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「濃厚らーめん」@麺屋じげんの写真 月曜朝から新宿方面でヘビーなお仕事、週末も働きづめゆえ、お昼過ぎにはすでにヘトヘト(19日)。遅いお昼は高田馬場「じげん」へ。
 入口ワキに小さな黒板、曰く「新濃厚らーめん はじめました!!」。「新」の字がハナマルになっており、今のところイチオシのようですな。券売機は入口左手、さっそく「濃厚らーめん」(750円)をポチッとな。ほどなく丼到着、有名店ゆえ本題。
 スープに沈みもせず、プカプカ浮かぶ節粉。こりゃ、相当の粘度のようです。では、まず節粉を混ぜずに一口……濃厚な動物系、トンコツが主体のようですが、ポッテリとした口当たりで「優しい」コク。相当なコラーゲン量ですので、豚足あたりを多く使っているのかも知れません。これに、サバ節・カツオ節・煮干粉ベースと思われる魚介系がよく馴染んでおり、粉っぽさは皆無。節粉をスープに混ぜ込んでも、サバ節のおかげでトンコツとの馴染みは非常に良く、気持ちよく「濃厚」さを楽しめます。ただし、甘みも塩分も控えめで、イノシン酸系食材同士の合作ゆえ、旨みも淡泊。なんとも「ドライ」な味わいですな。
 麺は、三河屋製麺の中太ストレートで、平打ち風にやや偏平した断面のモノ。プツプツと軽快な歯切れで、どこか「乾いた」食感が印象的。甘みは弱く、淡泊な味わいですが、「ドライ」なスープに合わせたのでしょう……ま、この合わせ方には賛否あるかな。
 具材は、チャーシュー、メンマにタマネギ、水菜。トロトロに煮崩したようなチャーシューは、ホンノリとニンニクを効かせたハッキリした味付けで、このスープにはよく合います。メンマはほぼ正方形に切り分けた珍しい形状、見かけによらず味は薄味。タマネギはさほど辛くもなく、ほどほどに甘みもあって、バッチリ「薬味」しています。
 巷では「よくあるタイプの豚骨魚介」などという表現を耳にしますが……私自身はそういう一品にあまり出くわしたことがない。「豚骨魚介」という狭いジャンルの中で、どのお店もなんとか独自性を出そうと懸命に工夫しておられ、この店の一品にしても、「ドライ」な方向に独自の境地を求めています。ただし、他店との「差別化」、自店の「独自性」をあまりに突き詰めると、「それが美味いのか」という問題からどんどん離れていくような気がしますな……塩分・甘みはおろか、旨みすら抑えてひたすら「ドライ」なこの一品。インパクトもあり、ま、ラ系ウケはするでしょう。しかし、いま一度「比較論」から初心にもどって、「美味しさ」について見つめて欲しい。生意気ですが、そんな気がした一杯でした。

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