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2023年6月11日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区四谷三丁目

【一条流中華そば智颯】夜の100+Ver.2

2022/4/24、創業者である家元(一条安雪氏)引退により「一条流がんこラーメン 総本家」から店名変更、「一条流がんこ総本家分家四谷荒木町」となって1年ちょっと。今は、店主が後藤さん、サブとして小池さん、手伝いの奥野さんがたまに参加。昨年末にも来ているが、今回は本来定休日である木曜にやってきた。木曜はサブの小池さんが店長となり「一条流中華そば智颯(ちそう)」として営業している。小池さんは静岡出身でいずれ静岡に戻り、「一条流がんこ」を静岡にオープンさせる予定と聞いている。最近だと系列の新店は立川以来になるのかな。それもまた楽しみだ。その前に食べておかないと、と思ったのだ。
日によるかもしれないが、木曜の方が人気が高い日もあると聞いている。
この日は、9時38分着で17番目。なかなかの人気。本来、10時開店だが9時45分に開店。こういうのは嬉しいし、ありがたい。ラーメンが出てきたのが10時19分。二人体制だったが提供速度も悪くない。
この日のメニューは「夜の100+Ver.2」1200円と「チソウ中華」1100円で前者にした。
まず「100」というのは、醤油ダレ無しのスープ。「八五」(東銀座)や古くは「ラーメンゼロ」(不動前→表参道)などの手法。「夜の100」というのは夜営業をイメージした味。動物系や普段使用しない材料を追加し、旨味の層を分厚くした物。(四谷では夜の営業はできない)「+」は家元の手法に小池さん自己流のアレンジを加えたもの。
この日の「夜の100+Ver.2」は、野菜を除いて鰹節や秋刀魚節を加えている。
確かに以前食べた100よりも複雑な味がした。がんこizmをしっかり受け継いだ個性的な味わいに満足。しかも、味濃いめのようだったが、そんなに食後の水を必要とせず、意外とスッキリしていたのが印象的。悪魔肉がおいしいのはもちろん、チャーシューが予想以上においしかった。いやはや、静岡独立時が楽しみである。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。