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「醤油らーめん」@横浜家系 神田家の写真 アホな仕事につき合わされ、ヘトヘトに疲れた金曜日(21日)、帰り道フラリと神田「神田家」へ。
 黒いテントに黄色い文字で店名が大書されていますが、夜闇にまぎれて良く見えず、黄色い提灯を目印にするしかありません。店前の路地に小さな金属パイプ棚を出し、券売機が無造作に置かれています。雨が降ったらどうするのやら……とりあえず、「醤油らーめん」(700円)をポチッとな。大盛り無料ですが、並盛の「かため・少なめ」でオーダー。
 8席のみのL字カウンター、店内は結構狭く、路地側の席の後ろは通行不可。客席の狭さの割に厨房は広く、家系の店らしく酒井製麺の麺箱が積まれています。麺ゆではテボを使わず、タップリのお湯に麺を泳がせ、平笊でシッカリ湯切り。「川崎家」で10年修業したというご主人、なかなか年季の入った手際です。丼は約6分で到着。
 では、スープを一口……うん、実に「スマート」。かなりカエシが強めですが、醤油が実にまろやかで、味わいにカド張ったところがありません。豚骨もスッキリした飲み口ですが十分なコク、鶏油の香りもスッキリと、イヤミな風味も一切なし。カエシに含ませたケミカルで、かなり旨みが強調されていますが、これで家系特有の塩分がケバ立ってこないところが、ある意味不思議。
 麺は、家系特有の太麺ストレート。「かため」指定でしたが他店では「普通」程度のゆで加減、しかしこのスープにはむしろ柔らかめの麺の方が合うようで、結果オーライ。それよりも、酒井製麺特有のスッキリした甘さが、このスッキリしたスープに合うのかと訝りましたが……これが合う。麺と出会うことで、スープの醤油・塩分、豚骨のコクがかえって際立ってくるような、なんとも不思議な「化学反応」。
 具材は、チャーシュー、ホウレン草、ネギに海苔という「家系仕様」。ホウレン草の風味・食感にはかなり気が遣っているようで、スープ・麺との相性が実にいい。思わずホウレン草を追加したくなるようなお店は、スープ・麺もまず間違いない、個人的には経験がそう教えますが……ちなみに、卓上の「無口臭にんにく」「からしみそ」もキッチリしたクォリティ、後半の投入をおススメします。
 ―――「家系でカエシを強めてバランスさせる」というのは、実は矛盾をはらんだ命題なのかも。イノシン酸に偏った旨み構成、旨みの幅を出すためケミカルに頼りがちですが、旨みを強めた上でカエシを強めると、家系独特の塩分に「カド」が立ってしまう。ソイツをカバーするために、また豚骨を濃くするという……そんな濃さと濃さの「スパイラル」。そんな陥穽にも陥らず、安定した美味さを感じさせるこの一杯のバランスは、ある意味「驚異的」と言えるかも。おそらく、その「魔法の力」の一端は、「醤油」自体に宿っていると思われますが……さて、どんな一品を使っておられるのやら。

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