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「そば(醤油)¥800+半熟味付玉子 ¥100」@メンヤ シモヤマの写真平日 晴天 11:05 先客なし 後客なし

早押し問題です。
正しいのはどれでしょう。

①シンジ ヤマシタ
②メンマト モヤシ
③メンヤ シモヤマ
④シンゴ ヤマシロ
⑤シンヤ ヤマモト

正解はのちほど。

若者には分からないだろうが、こんな TBS オールスター大感謝祭のような問題を考えてしまう店を見つけてしまっては行ってみない訳にはいかず初訪問を決意する。現在は、人生二度目の朝ラーを午前7時半に埼玉県の春日部市で済ませた帰りの電車内だ。ひとまずはビッグターミナルの北千住駅に戻り、コーヒーでも飲みながら昼ラーの作戦を立てるつもりだ。

こちらは昨年末にオープンしたばかりの新店のようでレビューも少なく情報が乏しいが、とりあえず向かってみることにした。現在地の北千住駅からのアクセスを調べると、東武線と京成線を乗り継いだ最寄りの京成立石駅からだと徒歩15分となっている。しかし立石駅周辺は昼呑みのメッカで気移りするといけないので、手前の亀有駅からのバスルートを選択した。

11時開店前を目指して10時過ぎに北千住駅を出発した。亀有駅でバス停迷子になったものの何とか乗り継ぎ、京成バス 新小53系統に揺られる事30分程で最寄りの奥戸二丁目バス停に着いた。すると目の前にラーメン屋とは思えない小洒落た外観のこちらがあった。

総ガラス張りなので店内の様子が、ひと目で分かる。開店直後という事で先客はおらず、すんなりと入店してカウンターに案内される。店内を見渡すと外観同様にシンプルで清潔感のある内装が印象に残る。一枚板を合わせたL字のカウンターには外材だが立派な木材が使われている。そんな真新しい店内をご夫婦だろうか、お二人で切り盛りされている。

券売機が無いので卓上のメニューから本日のお題を品定めするが、メニュー構成もシンプルでラーメンの単品か親子丼のセットの、ほぼ二択である。親子丼のセットはお得感があるがラーメンに集中するために断念して味玉だけを追加した。

ガラス張りの外観と同じく、調理場もカウンターから見下ろせる作業工程が丸見えの堂々たる晒しっぷりだ。厨房機器もシンプルで特に変わった機材は無いが、寸胴鍋の小ささとガス台の少なさが気になった。小ぶりな親子鍋はあるが調理するガス口が足りないのではと心配になった。

そんな事を考えていると着席して5分で我が杯が到着した。その姿は朱色の受け皿の上に乗せられた白磁の反高台丼の中で派手さのない奥ゆかしさを覗かせている。流行りの要素を見せないあたりに共感が持てる表情だ。

まずは大きなドットの香味油が浮かんだ赤銅色のスープをひとくち。たっぷりと張られた香味油に守られたスープは熱々で待ち構えている。火傷しないように注意しながら口に含むとファーストアタックではオイリーな印象を受けるが丸鶏主体の旨みも広がる。スープに深みはあるが、クドさは無いので親しみやすく飲みやすい。スープに重なりを与えている昆布のような乾物系の旨みも感じる。その旨みを活かすような芳醇な醤油ダレの酸味あるキレがスープを引き締めてくれる。この酸味が鶏主体のスープをスッキリとしているのだろう。

麺は中細ストレート麺で麺上げまで100秒弱といったところか。ひとくち目がジャストと思われるタイミングの麺は少し柔らかな印象だ。ツルッとした口当たりで飛び込んできた麺は喉ごしも良いが食べ応えとしては、いささか弱く感じる。ひとくちごとに啜るたびに香味油を引き寄せるので滑らかな麺肌以上に滑りが良い。奥歯のプレスから逃げるような噛み応えが好みとは違ったが、これが狙いなのだろう。

具材は部位の違う焼豚が二種類。先に豚肩ロースの方から食べてみる。大判な焼豚を半分にカットし薄くスライスしてあるので食べ応えはないが味付けは好印象。流行りの低温調理にするではなく、しっかりと加熱された赤身の旨さを引き出している。こちらは薫香はほとんど感じない仕上がりとなっている。一方の豚バラ焼豚は適度な薫香が付いており、アクセントとなる。柔らかすぎない脂身も私の中では高評価の対象だ。

追加の味玉は提供温度の冷たさ以外は抜群の出来映え。一朝一夕には成し得ない黄身の熟成や白身までも均一に染まった漬け込みは感動ものだ。

メンマは細切りタイプの控えめな味付けで脇役に徹している。硬すぎず柔らかすぎずの食感が、麺の弱めな食感をサポートしてくれる。

薬味の白葱の笹切りは白髪ねぎでない点が良い。上品で繊細な白髪ねぎよりも野暮ったさはあるがネギの香りが引き立ち、程よい歯切れの食感も良し。麺との相性も良く、何と言っても焼豚との共演では見事なネギチャーシューの一品料理が出来上がった。少しだけ添えられた青ねぎの小口切りは彩り要員なのだろうか、あまり存在感は出てなかった。

中盤あたりからは麺のハリが更に無くなり、腰抜け気味な麺を啜り続ける事になった。その頃にはスープに浮かんだ香味油も麺に持ち上げられて、ゴク細やかな粒子だけが浮かんでいた。そのスープは香味油でごまかされない鶏出汁本来の旨みとキレを出していて非常に素晴らしく感じた。それだけに麺に強さがあれば良かったのにと個人的な希望を抱いてしまう。

食べ終えて席を立つまで後客は無かったが、駅からも遠いハンデを物ともせず人気店になりそうな気配が漂っていたので、更なる進化を期待した一杯でした。

もうどうでもいいでしょうが
正解は...

③メンマ シモヤマ でした。

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