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11:30の開店少し前に訪問。先待ち2名後客5名。店内はやや小ぢんまりとしており、L字型カウンターのみが設けられている。窮屈さは無く、非常に清潔にされており居心地の良い空間だ。店主さんと男性1人による切り盛りで、接客は非常に良好。

お目当ての本メニューを選択。調理は丁寧になされている。暫く待って配膳された。

スープは醤油の色目がやや強めだが、透明感も感じられる。表層をタップリと覆う液体油の光沢が美しい。
飲んでみると、鮮烈な鴨の香りが鼻を突き抜ける。勿論、出汁感もしっかりと出ており期待通り。その深いコク、甘みを伴う旨みは、まさに鴨のものだ。表層液体油の果たしている役割も大きいと思われる。
食べ進めるに従って、鴨の香り、旨みの感得のされ方は落ち着いて来るのだが、代わりにカエシが強く主張するようになり、その強いキレがレンゲを休ませない。実力店ならではの組み立ての妙と言えるだろう。上質の醤油の旨みがしっかりと味わいを深めているのは流石。また、過度のトガりは抑えられているのも有難い。
そして、矢張り、大きなポイントとなっているのが多めに振りかけられる黒胡椒だ。濃厚な旨みを見事なまでに引き立てており、そのセンスには素直に敬服するしか無い。結局、ほぼ完飲してしまった。

麺は、ストレートの細麺。
茹で加減は見事の一言に尽きる。箸で手繰る分には非常にしなやかな質感なのだが、食べてみると、非常に強いコシ、歯応えが感じられる。咀嚼の際の抵抗感が強く、まさに「モグモグ」と食べる感じ。喉越しも非常に心地良い。風味旨みも有る紛れも無い上質の麺だ。勿論、スープとの相性は申し分無し。
量は普通位か。上述の通り食べ応えの有る麺なので、自分にはこれ一杯で十分な満腹度だった。

具として、鴨肉は2枚。しっかりとした歯応えと弾力性を併せ持つ良質のもの。噛み締めると、素材の豊かな旨みが口中に滲み出る。味付けはもう少し弱めの方が自分好みだが、文句無しの旨さだ。
メンマは極太のものが2本。ジャキジャキという感じの非常に強い歯応えが楽しい。熟成感の有る味付けも良く、非常に美味。
タップリと乗る玉ネギは大きめの刻みで、風味、食感の両面に於いて、見事な役割を果たしてくれた。黒胡椒と共に、この一杯にはマストの存在と言える。

改めて「蔦」の実力を思い知らされたという感じだ。強い独創性を打ち出しながらも、見事に纏め上げられており驚かされた。この一杯の上質感とアレンジの妙は、流石と言うしか無い。凄味すら感じさせる実力店だ。

投稿 | コメント (3) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは。
さすが蔦さんですね!horiさんが90点台なら間違いなさそうです。最近、鴨系のラーメンを提供するお店が増えてきた気がしますが、自分はまだ鴨のラーメンって食べたことないんですよね~

poti | 2014年10月30日 09:46

potiさんに、同じく!
horiさんの90は久々に見ました!
ツボでしたね!

私もコレは旨いと思います。

masa@連食★脱ラオタ完了 | 2014年10月30日 10:24

potiさん、こんばんは。

私も、鴨の経験値はまだまだ少ないです。
常習性には疑問も有りますが、ジャンルが増えるのは良い事だと思います!

masa@連食さん、こんばんは。

こちらの店の実力、矢張り突き抜けていますね!
正直、ジャンク好きな自分好みの方向性では無いのですが、説得力十分でした。

hori | 2014年10月30日 18:03