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「特製茶山つけ麺+小ライス」@麺屋 桑田の写真中華そば 多賀野くわいなど、
サザンオールスターズを店内に流し続けるお店がありますが、
店名やメニュー名にまで採用してしまったお店は初めてです。
さて、どんなお店、どんな一杯なのか、
確かめてみたくて、やってまいりました。

その名も麺屋「桑田」の「茶山(サザン)つけ麺」。
「茶山(サザン)」とは、桑田圭祐氏の幼馴染の営む茶商・「小林園」のオリジナル茶。
粉茶と抹茶のようで、これが麺皿に大匙山盛り一杯ほど盛られています。
卓上の御奨めの食べ方に従って、
まずこれを麺に塗して一口食べ、後は麺に塗したのち、浸け汁に潜らせながらいただきます。

麺はツルンとした細めの中太麺、「小麦の味とお茶のハーモニーが楽しめる」と書いてありますが、
啜り込んで一呼吸置いた後、やはりまずはお茶の香りがブワッと来て、
そのあとに、お茶の濃い風味の影になるような感じで麺の風味がきます。
抹茶の青甘い風味とやや香ばしいような風味、麺の風味は穏やかです。

続いて、浸け汁に浸しながら通常のつけ麺としていただいていきますが、
麺肌が滑らかで、喉越しもよく、ほどほどにコシもあるのですが、
その滑らかさがやや過度であるがゆえに、若干軟く感じるのが残念。
浸け汁の動物質はかなりおとなしく、塩味もあまり強くないので、
かなり薄く感じてしまいます。
上品で穏やかな曲調ながら、サビの盛り上がりにはやや欠けるトーンは、
サザンの曲で喩えるならば、「Ya Ya (あの時代を忘れない)」あるいは「愛の言霊」ですね。

この段階では、後の楽しみのために、なるべくお茶粉を汁で洗うように食べておきます。

特製の具材は、チャーシュー3枚、多めの海苔、笹蒲鉾、メンマ、味玉、
ロールタイプでサクッとしたチャーシューは、意外に肉の旨味も繊維から感じられますが、
もともとやや温度低めの浸け汁をさらに冷やしてしまうのが、やや残念。
かなり液状ゲルの卵黄の味玉は、味付け控えめながら美味しいです。

シングル曲というより、アルバムの中の一曲という感じの一杯は、若干の欲求不満を残します。
この麺なら、どうしても絡みをよくするとか、味付けを濃くしたりしないとバランスがとれません。
ここまでなら、点数をどうするか、かなり迷うところでしたが
〆にライスを頼んで、「お茶漬け」にしてみたら、これが美味しかった!

浸け汁に、もともと自慢の「お茶」が溶け込んでいるわけですから、
「お茶漬けのお茶」として美味くないはずがない。
ライス投入で、若干、温度が戻ったせいもあるでしょう。
サラサラッと御飯を掻き込む、舌の上を、お茶の甘味と旨味が川の流れとなって、
さほどしつこくない動物質の出汁で増幅されて流れていく快感。
きっと、お店側が食べさせたかったのはこれなんでしょうね。
食後に、たしかに湘南の風が吹いたようでしたよ。
BGMには、「Bye Bye My Love (U are the one)」が聴こえたようでした。

というわけで、ラストのお茶漬けによって、帳尻を合わせた格好になりましたが、
塩つけ麺としての物足らなさを感じたのは事実。
お茶の味を楽しませるというコンセプトは、わかった気がしますが、
お茶の良さを堪能させたいなら、もう少しストレートな演出の方がよいのでは?
すでに麺屋 利休さんあたりが実行に移していると聞きますが
(限定としては、麺や 庄のさんも実践済み)、
お茶の使い方如何では面白いものができる予感もします。

もう一方の武器である、こだわりの醤油を使ったものも試してみたいところではあります。


立地がややわかりにくいせいか、客の入りはまだまだといった感じですが、
近所の方でしょうか、既に常連さんのような方もいらっしゃるようです。
店員さん3名で切り盛り、やけにみんな明るいです。
近所の常連さんや、サザン好きのお客さんで賑わうお店になっていかれることをお祈りします。

投稿(更新) | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんばんは。
 かのうさんのレビュに引かれてこちら訪問優先店です。

 桑田って>店名やメニュー名にまで採用してしまったお店は初めてです
 なんですか。茶山もサザンですか?

 私、サザンが苦手でして(長男は好きなんですが)、でも味が良ければ関係ないです。
 
 >啜り込んで一呼吸置いた後、やはりまずはお茶の香りがブワッと来て、
 お茶をスープに使っている様子です。利休さんは隠し味的にそばの実など和風を重点に
 置いて作られていますが、こちらは中間点?
 
 

もなもな | 2009年11月25日 18:55

さま、
茶山=サザンです。かなりこじ付けっぽいですw
苦手なんですか....。
桑田さん、天才だと思いますよ。あ、ミュージシャンの方ね。
麺屋の方は、正直、もう一味欲しいところです。
お茶は隠し味というより、そのものズバリ。
味づくりの賜物というより、お茶そのものが偉い。
お茶を料理の中に巧く溶け込ませ、一体化させたものを今後期待したいですね。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2009年11月26日 01:01

こちらはつけ麺よりラーメンの店なんだろうと思います。
ただ、ラーメンはお茶を使用しているわけではないみたいですが。
まぁでも、お茶をダイレクトに使用すれば、そりゃあお茶の香りはしますわな。
かと言って、隠し味的に使うとかえって弱くなりそうですし。
そのあたりの加減が難しいのは事実でしょうね。
とりあえず、自分はラーメンから食べてみようと思ってます。
あとやっぱり、場所は難点でしょうね。
明治通りからはパッと見わかりませんしw

corey(活動終了) | 2009年11月27日 01:54

corey(活動終了)さま、
はい、多分、ラーメンを食べるべきお店ですね。
最近は、麺の使い方で、少しそういうことが分かるようになった気がします。
お茶については、ストレートなり、隠し味なり、
いろんな使い方を試すお店が出てくれば、自ずと理想の使い方が見えてくるはず。
それにしても、脇道に置いておくには勿体ない店舗外観のルックスです。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2009年11月27日 13:26