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「【呉田×柴崎亭×㐂九屋】正油そば ¥850」@むぎくらべの写真平日 晴天 10:00 先客3名 後客4名

久しぶりに早朝に心地よく目覚めた。RDB片手に開店時間の早い店を検索していると、都内では珍しい10時オープンのこちらがヒットした。こちらは国内産小麦のアンテナショップで内麦の良さを広げるために週替わりでジャンルは問わず、内麦を使用した商品を提供しているようだ。

こちらへは今回で二度目の訪問となるが、前回は埼玉と東京に四店舗を有する超有名人気店の出店だったので、居ても立っても居られず足を運んだのを覚えている。今回は人気三店舗のコラボ企画なのであまり関心を示してなかったが、つつじヶ丘の人気店の名前をその中に見つけて再訪を決意した。

10時開店ジャストを狙って9時半前に家を出て半蔵門線で神保町駅を目指す。最寄駅は淡路町駅のようだが乗換いらずのルートを選んだ。神保町駅からは歩くと10分程度かかるが、小川町交差点名物の「顔のYシャツ」の看板を目印に進んで行くとオープン直前のこちらに着いた。

計算通りにオープンジャストに現着。すると先開けだったのか先客がすでにテーブル席に座っていた。それに続いて私も店内に入り、レジカウンターにて本日のお題を選ぶのだが、今回も日替わり限定メニューが用意されているがオーソドックスな正油そばを注文。今回はトッピングメニューは用意されてなく追加は無し。女性マネージャーさんにリプライコール用のベルを手渡され奥の席へ座り店内を見渡す。

かなり広い店内を調理場二名とレジとホールに一名ずつの四人体制で回している。リプライコールが鳴ったら配膳口まで取りに行くセルフスタイルなのだが、前回は居なかったデシャップを担当する女性スタッフがいて配膳もスムーズに行われていた。

週替わりの麦茶を飲みながら待つこと8分ほどで我が杯の呼び出しがあった。木製の四角いトレーを手に取り席に戻り眺めたその姿は、アンテナショップオリジナルの白磁の鳴門丼の中で見覚えはあるが、どことなくよそよそしい表情で出迎えてくれた。それは今回コラボされた三店舗のうち知っているのは「柴崎亭」だけだからだろう。見慣れた具材なのに麺とのバランスが違ったりと、このラーメンがコラボなのがビジュアルからも伝わってきた。

せっかく器やトレーには気を使っているのにレンゲだけは味気ないプラスチック製なのが残念だがラーメンの評価には考慮しないので気を取り直してレンゲを手に取る。

まずは粒子のまばらな香味油が浮かぶ赤銅色のスープをひとくち。見た目のようなオイル感はなく先頭を切ってくるのはフレッシュな醤油の香りと、やや鋭くも感じる醤油由来の酸味だ。無駄な甘みなどが無いスープは日本蕎麦好きの私には好印象なファーストアタックだった。その醤油の酸味に同調するような、鰹の厚削りに含まれる血合いの酸味も感じる。この二つの酸味によってスープ自体がシャープな印象を受け、飲み飽きしない構成になっているようだ。

厨房の位置が高く調理工程は見えないが、 厨房の構造上、麺線を揃える平ザルが使えずテボで湯切りをしていそうな感じの不揃いな麺のラインが、よそよそしく見えた原因なのかもしれない。そんな中細ストレート麺を箸でつまんでみると、加水率の低そうな軽めな手応えが伝わってくる。密度の粗い麺肌はスープを吸って茜色に薄化粧をしているように見える。食べる前からスープと麺の一体感が想像できる。

内麦を発信する店ならではの埼玉県産ハナマンテンを使用した麺は麺上げまで80秒ほどだろうか。箸先からは柔らかめの感覚が伝わってくるが、ハナマンテン特有のグルテンの強さを引き出すための計算なのだろう。いざ口に運ぶと予想どおりに口当たりは優しく舌触りも滑らかだ。しかし想像していたハナマンテンのグルテンの強さは無く期待していたモッチリした弾力は感じない。強力粉ならではのコシの強さが出てなく拍子抜けしてしまった。しかし小麦の旨みの濃さは、さすがに内麦のハナマンテンだと思った。噛むたびに焼きたてのパンのような香味に包まれる幸せを感じながら胃袋へと滑り込ませる。

具材はシンプルで、スライス仕立ての豚肩ロースのレアチャーシューが厚切り大判で液面を覆い隠す。熱々のスープから避難させておいたが、それでも加熱され美しいロゼ色を失っている部分もある。しかしソミュール液の漬け込みの良さが焼豚に明確に表れていて、生っぽさなど微塵もなく低温調理を熟知した仕上がりとなっていた。また厚切りならではの筋繊維を噛み切るの食感が贅沢な余韻を与えてくれる。

太メンマは出過ぎない味付けや心地よい歯応えと安定感こそあるが、やはり業務用の味付けメンマの感が否めず残念。

薬味は青ねぎの小口切りだが、蛇腹のように切れてなかったりするが手仕事感はある。企画モノに使われがちな業務用刻みネギを使用してないあたりは安心した。高級ねぎと言うわけではないが香りも高く食感も良かった。

中盤からも醤油が強めのスープだったが塩分は控えてありキレ味の良さがリードして、あっという間に丼の底が見えて見えていた。ハナマンテンの良さは今ひとつ分からなかったが、この麺なら他のスープとの相性も試してみたいと、人生初の店内連食も考えたが、思考に反してスープを完飲した胃袋は悲鳴を上げていたので、残念ながら断念した。

今回コラボの三店舗の中で未訪問の二店舗に興味が湧いてきた。どちらも自宅からは遠いが近いうちに行ってみたいと訪問意欲に火が着いた一杯でした。

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