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「油そば(¥600)」@東京麺珍亭本舗 鶴巻町店の写真20世紀の東京の油そばの店はほとんど全店制覇した油そば大ファンの私が10年くらい前に来て激怒した店。(こんな書き出しですみません。あとでフォローしますんで。) 
当時は油そばのメッカの一つ・東小金井から江古田に越したばかりで油そば欠乏症に陥っていた。
そんな私に早稲田にも油そばの店がある、との情報が入りすっ飛んで行ったのが麺珍亭。
汁そばなるラーメンもあったが、油そばを中心とした店ということでワクワクして行ったのを覚えている。
しかし当時の店に入ると、店内にはそこかしこに「油そばを美味しく食べない人:ラー油・酢をかけないで食べる人」などという大きなお世話の貼り紙が貼ってあった。 
ラー油・酢をかけないで食べると美味しくない→そのままでは美味しくないものを出してます。
デフォの味を自ら否定。 
その時点でかなりイラッと来てしまっていた(&不安)。
宝華にも珍々亭にもそんなポップは当然無い。
それだけではなく、美味しくないものを出しています、と堂々と宣し、「油そばを美味しく食べない人」などと上から目線で客にトンデモな指示を出す無神経さにはイライラを通り越して呆れ果ててしまった。 
実際出てきたものもお粗末なもので(こりゃ確かに美味しくないわい)、珍々亭や宝華ならラー油と酢を2~3回ずつ回しかければさらに美味しくなる油そばが、何と当時の麺珍亭では20回以上(当時は正確に数えたのだがさすがに10年経つと…。確か22か23回)回しかけなくては食べられなかった。
オーナーの油そばに対する未熟な考え(ラー油と酢をかけなきゃ不味くて構わない食いもん)が感じ取れたこと、また不味いものを食べさせられたことで店を出た後ひたすらムカムカしていたのが10年前だった。 

…などと昔を回顧してたら料理到着。

実は一年くらい前に来て味がまともになってたのは確認済み(あれで潰れなかったということは味変えたな、と思い店に入ったのです。)。 
かなり宝華に近い味わいになってたが… 

今日は珍々亭に近くなってた。 
ん~、どっちにしたいんだ?
まあいいや。美味くなってます。
もちろんオリジナルにかなうものではないが、十分に食べられる(私は宝華の「宝そば」が味ではベストです。)。 
ラー油と酢も各々3回ずつで済んだ。 
デフォで¥600大盛でも¥600なのは立派。
近辺に来てて油そばの気分になったら来ると思う。 
味を改善した努力は素晴らしい。こういう向上心、ありがたいです。


…でも今は自然に見える文体だが、やはり油そばが来たらすぐにラー油と酢を2-3回ずつ回しかけろ、と店内の目につくあらゆるところにビラが貼ってある。 
やはり宝華や珍々亭のように、デフォルトでも美味しい、ラー油と酢をかけたらまた別の味わいになって美味しい、というのが料理を出す側の取るべきスタンスではないだろうか。 
ラーメンで、「コショウと紅ショウガをかけて食べるべし」みたいな張り紙がしてあったらどうだろう。
それが一番美味いなら店側が事前にかけて出せ、ということにならないか。
いや、客の好みに合わせてかけて欲しいのだ、なんて言うなら「~すべし」みたいな文言はおかしいことになる。
好みに任せたなら、そこら辺の指示は大きなお世話ということにはならないか。
10年前からの矛盾は解消されていないようだ。
きっと油そばを初めて食べた御店主の心象が張り紙に結実してるんだろうけど、私は正解ではないと思う。
ぶっちゃけ料理を出す側の姿勢として0点以下だ。味にこだわる頑固者では決して無いぞ。
「当店の油そばはそのままでも十分に美味しいものですが、ラー油・酢を2-3回回しかけますと風味が変わってまた美味しく召し上がって頂けます」なんて口上はどうかな、ご店主?
結構、デフォでも美味くなってますし。
お店が、私たちはベストと信じる味を出してます!という心意気が欲しいのです。私は。


…なんてね、頭が堅い私は思うわけさ。

でも本当に美味しくなった。
よかったよかった。(ファンの方すみませんでした。10年前は本当に頭に来る店内ポップだったもので。正直に書いてダメということはないでしょ?麺珍亭のレビューを書くなら私にとっては避けて通れないことだったのです。)

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