なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
73

「味玉ら麺」@麺屋 桑田の写真 月曜昼(9日)、面白い店があると聞きつけ、池袋駅から明治通りを南へ。「麺屋 桑田」は、通りから10mほど引っ込んだ場所にありました。
 「桑田」とは、元ジャイアンツのあばた顔の方ではなく、「サザン」の方。看板にはギターが張り付けてあり、木製の窓格子もギター型にくりぬいてあるという、結構凝った店構え(店舗写真参照)。狙いは「茶山(サザン)つけ麺」でしたが、「火・木・土限定」とのことで、残念無念。ま、ネット上のレビューもこのメニューに集中していますので、今回はレギュラーでいってみますか……券売機は入口左手、「味玉ら麺」(750円)をポチッとな。BGMのサザン・桑田の熱唱を聞きながら待つこと4分で、丼到着。
 では、スープを一口……なんか、独特の風味のあるスープですな。カウンターには随分詳しい能書きが用意されており、それによれば「豚コツ・鶏ガラ・魚介の3種類のスープを別々に炊き、その場でメニューに合わせてブレンド」しているとのこと。正直言って、そこまでこだわっている割には旨みのシナジーはおとなしめで、むしろ「かめびし醤油」使用というカエシの風味が際立っています。スープに充満するシックでステディなこの風味、最初は隠し味に黒糖かコーヒーを使っているのかと思いましたが、この聞きなれぬ醤油のなせるワザか。さらに、香味油は「しじみ、ほたて」で香り付けしてあるそうですが、それら風味も混じり合うのか、ちょっと「難解」なスープです。
 麺は、やや細めの中太ストレート。自家製麺で「香川直送のうどん用の小麦粉」使用だそうですが、スキッと透き通るような甘みに硬質な歯切れ、「十割蕎麦」のような食感ですな。ただし、「ムード」タップリのスープに対しては、ちょっと「シレッ」とし過ぎの感があり、こういうスタイルなら、むしろ「塩」に合うのかもしれません。
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔・ネギに味玉。味玉の黄身とメンマ、そしてチャーシューからも、なにやら独特な風味が感じられます。これも例の醤油なのかな……少なくともチャーシューに関しては、この個性的なスープによく合うことから、きっとそうなんでしょう。事実能書きでは、チャーシューは醤油系・塩系とスープに合わせて2種を用意しているとのこと。こういう店が欲しいとかねがね思っておりましたが、まさか本当にやる店があるとは……ちょっと驚き。
 ―――なんとも強烈な「コダワリ」を感じさせる一品。複雑に仕掛けられた「伏線」が、謎また謎を呼ぶサスペンス・ドラマのようですが……ラーメンを食べきる10分ほどの時間で謎を解くには、ちょっと「難解」過ぎるかな。非常なる思い入れは理解できますが、短時間で食べきるこの料理には、もう少し「シンプル」なメッセージが必要なような……初期のサザンがそうであったように。しかし、このスタイルならむしろ「塩」の方が面白そう。もう一度、訪ねてみたいと思います。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。