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「特製らーめん(白だし)1000円」@支那そば しんばの写真【取材事項】
店主は店名非公開だが数々の有名店にて修行経験あり。
その中には今はなき某有名店の別ブランドを立ち上げから参加しており、
店主として陣頭指揮を執られていたとか。
こちらの店のラーメンは修行先の味を踏襲していないが、
そこで培った技術や経験は活かされている。
メニューや味は八雲を参考にしているものの
決して目指さず通過点として追い抜きたいという気負いを見せる。
もちろん八雲を始めたんたん亭系の店では修行経験はなく、
単にワンタン好きという理由でこの店を始める。
また店の立地や雰囲気が八雲を想起させるが狙ったものではなく、
たまたま偶然そうなっただけで前のレストランを居抜きのまま使用。
現在メニューは麺類だけだが、ごはんものも考案中で今後提供予定。
(以上は取材より)

肉系スープ(清湯)は比内地鶏の丸・もみじ・地鶏ガラ、
新潟和豚もちぶたのゲンコツ・豚足、牛テール、
6種類の野菜をじっくり7時間半煮込む。
和系スープはあご煮干し・マグロ節・かつお節・サバ節・宗田節・
さんま節・しいたけ・真昆布・ホタテひもを前日から水で戻し炊く。
(魚介による雑味や酸味が出ないよう細心の注意を心掛ける)
「白だしそば」は愛知県日東醸造のしろたまり醤油を加え、
和系スープに合うよう仕上げる。
「支那そば」は広島県岡本醤油醸造場の特吟さいしこみ醤油を軸に
肉系スープのコクを引き出すよう仕上げる。

チャーシュー=新潟和豚もちぶた使用。
肩ロースは低温調理でバラは煮込んでいる。
メンマ=乾燥メンマを4日間かけて戻し丁寧に味入れ。
麺=三河屋製麺の国産小麦をブレンドした麺(150g)を使用。
味玉=煮玉子。
こだわりのワンタンは風味付けに主張しすぎないよう
紹興酒と五香粉で調味。
(以上は店内にある製作途中のラーメンについての口上書きより。
一部取材により加筆しております)

支那そば しんば
当店は化学調味料を全く使用しておりません。
(店舗入口ドア周辺の壁面張り紙より)

【レポ本編】
ネットの第一報を拝読したとき、
「メニュー構成は八雲のようでラーメンの見た目がちょっと違うかなあ。
いずれにしても只ならぬオーラを放っている」
と思い、真相を確かめに訪問。
そのときの詳細は【取材事項】やラーメンについての口上書きはメニュー写真を参考に。
まあ筆者の場合、なりふり構わず新店を追っかける”おらおら”スタンスではないんですが、
最近食指が動く店がやたら多くて困ってしまうという嬉しい悲鳴。

「特製らーめん(白だし)」
スープは手間を惜しまず雑味のない味わいになるよう努めているだけあり、
端正でスッキリとした味わいの中にふくよかで豊潤な魚介風味の香りがふわりと広がり、
温度が低下すると表情を変えるのが特徴。
またキメ細やかな口当たりは飲むほどにホッと心和む。
このスープを汚したくないと思わずテーブル胡椒を遠ざける。
低加水のストレート中細麺はスベスベと滑らか啜りやすくザクリとした歯切れ。
噛めば小麦の甘みも申し分なく伝わってくる。
具材は肉質がキュッと締まって噛み応えのある肩ロースチャーシューと
旨味を逃さず上手に閉じ込めたバラチャーシュー、
コリコリと繊維が硬質なメンマ、刻んだ白と小ネギ、
そして過度にならない絶妙なさじ加減で五香粉のスパイス香が鼻腔を抜ける
肉ワンタンはちゅるちゅると皮の蝕感も楽しめ傑出している。
丼の中に店主のこだわりが凝縮した一杯はきっとツウをも唸らせるはず。

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