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「江戸前味噌・野菜らーめん」@江戸前味噌らーめん 麺場 田所商店の写真 数日前の夏日が嘘のように冷え込んだ金曜日(23日)、パラつく小雨の中を門前仲町へ。
 お目当ての店にフラれ、仕方なくつけ麺でも食べに「つけ麺 紫匠乃 門前仲町店」へ向かいますと……あれ、隣のラーメン店が別の店になっていますな。店の名前は「田所商店」、メニューをみれば味噌ばかり、東西線沿線で食べ歩いていた私には、市川バイパス沿いのお店の系列だとすぐわかりました。
 メニューは「江戸前味噌」「北海道味噌」「九州麦味噌」の3系統ですが、入口横の口上を読むと、江戸味噌系が主力であることが分かります。券売機は入口左手、「江戸前味噌・野菜らーめん」(800円)をポチッとな。
 カウンター位置が高いため、厨房の製造工程が良く見えます。野菜はいったんゆでた後に中華鍋でサッと炒めており、スープ・油・味噌は別の中華鍋の中で合体。しかし、野菜とスープは丼で初めて合わせるという……ま、いろんな製法があるようで。丼は約5分で到着。
 比較的シンプルな白味噌スープの上に、モヤシ・キャベツ・ニンジンなど炒め野菜がゴッソリのって、さらに肉味噌、揚げネギがコンモリ盛られ、海苔はデカいはアサリも散るわで、なんともド派手な丼姿。味噌は永代橋「ちくま味噌の江戸甘味噌」使用とのことですが、コレがなかなかイケる。スキッとシンプルな甘みにやや強めの塩加減がキレを加え、かなり強めの麹の風味が、全体にほんのりと「まろみ」を加えるという……それぞれの味がさりげなく調和して、野暮なトガり・弛みのない、「締まった」味です。
 しかし、問題は具材の方で、それぞれ単体の味わいは悪くありませんが、揚げネギの甘さが味噌の甘さをボヤかして、野菜の水分がスープのキレを鈍らせ、肉味噌の派手な味が麹の風味を損ねる上に、海苔とアサリが味の焦点を鈍らせて、全体の味の「締まり」を「弛緩」させます……具材を足せば足すほど味噌の「足」を引っ張るという、「負のスパイラル」。中太縮れの麺も、存在感があるのは序盤だけで、あとは急激にダレていきますな。
 ―――吹け上がりの鋭いエンジンをかかえたレーサーバイクに、背モタレだの泥ヨケだの無節操にアクセサリーを追加した挙句、結局何が何だか分からない存在に落としめてしまったような……そんな「足し算」の悪夢。こんな小粋な味噌を使いながら、実にもったいない話ですな。かつてこの場所にあった「ラーメン専門 みすじ」は、シンプルなるが故にスープの欠点をカバーしきれず、今度のお店はゴージャスなるが故にスープの長所が覆い隠される……どうやらこの場所、「鬼門」のようですな。

#ギョーザ用の卓上辣油を加えると、少し味が「締まり」ます。お試しあれ。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんばんは。

おっと新店舗ですね!此方は狙っていますよ~
麺場 田所商店 行徳店」で食べた「北海道味噌ラーメン」はかなり旨かった印象があります。
ただ酔っ払っていた為、素面でもう一度と思っていました。
フムフム、このメニューはバランスが悪いようですね~
いっそ「素ラーメン」の方が美味しく頂けるかも知れませんね。
先ずは「北海道味噌ラーメン」から食べてみます。。。

ぽんたくん | 2010年4月29日 22:20