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「海鮮わんたん麺(塩)」@らーめん 神田 磯野の写真 春分の日(20日)、朝からビール片手にソファーに陣取り、WBC日韓戦をTV観戦、極楽ですなぁ……束の間ですが。試合終了後、少し遅めの昼食に神田「磯野」へ。
 午前中の雨が嘘のようなポカポカ陽気、「磯野」も入口の引き戸を開け放って営業中。オープン当初から「海鮮わんたん麺」はメニューにありましたが、スープはすべて「醤油」だったために、少し躊躇しておりました。しかし、その後「塩」もメニューに加わり、「海鮮わんたん麺」も醤油か塩を選べるように。早速、入口右手の券売機で「海鮮わんたん麺(醤油・塩)」(1100円)をポチッとな。ご主人に食券を渡す際に、「塩」を指定。
 雲呑は、注文を受けてから一つ一つ丁寧に作成、餡の素材のフレッシュさがうかがえます。ちょっとイチローのような風貌で、ストイックな雰囲気をもつ若きご主人、黙々と雲呑を作るその姿から伝わる、キリリとした緊張感……平笊を使った麺湯切りも実に丁寧、ここまで真剣に作られた一杯が、不味かろうはずがありません。
 では、スープを一口……もともと、名古屋コーチンの丸鶏、かすみ鴨、鴨もみじなどが醸し出す、独特な鶏の風味が特徴でしたが、今日はなぜか豚骨清湯の硬質な旨みが勝っており、カッチリとした味わいの動物系。これに、昆布主体の魚介系がジンワリ旨みをにじませ、キレのあるスッキリとした味わいに仕上がっています。
 麺は、中太の平打ちストレートで、レギュラーの「醤油」とは麺を変えています。少し柔らかめのゆで加減で、ヒラヒラと口の中で舞うようなしなやかな食感、非常に軽い歯切れと淡白な甘みで、明らかに雲呑とのバランスを意識した仕上げ。
 そして、その雲呑ですが、これがなんとも美味い。白身魚、エビのすり身に貝柱を加えたという餡は、噛むほどに旨みが広がり、口の中でスープの旨みとシナジーして、深く豊かに味わいを膨らませます……さらに、チャーシュー、メンマなど、脇役も実力派ぞろい。チャーシューは全体的にしっとりした食感、ほんのりと生姜を効かせながらシッカリ味付けて、脂身もジューシー。メンマもパリッとした仕上がりで、実に風味の良いもの。この具材二点、明らかに前回訪問時よりレベルアップしています。
 ―――まさにこの雲呑を中心に、味・食感のすべてが組み立てられているといっても、過言ではない一品。雲呑を口にした瞬間、スープ・麺に張られた「伏線」の謎が氷解し、ドラマはクライマックスを迎えます。ただし……やはりスープの動物系は、この店本来の「鶏」主体の方が「伏線」としては効果的じゃないかな。ブレかも知れませんが……この点が、今回私の中で唯一解けなかった「謎」でした。

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コメント

私も今日行ってきました。海鮮ワンタンは相変わらず魚・海老の甘みがあって美味しいですね。御茶ノ水の「こうや」やたんたん亭のワンタンとはまた違った魅力があります。

みかん | 2009年4月7日 22:53