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2017年6月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都豊島区巣鴨

醤油soba

世界初のミシュラン星を獲り、大行列になって1年半。その後、どうなったか?16日15時過ぎに行ってみると「この時間」は整理券配布ではなく、外待ち10人くらい。(店内5-6人待ち)ただし、午前中に配布した整理券を持った人が来た場合にはその人に優先権有り。40分くらい待って着席、座るとまもなく出てきた。食べ終えた16時頃は外待ち無しだったので16時過ぎなら、そんなに待たずに食べられるはず。(土日除く)

そして知らずに行ってしまったのだが、6月15日から味をリニュアルしたとのこと。いやはや、これで星を獲ってから2回目のリニュアル。実は今だから言えるけど、星を獲ってからリニュアルされた味よりは、個人的にリニュアル前の方が好きだった。なんというか、頭で考えながら食べる味でちょっと難しい味だった。いわゆるミシュランを見て世界中から食べに来るグルメ通に食べてもらうためにシフトしたかのような。値段も千円になったし。

しかし、今回の変更で「よりラーメンらしく」戻りつつ、「蔦」らしさを残し、それでいて、海外から「ミシュランを見て来た人」に食べてもらっても納得してもらえるような、そんな味になった。(余計説明がわかりにくいって?(笑))

ひと言で、うまい!
しかも百円安くなって900円。値段の後戻りは結構珍しい。
それでいてクオリティは落ちてない。チャーシューは2種類でホエー豚とイベリコ豚バラ肉。

ん?今、ブログを見たら、「リニューアル」ではないそうです。「新味(しんみ)」だそうです。失礼しました。「新味」です。ブログより引用。
「トリュフオイルも最小限にし香りよりも旨味として溶け込ませシンプルにまとめました。ダシは今まで通り重複のまま魚介ダシの素材感を引き立てました。醤油ダレもメリハリをしっかりさせたラーメンとしての雑味を足しました。新食材として黒トリュフパウダーで香りを演出して、香り味ともに優れた江戸前東京湾の海苔を採用しました。トリュフの使い方にもご注目下さい。」

丼は佐野さんのところの有田焼。味によってそれぞれ形が異なります。丼の底には店主の名前のロゴ。スープを飲み干すと見ることができます。

また、大盛りが無くなりました。ここにも熱い思いが。これもブログから引用します。
「バランスの関係でつけSoba含め大盛は一切無くさせていただきます。皆様の健康の為にもです。大盛は原価も良いですが、それ以上の想いがあります。ビジュアルも美しくないんです。僕はラーメンをアートにさせたいんです。魂の風景をラーメンで描きます。」カッコいい!

座る前にレンゲと箸、ナプキンの用意をスタッフがしてくれます。これはミシュランっぽい。ちょっと時間かかるけど、これはいい!

お店データ

Japanese Soba Noodles 蔦

Japanese Soba Noodles 蔦

東京都豊島区巣鴨1-14-1(巣鴨)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。