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「煮干しの塩玉そば」@塩そば 桑ばらの写真 日曜から引き続きの、雨がそぼ降る月曜日(24日)。こういう日に仕事でアチコチ外出するのは、正直気が滅入りますが……さらに、目指した新店の定休日に、現地で気付いてまた落胆。傷心のまま、近場の「まるきゅう」へシケ込みました。
 券売機の掲示を見ると、またしても月曜は実験メニューで、「煮干しの塩そば」のみの営業とのこと。半ば投げやりに、「塩玉そば」(800円)のボタンをポチッとな。有名店ゆえ、本題。
 まずスープですが、そもそも初訪した際も「実験営業」でしたので、レギュラー・スープとの違いを上手く説明できませんが……ベースは旨みの充満した鶏白湯で、これに煮干し出汁と節粉を合わせています。スタイルとバランスは「風雲児」に近いもの、カエシでコクを深めた鶏白湯があくまで主体で、煮干しとカツオ節で風味をデコレートするスタイルですが……「風雲児」の良い点と悪い点が、そのまま再現されています。個人的な意見ですが、鶏白湯と煮干しは基本的に合わない。それをどう克服するかが問題の「本質」なのですが、煮干し出汁のクォリティとバランスで解決すべく、ひたすら「あがいて」いるような、そんな印象……しかし逆に言えば、過去に他店が到達した「地平」に肉薄しており、「最先端」ゆえの贅沢な悩みとも言えましょう。実際のところ、非常に美味。
 麺は、丸い断面の中太ストレート。多加水麺の多い昨今では、加水率低めといえる一品で、ポクポクと軽快な歯切れが実に心地いい。さらに甘み・風味も豊かなもので、濃厚ながらコラーゲン由来のサラサラ感もあわせ持つこのスープとは、まずは最良の組み合わせですが……ただし、従来の「常識」の範囲内。地平線の先に歩を進めるには、もっと違った発想が必要な気がします……例えば、大阪「煮干しらーめん 三代目 玉五郎 梅田第三ビル店」のやり方とか。
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔とネギに、味玉。バラ肉・チャーシューは、シッカリ煮込んで豚臭さを飛ばし、味付けも程よいもの。どうしてもそういう目で見てしまうのですが……どこか「風雲児」のチャーシューの味、食感に似ています(あちらはロールですが)。メンマ、味玉にも、特に主張は感じられません。
 ―――本日限りの実験的作品ですので、そういった意味では皆さんに伝えるべき情報も限られますが……「風雲児」が達した地平に、この店も到達可能であることを示した一杯。しかしこれほどの店でありながら、さらに一歩進めて味の「フロンティア」を示す「アイディア」がなかったことは、残念至極……「So What ?」。マイルス・デイビス流にそう問うてみたい、「Kind of Blue」なオジさんなのでした。

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