけ口に入れてみるが、揚げたネギ?タマネギ?エエッ、ワカンナ~イ、、、その後、待つ事6分で半鯛飯に続いてメイン着丼。
ビジュアルは、炙りチャーシュー、ピンクのつみれ2個、メンマ、ミズナ、白髪ネギと糸唐辛子が、淡い色の塩スープに乗っている。丼はスープを鯛飯に注げるように口が付いている。その半鯛飯には、解した鯛の身が入り、小口ネギが添えられている。先の小鉢類と合わさり、ちょっとした御前料理の様相を呈する。
スープから。塩の優しさがじんわりと身体に滲み入る様な、実にまあるいまろやかな口当たり。クセの無いガラ出しのやんわりとした動物系のコクと、貝類、コンブ系主体と思われる多層的な淡い魚介の味わいが、カドの無い塩の旨味を殊のほか上手に引き出している。具体的なスープの素材は駄舌ゆえ判別出来ないのだが、とにかく地層の様に重なった旨みが広がる。派手さは無くとも、しんみりと落ち着いた美味さがある。
麺は軽い縮れの入った中細麺。茹で加減は程良く、コシとちょいモチッの歯ごたえを残すもの。淡い塩スープとの一体感も素晴らしい。麺量も上品だが、今回は半鯛飯も付くし、連食予定なので丁度良い。
具のチャーシューは軽い炙りが入っており、香ばしさがあり、豚の旨味も十分に味わえる至極のロールチャーシュー。つみれは鯛と海老に、レンコンが入ったもので、そのサクッとした食感もいい。もちろん和風テイスト溢れる味わいは格別のもの。メンマも柔らかめの上品な味付け。ミズナも程良い口直し。白髪ネギと糸唐辛子も良い薬味。さらに別皿の薬味の追加で、ふわっと磯も薫って来る。
麺を平らげた後、次の楽しみである「鯛飯茶漬け」。そのままでも十分美味い。そこにスープを適量注ぎ込み、軽く混ぜ合せてさらさらと頂く。これまた美味い!ご飯の鯛の美味さが、塩スープを得た事によりグレード・アップ。「水を得た魚」ならぬ「スープを得た鯛」となる。これはホンマに美味いわぁ!!小皿のキャベツの御浸しも口直しに良い。
3人して、茶漬けはもちろんの事、麺のスープまで一滴のこらず完飲完食。他の2人も当然の事に雰囲気も含め大絶賛。生まれて初めて頂いた「淡麗塩ラーメンと鯛茶漬けの納得千万のコラボレーション」、こりゃあ山国信州じゃ、ちょっと味わえねーウマさだわ!