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房州らーめんで食べた後、野島崎灯台周りの遊歩道を歩いて腹ごなし(一応、「朝日と夕日の見えるベンチ」まで行って座ってきました)、らぁ麺三軒屋 岬本店を次の候補にしていたのだが外房を延々と戻るのも気が進まず、内房をのんびり行って昼のピークを外し、梅乃家が行列してなければ寄ってみようかということに。「名物に旨いものなし」私も麺友さんも、正直、味に対する期待はなく、ラーメン博物史的な意味で一度食べておいても良いかな程度だったので少しでも並びがあればスルーしたのだが、14時前に着くと店内ちょうど満席で並びはなく、すぐに注文して着席した。その後まもなく並びが出たので巡り合わせが良かったのかも知れない。10分強待って配膳。小さな丼に決壊寸前までスープを注ぐため、運ぶ最中に盆の上でこぼれ、テーブルに置く時にまたこぼれる。それを無造作に布巾で拭ったところにレンゲが裸で置かれるが、白い筈のレンゲが既に醤油色に染まっているのは長年の間にこびり付いたのか、それとも…と追求すると食べられなくなりそうなので、頭をガテン系食堂モードに切り替える。昭和29年創業の漁師町の大衆食堂で現代の衛生観念を振り回しても詮無い、テーブルに決壊するスープと脂をおしぼりで拭いながら食べるのはマルジで慣れているし、レンゲの提供があるだけ二郎よりマシじゃないか...さて、お味の方。事前学習を殆どしておらず、乾麺が即席麺みたいだとか、スープは出汁を取っていないだとかの先入観なしに戴いたのが良かったのかもしれないが、ジャンクな大衆食たるラーメンの原点にあったであろう衝撃力の強さにすっかり打ちのめされてしまった。長く欧米に住んで久しぶりに成田に戻ると醤油臭いと感じるくらい、醤油という調味料は日本人と風土に染みこんだ特別な存在だが、その醤油の味香りをこれほどシンプルに前面に出した料理も珍しい。しかも、この醤油味には、豚肉を煮込んだときの脂と旨味が溶け出しているだけでなく、薬味玉葱の辛さと甘さ、ニンニク様の匂いを与えられて、マイルドさ・膨らみ・味わい深さすら備えているかのように偽装?している。細縮れの乾麺は最初こそ違和感があるが、スープを吸って伸びてくると不思議にマッチした印象に変わり、最後にはコレっきゃないでしょ!となる。そして、醤油の濃く香ばしい味が三枚肉に染みた絶品チャーシューの圧倒的なボリューム。600円のベーシックなラーメンでは唯一無二の質と量だろう。こりゃあ一度食べたら癖になるなあ、地元客を長年虜にしてきたのも当然だなあ、というのが素直な感想である。90点。薬味込みで650円のCPを評価したが、肉を大量に食べられる健啖家にはチャーシュー麺+薬味750円が更にオススメ。食べきれなくて残したチャーシューはビニール袋に入れて持ち帰れるので、別売りの梅割りを買って帰って、家で晩酌のお供にするのも良いかも。(現に、チャーシュー麺を頼んだ麺友さんはそうしていた)なお、帰宅後レビを書くために調べて分かったのだが、味のキーになっている醤油は地元富津の(有)宮醤油店のものだそうで、今回の千葉ラーメン行脚で同じ90点を付けた花キッチンと偶然にも同じ仕入先である。もしかして、私の駄舌が惹かれたのはラーメンではなく、宮醤油店「たまさ醤油」なのかも???
房州らーめんで食べた後、野島崎灯台周りの遊歩道を歩いて腹ごなし(一応、「朝日と夕日の見えるベンチ」
まで行って座ってきました)、らぁ麺三軒屋 岬本店を次の候補にしていたのだが外房を延々と戻るのも気が進まず、
内房をのんびり行って昼のピークを外し、梅乃家が行列してなければ寄ってみようかということに。
「名物に旨いものなし」私も麺友さんも、正直、味に対する期待はなく、ラーメン博物史的な意味で一度食べて
おいても良いかな程度だったので少しでも並びがあればスルーしたのだが、14時前に着くと店内ちょうど満席で
並びはなく、すぐに注文して着席した。その後まもなく並びが出たので巡り合わせが良かったのかも知れない。
10分強待って配膳。小さな丼に決壊寸前までスープを注ぐため、運ぶ最中に盆の上でこぼれ、テーブルに置く時
にまたこぼれる。それを無造作に布巾で拭ったところにレンゲが裸で置かれるが、白い筈のレンゲが既に醤油色
に染まっているのは長年の間にこびり付いたのか、それとも…と追求すると食べられなくなりそうなので、頭を
ガテン系食堂モードに切り替える。昭和29年創業の漁師町の大衆食堂で現代の衛生観念を振り回しても詮無い、
テーブルに決壊するスープと脂をおしぼりで拭いながら食べるのはマルジで慣れているし、レンゲの提供がある
だけ二郎よりマシじゃないか...
さて、お味の方。事前学習を殆どしておらず、乾麺が即席麺みたいだとか、スープは出汁を取っていないだとか
の先入観なしに戴いたのが良かったのかもしれないが、ジャンクな大衆食たるラーメンの原点にあったであろう
衝撃力の強さにすっかり打ちのめされてしまった。長く欧米に住んで久しぶりに成田に戻ると醤油臭いと感じる
くらい、醤油という調味料は日本人と風土に染みこんだ特別な存在だが、その醤油の味香りをこれほどシンプル
に前面に出した料理も珍しい。しかも、この醤油味には、豚肉を煮込んだときの脂と旨味が溶け出しているだけ
でなく、薬味玉葱の辛さと甘さ、ニンニク様の匂いを与えられて、マイルドさ・膨らみ・味わい深さすら備えて
いるかのように偽装?している。細縮れの乾麺は最初こそ違和感があるが、スープを吸って伸びてくると不思議
にマッチした印象に変わり、最後にはコレっきゃないでしょ!となる。そして、醤油の濃く香ばしい味が三枚肉
に染みた絶品チャーシューの圧倒的なボリューム。600円のベーシックなラーメンでは唯一無二の質と量だろう。
こりゃあ一度食べたら癖になるなあ、地元客を長年虜にしてきたのも当然だなあ、というのが素直な感想である。
90点。薬味込みで650円のCPを評価したが、肉を大量に食べられる健啖家にはチャーシュー麺+薬味750円
が更にオススメ。食べきれなくて残したチャーシューはビニール袋に入れて持ち帰れるので、別売りの梅割りを
買って帰って、家で晩酌のお供にするのも良いかも。(現に、チャーシュー麺を頼んだ麺友さんはそうしていた)
なお、帰宅後レビを書くために調べて分かったのだが、味のキーになっている醤油は地元富津の(有)宮醤油店
のものだそうで、今回の千葉ラーメン行脚で同じ90点を付けた花キッチンと偶然にも同じ仕入先である。
もしかして、私の駄舌が惹かれたのはラーメンではなく、宮醤油店「たまさ醤油」なのかも???