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「特製中華蕎麦」@中華蕎麦 はるの写真外観は清楚で可愛らしいのですが、質素な佇まいで風景に溶け込みとても探しづらかったです(笑)
鰻屋さんが隣にありどうもそちらにばかり目が行ってしまって、交差点で店の向かい岸を数分ウロウロと探す始末。目の前にあるのに気付いてビックリしました。

店内は白と木を基調とした清楚な造りでBGMはラジオ、そして店主はコックコート!久々ですね…真っ白なコックコートで本気さが感じられます。
手には中華包丁!葱を切るにも中華包丁!しかし動きは静かで丁寧かつ慎重。
これは…食べる前に期待し過ぎてハードルがガンガン上がります(笑)

「特製中華蕎麦」を注文し待っていると、鶏と醤油の香りが凄く漂ってきます。
内心、「これ以上ハードルを上げさせないで下さい!冷静に食べられないですよ!!」などと思いつつ、配膳されるとその心配は一瞬で何処へやら…。
実は今まで見てきた写真はどれも見応えがあまり無く、盛付けにも魅力を感じなかったのです。それが実物はどうですか!?
彼処や其処の有名店と遜色無い美しさじゃないですか!?

ハァハァ、ちょっと熱くなり過ぎて食べる前に書き過ぎました…。
まぁいただく前にそれくらいのドラマがあってこそのラーメン探訪。
では、いっただっきまーすッ!!

スープは香り通りの鶏全開で醤油もキレッキレ!
出汁は鶏の旨味もコクも独特の香りさえも上品に纏め上げ、タレは醤油や乾物等の旨味もあるような…魚介は私には殆ど感じないに等しかったですね。
塩気はキツい程ではないにしろなかなか利いてます、なので食中にやや喉は渇くかなといった具合。私はこれくらいまでが許容範囲です。
うーん、これは日本酒に合う手合いですね…。

麺は全粒粉入りの細ストレートで、私の記憶では近隣のあのお店と近いなと思いました。
「蕎麦は蕎麦だろ?中華蕎麦って…」と思っていましだが、蕎麦と書きたくなるのは解る麺。
ややもそっとしていながらもすすって良し噛んで良し、スープとも合った味で最後まで美味しくいただけました。

具は、チャーシュー・筍・チンゲン菜・白髪葱・かいわれ大根・有明産海苔・味玉。
チャーシューは三種、低温調理肩ロースとバラの煮豚と鶏むね肉。最近流行りの厚めに切られた低温調理チャーシューは私の大好物、柔らかいし美味しい。欲を言えば八角や黒胡椒等の香り等で個性を出すと更に最高かなと思いました。煮豚もタレの味が良く美味しいし、鶏も柔らかくてふくふくでどれもスープと合います。
筍は麺麻の役割で、写真を見ていた時は違和感を覚えましたが甘めの味もスープと合っていて良い具でした。
チンゲン菜は油で色止めがしっかりとされていて、仕事の丁寧さが窺えます。青臭さとほろ苦さが良いアクセントになり、スープを味わう際にも大人の少しビターな味わいを持たせていて、見た目よりこの一杯の中で良い仕事をしているなと思いました!
白髪葱とかいわれ大根は、チャーシューと食べても良し麺に絡めても良しと大活躍。こちらのチャーシューは味がシンプルだったので、私はチャーシューと一緒に薬味としていただくのが好みでした。
有明産海苔は、もう見た目から何か普通の海苔とは違うな…という光沢と雰囲気があります。海苔の間に香味油が付けてあった様でしたが、海苔の味が濃かったのでその風味は感じ取れませんでした。
味玉は色がかなり濃く、食べてみると中まで味が浸透したゼリー状でした!このタイプが一番好きな上に、スープも鶏が主軸なので合わない訳が無いですね。ここ最近で食べた味玉の中で一番美味しかったです。

味を総合して、『見た目は没個性型、しかし細部まで仕事がなされて丁寧に作られた個性的鶏醤油ラーメン。』だと思いました!
無化調醤油ラーメンは今やあちこちで見掛けますが、こちらはその中でも確かな個性を持った味だと思いましたし、お店に入ってから出るまでの全てがとても満足出来る内容でした。
ただ私も画像撮ってみて思ったのですが、低温調理チャーシューはもう少し手前側の目立つところに盛付けても良いのでは?と思いました。あの肉がしっかりと見えるだけで第一印象が全く変わると思うのです。
あとBGMのラジオも悪くは無いのですが、やはり下世話なトークもあるのがラジオ番組。この一杯には邪魔なトークだなぁ…と。
店内の雰囲気がとても落ち着くので、音楽も何か「これ!」というものをチョイスいただくと更に魅力的で印象深いお店になるかなと。

とか色々言ってしまうのも、一回の訪問で凄く好きになれたからです(笑)
全メニュー食べに来ます!

御馳走様でした!

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 31件

コメント

おっしゃる通り、最近は旨味調味料を使わない店が破竹の勢いで増えています。
おいらは行くたびに思うのですが「これは旨味調味料不使用が目的になっちゃってないか?」と感じる事が多々あります。味の組み立てや具の作り込みに必然性を感じないんです。前提条件がおかしくなってしまっている。

しかしながら、この一杯はそんな雰囲気を感じませんね。
研究も然ることながら、素材の旨味を採る技術や、その相乗効果を良くご存知なのでしょう。
場所柄、なかなか用事の作れないエリアではありますが、機会を得て足を運んでみたい一軒です。

Dr.KOTO | 2017年5月21日 10:36

KOTOさん
いつも読んでいただきありがとうございます!
私もいつも調理する際には無化調で何でも作ります。ただ無化調なだけが取り柄で、しかも味はあまり良くなくて素材の良さだけを謳っているくらいなら化学調味料を使えば?と思う事もありますね。結果そういう方は化学調味料を使っても駄目な場合が多いたは思いますが…。
無化調でも作り方で旨味はいくらでも重厚に出来ますし、結果その一杯の中のバランスが「商品」だと思いますね。
私がラーメンに拘るのは、「提供時から全てがスープに浸かっている」という制限の中で全てのバランスの調和が試されるというところに有ります。
色んな料理の手法を駆使し、日夜己の至高の一杯の完成に人生を懸ける姿に感動を覚えるからです。
それでもずっと「完成」には至らないのが、これまた切なくもあり美しいと思っています。

雨垂 伊砂 | 2017年5月21日 11:11